移動制限がなくなり団体でのイベントも増えてきた2024年は、社員旅行を計画している企業さんが多いのではないでしょうか?大型バスを利用した団体旅行は、多くの仲間と楽しい時間を共有できる一方で、長時間座り続けることで疲労を感じてしまうこともあります。そこで今回は、バス手配サービスのバス旅ねっとが、社員旅行で大型バスを利用する際に、快適な移動を実現するための10の秘策をご紹介します。
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大型バス移動が快適になる持ち物リストは?
観光バスの装備を備えた大型バスは長時間移動に適していますが、さらに快適に長時間移動するためには、サポートアイテムが欠かせません。社員旅行参加時には、これらを持参することをおすすめします。
- ネックピロー
首を固定できるので、寝る時はもちろん安静時にも首の負担を軽減し、リラックスした姿勢をキープできます。 - アイマスクや耳栓
車内で睡眠を取りたい場合は、周りの光や音を遮断し、安眠できる状態を作りましょう。 - 使い捨てカイロ
冷え性の方は冬だけでなく夏の冷房対策に温かいカイロをどうぞ。暑がりの方は逆に冷却グッズが必要ですね。 - ウェットティッシュ
飲食時に手や顔を拭い清潔を保ちましょう。濡れているとティッシュよりも何かと便利です。 - 飲み物
観光バスには冷蔵庫が搭載されています。こまめな水分補給のために各自でも持ち歩きましょう。 - 軽食
貸切バス車内では基本的に飲食OKですが、溶けたり割れて粉が出るような食べ物は避けましょう。 - モバイルバッテリーや充電ケーブル
貸切バスオプションにUSB電源やAC電源搭載車を選ぶこともできますが、各自で持っておきましょう。
バス車内に適した服装は?
バス車内は空調が効いていますが、心地の良い気温には個人差があるため、各自で調整できるようにしておきましょう。
- 圧迫しない服装
ベルトや下着の締付けは車酔いを誘発しやすいので、ゆったりした服装がおすすめです。 - シワになりにくい服装
座っている時間が長いため、綿・麻・レーヨンなどシワになりやすい素材は避けましょう。 - 動きやすい服装
乗車中に楽な体勢をとれるように、動きやすいストレッチ性のある素材を選びましょう。 - ブランケットや羽織物
夏でも冷房対策にひざ掛けや肩掛けができるものを持っておきましょう。 - 脱ぎ履きしやすい靴
車内では靴を脱いでいた方が楽です。車内用のマイスリッパがあってもいいですね。
バス酔いを防ぐには?
バス酔いは、旅行の楽しみを損なう原因のひとつです。酔いやすい人は事前準備をしっかりしておきましょう。
- 睡眠不足を避ける
旅行の前日はワクワクして寝付けないものですが、しっかり寝ることが重要です。 - 乗車前の食事
空腹すぎても満腹すぎても酔いやすくなるので、軽食を摂っておきましょう。 - 刺激を避ける
眩しい光や食べ物の匂いなどの刺激は乗り物酔いを起こしやすいので注意しましょう。 - 酔い止め薬を飲む
乗り物酔いが心配な方は、事前に医師に相談し、酔い止め薬を服用しましょう。
バスの中でリラックスできる方法は?
バス酔いしやすい人もそうでない人も、車内でリラックスするための過ごし方は色々と試してみてください。
リクライニングを倒す
観光バスは座席リクライニングがあります。高速バスやバスツアーのような不特定多数の乗合バスでは、暗黙の了解でリクライニングを倒せない雰囲気になっていたり、そもそもリクライニングを禁止にしているツアー会社もありますが、貸切バスは同じグループで貸し切るので、周囲に気を使う必要はほとんどありません。自由に使いましょう。なお大型バスより中型バスの方が座席間隔が広いので、ゆったり座りたい場合は中型バスがおすすめです。
ストレッチをする
走行中に立ち上がることは危険ですが、長時間座ったままだとエコノミークラス症候群の危険性が高まるので、座りながらできるストレッチをしてみましょう。足首の曲げ伸ばしや膝の上げ下げでも血行が良くなりますよ。
軽食をとる
長時間の移動中は、血糖値が下がりやすいため、こまめに軽食を摂りましょう。軽くお酒を嗜んでもいいでしょう。大型バスや中型バスの後方座席は、コの字型に向かい合うようにレイアウトできる、サロンオプションを利用できますので、真ん中にテーブルを置いて歓談することもできます。
バス座席割りの決め方は?
