新人研修、社員研修などの移動には貸切バスがオススメです。貸切バス専門の「バス旅ねっと」は、貸切バスが研修時にどのような行程で利用されているかなど、様々なケースを知り尽くしています。
今回はそんなバス旅ねっとが、貸切バスが研修での利用に役立つワケや車内での過ごし方、研修の利用例について分かりやすく解説していきます。また、研修にオススメの車種、モデルコースと参考料金も紹介します。
Contents
貸切バスが研修利用に役立つ4つのワケ
初めに、貸切バスが研修での利用で役立つ4つのワケについて解説します。
移動手段に悩んでいる場合は、参考にしてみてください。
①無駄な移動時間や労力を削減
貸切バスは出発地、目的地、帰着地など、指定した場所へとピンポイントに送迎できます。
そのため、公共交通機関なら必要な乗り換えなどの負担が一切ありません。
また、目的地までの道を調べる手間や、迷ったりする心配も無用です。
貸切バスなら電車や新幹線のような待ち時間が無いため、効率的に移動できます。
②ほかの交通機関よりも安い
旅行に限らず研修などの移動にも予算は付きもので、できる限り費用を抑えたいところです。
貸切バスは楽に移動できるだけでなく、料金面もほかの交通機関と比べて引けを取りません。
予算に限らず研修をより効率良く、移動時間も活用するためには貸切バスが最適です。
次に、ほかの交通機関との比較を紹介します。
- 交通機関の比較表
下の表では、貸切バス、電車、新幹線の「移動の利便性」や「料金面」の比較をしています。それぞれ 〇・△・× の3段階で表しています。
貸切バス:大型バス45名で利用した時の1人当たりの運賃を比較
電車・新幹線:1人当たりの運賃を比較
表を見て分かる通り、団体で移動するのに貸切バスが便利ということだけでなく、移動費用についても貸切バスがリーズナブルであることが分かります。
移動スピードと行程の正確性については、事故が発生している場合や通行止めなどで道路状況に左右されることがあるため△ですが、それ以外に関しては人数の多い団体移動であるほど貸切バスは便利です。
③移動時間も有効に活用できる
貸切バスは、団体で移動できることだけがメリットではありません。車内での過ごし方によって移動時間も有意義に過ごせます。
研修の利用では、多くの団体が移動時間に車内でビデオ鑑賞やミーティングを行っています。
①の「無駄な移動時間や労力を削減」で紹介したように、貸切バスは乗り換えの必要が無いため、長時間の移動であるほど乗車中に研修の準備が行えます。
④荷物が多くても安心
宿泊を伴う研修の時は、着替えや教材などで荷物も多くなりがちです。
電車や新幹線での移動だと荷物の持ち運びに苦労し、非常に手間となります。
貸切バスにはトランクが付いているため、荷物や研修で使用する資料や道具が多くてもトランクに充分積み込めます。
トランク付きの車輌は主に大型バス、中型バス、小型バスです。小型バスのトランクは大型バスや中型バスに比べて容量が少ないため注意しましょう。
<研修利用時>車内での過ごし方
1章で解説した「移動時間も有効に活用できる」について、詳しく見てみましょう。
団体によっていろんな車内での過ごし方がありますが、その中でもよくある過ごし方を2つ提案します。
車内で研修ビデオの鑑賞
貸切バスの設備にはテレビ、DVDの機能が付いています。そのため、企業ビデオや研修用のDVDを観ることができます。移動中にビデオを視聴すれば、研修先に到着してすぐにグループワークや授業ができるためスムーズに研修が行えます。
車内ミーティング
上で紹介したテレビ、DVDのほかにマイクも備わっています。バスガイドが前で話す時に使用するガイドマイクや車内の上部にマイクジャックの差し込み口があるのでマイクを回して車内でミーティングをすることができます。それだけでなく、本格的にミーティングをしたい場合は、大型バス、中型バス、小型バスに備わっているサロンタイプもオススメです。
サロンタイプとは後方部分の座席が内側に回転し、コの字型になる車輌のことです。サロンタイプの車輌を利用する時は真ん中にテーブルを設置することができるので、会議室のような仕様に変化します。向かい合ってミーティングが行えるので資料作成にも役立ちます。
研修で貸切バスを利用する時の3つの例
研修には、社員研修、新人研修などいろんな形態があります。
では、どんな研修で貸切バスは利用されているのでしょうか。
この章では貸切バスが実際に利用されている研修例を3つ紹介します。
社員研修
社員研修では社内で行う研修のほかに、ビジネススキルやコーチングなどを外部で学ぶことがあります。外部での社員研修の場合、日帰りや1泊2日で行われます。場所は近場の研修施設であることが多く、荷物も比較的少ないためマイクロバスの利用が基本的です。
社員研修の時期は会社により異なりますが6月や9月に利用されています。
新人研修
新人研修は社会人として身に付けるべき基本のスキルや知識を学んだり同期同士の繋がりやコミュニケーションを図るために行われるため合宿形式であることが多いです。
荷物は教材や着替えなどで多くなることが見込まれるため、中型バスや大型バスが人気です。
新人研修の時期は入社前から入社直後の3月、4月が基本です。
海外研修生の研修
外国人研修は日本に在留する外国人が技能実習や研修を受けるために行われています。技能実習などを行う場合は3カ月~1年など、長期間であることが多いです。
このような場合は荷物が非常に多くなるため、人数に合ったバスよりも車輌の定員数やトランクの容量を見て大型バスや複数台のバスを利用することがあります。
研修にオススメの車種紹介
つづいて、研修にオススメの車種を紹介します。
行程や人数、どのように貸切バスを利用したいかによって提案する車種は異なります。
それぞれの車種の特徴やオススメの理由を詳しく伝えます。
日帰り研修ならマイクロバス
日帰り研修の場合はマイクロバスがオススメです。