大型バスは正座席45席に補助席8席を加えた53席が一般的です。これだけ座席数が多いと、事前に誰がどこに座るか座席表を割り振った方がスムーズです。決め方のポイントは下記です。
バス酔いしやすい人に考慮する
まず初めに考えるべきは、参加者の安全と健康です。バス酔いやすい人は事前アンケートなどで確認しておきましょう。酔いやすい席はタイヤの真上や後部座席なので、酔いにくい席は前から4~5列ほどのバス中心部に近い座席です。
上座、下座に考慮する
バスの中で上座と言われているのは運転席の後ろの席と最後部です。次に窓側席、通路側席、補助席の順になっています。幹事など進行役は最前列の補助席に座り、マイクアナウンスやドライバーとのコミュニケーションができるようにしておきましょう。
部署や役職をシャッフルするのもアリ
通常は仲の良い同じ部署のメンバーごとに配置したり、上座・下座を意識することが多いですが、社員旅行の目的が部署を越えたコミュニケーションの促進であれば、普段接する機会が少ない社員と親睦を深められるように完全ランダムかくじ引きにするのもおすすめです。合う合わないは運次第なので、行きと帰りで別の組み合わせにするなど、変化を持たせておくとし不満は出にくいでしょう。
緊急時のために通路を確保しておく
バスの補助席を利用すると通路を塞ぐ形になってしまうので、すべての補助席を使い切るのは、緊急時を考えるとあまりおすすめではありません。特にトイレ付きオプションの車両は、導線確保のために補助席は使わないでおきましょう。
バス休憩場所の選び方は?
休憩のタイミング
貸切バスの運行ルールでは、4時間ごと30分の休憩時間が必要です。この休憩は分割することも可能なので、1時間30分から2時間おきに15分程度の休憩を予定しておきましょう。高速道路を使って遠方へ移動する際はサービスエリアやパーキングエリア、下道での移動時は道の駅などをルート上で探しておきましょう。
混雑に注意する
人気のサービスエリアはバスツアーの休憩スポットに選ばれやすく、観光シーズンの土日などはトイレに大行列ができてしまいます。時期によっては休憩時間を多めに確保したり、休憩回数を増やすなどして対応しましょう。
ご当地グルメを楽しむ
どんなに混雑していても、人気のサービスエリアにはご当地グルメや名産品が豊富です。せっかくの旅行であれば立ち寄りたいでしょう。昼食スポットに設定する場合は、混雑や土産購入などを考慮して多めに時間を設けるなど、各自でゆっくり楽しめるようにしておきましょう。
バスレクリエーションを楽しむ方法は?
観光バスの車内には、TVモニターやマイク・カラオケが搭載されていますので、様々なリクリエーションが可能です。
- カラオケ大会
バス設備のカラオケは収録曲が古いものが多いものの、採点機能があるので盛り上がります。 - ビンゴゲーム
カラオケ設備にはビンゴゲーム機能が付いているので、ビンゴカードと景品を用意すれば利用できます。 - 動画鑑賞をする
市販のDVDやCDは著作権法の問題で車内再生できませんが、バス会社所有DVDや自作DVDの上映はOKです。 - クイズ大会などをする
社員旅行移動中もコミュニケーションの場です。マイクや自作DVDを使って会社や社員・旅行先にまつわるクイズ大会はいかがですか?
バス車内でのマナーは?
貸切バスは自分たちしかいないので、公共バスや乗合バスに比べて自由度は高いですが、貸切バスの車内にも最低限のマナーは必要です。
運転手にむやみに話しかけない
バスドライバーはみなさんの命を預かって運転しています。不用意に話しかけることは避けてください。代表者や幹事などドライバーとコミュニケーションを取る人物は限定しておき、バス停車時に話しかけるとよいでしょう。また観光地の案内アナウンスなどがほしい場合、運転手がその業務を行うことは禁じられています。必要な場合はバスガイドを利用しましょう。
車内設備を勝手に操作しない
カラオケシステムやサロンレイアウトなど、多くの車内設備は使用前のセットアップや準備を必要とします。走行中に操作することはできませんので、配車時や休憩時にドライバーへ声をかけて説明を受けてください。
時間は厳守する
貸切バスは安全のため、運行管理者が決めた行程に沿って運行することが義務付けられていますので、やむを得ない事情を除き、行程表の集合時間などは必ず守りましょう。また終了時間が予定時間をオーバーすると追加料金が発生し、運行スケジュールによっては次の案件対応のため延長できない場合もありますので、注意しましょう。
車内を汚さない
泥酔による嘔吐や排泄、故意にバスの備品を壊す行為は、クリーニング代や弁償費用の請求が発生し、悪質な場合は器物損壊罪に問われる場合もあります。お酒の飲み過ぎには十分注意しましょう。大型バスにはエチケット袋が備え付けられていることが多いので、バス酔いや体調不良の場合はご利用ください。
バス車内の衛生管理方法は?
ゴミは持ち帰る
貸切バス利用時に出たゴミは、基本的に利用者の持ち帰りとなります。バス会社によっては有料で処理を受け付けている場合がありますので、希望の場合は確認しておきましょう。
アルコール消毒を行なう
コロナ禍以降は、バス入口にアルコール消毒液を備え付けるなど、感染症対策を継続しているバス会社が多いので、利用するバス会社の衛生管理方法を守りましょう。
車内の換気
大型バスは窓を締めた状態でも、外気導入モードにより約5分車内の空気が入れ替わります。またほとんどの車両で窓を開けることができますので、気になる場合は窓による定期換気も可能です。
長距離移動での緊急時対応は?
緊急連絡先リストの作成
旅行中に何かしらのトラブルが発生した場合に備え、参加者全員の緊急連絡先をリスト化します。名前、電話番号、アレルギー情報、持病など、必要な情報を網羅的に記載することで、いざという時に迅速な対応が可能になります。このリストは、バスガイドや旅行担当者だけでなく、参加者にも共有しておくと安心です。
応急処置キットの準備
旅行先で急に体調を崩したり、怪我をしてしまったりする可能性もあります。そのため、応急処置キットを用意しておくと安心です。絆創膏、消毒液、解熱鎮痛剤、胃薬など、一般的な応急処置に必要なアイテムを揃えましょう。また、参加者に持病がある場合は、その人に合った薬も用意しておくと良いでしょう。
万が一の事態に備え、事前に打ち合わせを行う
バスの故障、道中の事故、天候不良など、様々なトラブルが考えられます。事前に、これらの事態が発生した場合の対応について、参加者全員で打ち合わせを行うことが重要です。集合場所、連絡方法、避難経路などを明確にしておくことで、パニックを防ぎ、スムーズな対応が可能になります。
大型バスの社員旅行利用のよくある質問/Q&A
その他に社員旅行で貸切バスを利用される方が、疑問に感じることが多いよくある質問を、いくつか挙げてみました。バス選びの参考になれば幸いです。
Q. 貸切バス旅行中に入れる保険はありますか?
貸切バスは車両の自賠責保険はバス会社が加入しており、バス旅ねっとのような「受注型企画旅行」を提供する旅行会社は、契約時に無料で事故補償が付帯しています。さらに手厚い補償を受けるために、国内旅行傷害保険の有料オプションを追加することも可能です。
Q. 諸経費をバス料金と一緒に払うことは可能ですか?
バス旅ねっとでは、バス運行に関連する高速代・駐車場代・乗務員宿泊代などの諸経費をバス料金とおまとめ可能です。通常の貸切バス料金の見積りに含まれているものは、通常バス車両代・ドライバー代・ガソリン代・バス会社加入保険のみです。
Q. マイクロバスでも1泊2日旅行はできますか?
マイクロバスは近距離送迎に向いたバスのため、観光バスのような長距離や長時間走行に向いた造りや設備は備わっておらずあまりおすすめではありません。それでも1泊2日程度あれば荷物の量もそれほど多くないので、マイクロバスで1泊2日旅行することは可能です。ただし片道で一気に2~3時間かけて行く1泊2日旅行より、近場の日帰りで観光地をちょこちょこ巡る周遊旅行の方が疲れが蓄積しないのは確かです。
大型バスの社員旅行利用まとめ
大型バスでの社員旅行は、多くの仲間と楽しい時間を共有できる素晴らしい機会です。この記事で紹介した10の秘策を参考に快適なバス旅行を実現し、思い出に残る社員旅行にしましょう!
バス旅ねっとは全国に業界最大級の提携バス会社を持つ貸切バス手配サービスです。大手法人企業から学校法人・官公庁まで幅広い実績が豊富です。貸切バス予約だけでなく、当日のイベントを成功させるために専任スタッフが徹底サポートいたしますので、バスに関することは何でもお気軽にご相談ください。具体的なスケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームからのお問い合わせがスムーズです。