マイクロバスの定員数は補助席を含めて通常27席です。
車輌により座席のレイアウトは異なりますが、乗車人数が20人以上となる場合は補助席を利用する必要があります。
マイクロバスは送迎仕様で造られているため長距離の移動には不向きですが、片道の乗車時間が2時間程度の中距離なら充分快適に移動できます。車体はほかの車輌に比べて小さいため狭い道や山の中にある研修先でも運行しやすいのが特徴です。
また、貸切バスの中では1番リーズナブルな車輌のため、利用用途問わず人気があります。
しかし、ここで注意したいのがトランクが無い点です。荷物はすべて車内に積むこととなります。日帰り研修で手荷物程度の場合はマイクロバスで充分ですが、荷物が多い場合はほかの車種も検討しましょう。
車内設備は観光仕様のバスに比べて充実性は欠けますが研修での利用なら問題無いでしょう。
マイクロバスの設備は、テレビ、マイク、CD、DVD、冷蔵庫、ETC機能です。
これらの設備は全ての車輌に必ず付いているわけでは無いので、問い合わせ時に必ずバス会社へ確認しましょう。
宿泊を伴う研修なら大型バスor中型バス
宿泊を伴う研修の場合は、大型バスか中型バスがオススメです。
大型バスの定員数は補助席を含めて通常53席です。しかし、車輌によっては最大60席ある大型バスも存在するため、人数や荷物が多い団体に人気です。
一方で、中型バスの定員数は通常27席です。大型バスとは違い、補助席が無いのが特徴で、乗車人数が27人以内なら全員が正座席に座れるため非常に人気です。
大型バスと中型バスは観光仕様で造られています。
マイクロバスとは違い、座席にリクライニングが付いているので座り心地が良く、長距離の移動に向いています。
トランクは大型バスも中型バスも大容量です。
スーツケースに例えると、大型バスは30~40個、中型バスは20個程度入ります。
トランクに積みきれないという事例はほとんどありませんが、特大のスーツケースが人数分ある場合は必ずバス会社に確認しておきましょう。積みきれなかった場合は、車内に持ち込むことになります。
設備は、大型バス、中型バス共にリクライニング、テレビ、CD、DVD、冷蔵庫、湯沸かしポット、マイク、カラオケ、ビンゴゲーム、サロンタイプが付いています。
特にサロンタイプは車内でのミーティングや研修後の車内打ち上げなどに便利なため、根強い人気があります。人気な故に繁忙期は満車になるのが早いため期間に余裕をもって問い合わせましょう。
研修利用のモデルコースと参考料金
オススメの車種が分かったところで次に知りたいのが、研修のモデルコースやバスの参考料金ではないでしょうか。貸切バスは行程内容や車種によって料金はさまざまです。
今回は3つのパターンを紹介します。
日帰り研修パターン
このコースは、新宿駅を出発して茨城県のセミナーハウスに向かい、同じ日に新宿駅に戻る日帰りの研修パターンです。これは、社員研修に多い行程となります。
※走行距離を230kmと想定しています。
宿泊を伴う研修 ~運転手宿泊パターン~
このコースは宿泊を伴う研修で滞在期間が短く、バスと運転手も現地で滞在する場合のパターンです。1泊2日の場合やバス会社の車庫までの距離が遠い場合、基本的に運転手も現地で宿泊します。新人研修などで多い行程です。
※走行距離を往復180kmと想定しています。
宿泊を伴う研修 ~回送パターン~
上のコースと同様、宿泊を伴う研修で滞在期間が長く、バスと運転手はバス会社の車庫に回送する場合のパターンです。滞在期間が2日以上になる時は回送となることが多いです。
回送の場合は、「目的地から車庫に戻るまで」と「車庫から目的地に迎えに行くまで」の距離もバス料金算出時に含まれるため、運転手が現地で宿泊する時のパターンよりも若干割高になります。
海外研修生の研修時などは、長期間研修先で滞在することが多いためこのような行程がほとんどです。
※走行距離を回送の距離を含めて360kmと想定しています。
大型バスの参考料金
運転手付きの大型バスをチャーターした際の参考料金です。貸切バス利用料金は走行距離と拘束時間を基本にご利用時期などでも変化しますので、ある程度スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームよりお問い合わせください。
※価格はすべて税別 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|
平日 | ¥84,000~ | ¥87,000~ | ¥82,000~ |
土日祝日 | ¥86,000~ | ¥88,000~ | ¥84,000~ |
まとめ
今回は、貸切バスが研修での利用に役立つ理由や利用例などについて詳しく解説しました。
研修先はどこか、研修に何人行くのかによって移動手段は異なると思いますが、下のような状況が当てはまる場合は、是非貸切バスの利用を検討してみてください。
- 研修に参加する人数が15人以上の場合
- 荷物が多い、もしくは宿泊を伴う研修の場合
- 移動時間も無駄なく活用したい場合
- 研修先が遠い場合
貸切バスといえば観光や旅行をイメージする方が多いですが、今回紹介した研修、学校の試合や合宿、空港送迎などいろんな用途に活躍しています。
どの交通機関で行くか悩み中なら、1度貸切バスの見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
「バス旅ねっと」は全国対応で、官公庁や大手法人様の実績も豊富です。研修での移動を低コストでスムーズに行いたい場合は、まずバス旅ねっとにご相談ください。車両手配だけでなく、貸切バス利用行程全体をサポートさせていただきます。
すでに日程スケジュールが決まられている場合はお見積りフォームより、計画段階の場合はご相談フォームよりお問い合わせください。担当スタッフより対応させていただきます。