貸切バスは観光旅行で利用されているイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
実は、観光旅行だけでなくゴルフ送迎でも貸切バスはよく利用されています。
今回は貸切バスがゴルフ送迎にオススメな理由を簡単に解説していきます。
Contents
ゴルフで貸切バスを使う2つのパターン
貸切バスを利用したゴルフ場への送迎には、「ゴルフ旅行」と「短距離のゴルフ送迎」があります。それぞれの特徴とオススメのバス車種について解説していきます。
パターン1ゴルフ旅行
ゴルフ旅行は都道府県外のゴルフ場でプレーして、ラウンド終わりは現地のホテルで宿泊します。翌日は別のゴルフ場で楽しんだり、観光をして帰るなど、ゴルフと旅行を楽しみたい方の利用が多いです。
貸切バスを利用したゴルフ旅行の特徴について解説していきます。
ゴルフ旅行は観光も楽しめる

ゴルフをした翌日は、観光を楽しむのもありです。
貸切バスは事前に行程を作成してから出発するので、皆さんの希望に沿った行程を組むことが可能です。
ゴルフバッグや荷物はバス車内に預けられるので、荷物を持ち運ぶ負担なく身軽に観光ができます。
ゴルフ三昧にしたい場合は、2日目に初日とは違うゴルフ場へ行く行程を組むと良いでしょう。
貸切バスで楽に移動でき、初日とは違うコースを回れるため存分にゴルフを楽しむことができす。
ゴルフ旅行の注意点
貸切バスを利用したゴルフ旅行の注意点について解説するので順番に見ていきましょう。
駐車場が必要

皆さんがゴルフをしている間、貸切バスは現地付近で待機するので駐車場が必要になります。
ゴルフ場にバスを停められる駐車場があるか事前に確認をしておきましょう。
駐車場がゴルフ場にない場合は、ゴルフ場付近で駐車場を探さなければなりません。
バスの駐車場は予約制のところが多いため、利用日前日に問い合わせをしても満車で予約ができないこともあります。
バスの駐車場を探す際は期間に充分な余裕を持つようにしましょう。
2日以上の利用は運転手の宿泊先が必要

2日以上にわたって貸切バスを利用する時は皆さんの宿泊先だけでなく、運転手の分も必要になります。そして運転手の宿は、下の3つの条件を満たす必要があります。
- 1泊2食付き(夕食/朝食)であること
- バスを停められる駐車場があること
- 身体をゆっくりと休められるベッドがあること
運転手の宿泊先を探すことが難しい場合は、事前にバス会社か貸切バス専門の旅行会社に相談しましょう。サポートや代行をしてくれる場合もあります。
貸切バスの費用が高くなる

貸切バスは走行距離や利用時間が長くなると、その分貸切バスの利用料金は割高になります。
また、有料道路料金も長距離になるほど高く、貸切バスを2日以上利用する場合は運転手の宿泊料金が必要になります。
ゴルフ旅行でオススメの貸切バス車種
貸切バスをゴルフ旅行で利用する場合、移動時間がかかるため車内で過ごす時間も長くなります。移動中は快適な車内環境が好ましいですよね。
そんな時は大型バスと中型バスがオススメです。それぞれのオススメの理由を解説します。
大型バスについて
大型バスの乗車定員は補助席を含め、最大で60名までとなります。
ゴルフコンペなどで参加者が多い場合は大型バスが非常に便利で、トランクも大容量のためゴルフバッグを25~35個程度積むことができます。
大型バスは観光仕様のため座席も広く、座り心地も良いため、長時間の乗車でも快適に過ごせます。
また、設備も豊富で、リクライニング、TV、マイク、ビンゴ、DVD/CD、冷蔵庫、湯沸かしポット、カラオケ、サロン席が備わっています。
大型バスなら2日目に観光があっても豊富な設備、広々とした座席で快適に移動ができ、観光を楽しむことができます。



中型バスについて
中型バスの乗車定員は通常27名で、補助席はありません。
中型バスは大型バスより座席間隔が広いため、ゆったりと移動したい場合や20名程度の団体移動にオススメの車種となります。
中型バスのトランクは大型バスほど容量は大きくなく、ゴルフバッグを積める数は15~20個程度です。
また、中型バスも観光仕様となり、設備は大型バスと変わらず豊富なため観光も楽しむことができ、座り心地も大型バスと遜色ありません。
さらに、中型バスは大型バスより安く借りることができます。



パターン2短距離のゴルフ送迎
短距離のゴルフ送迎は、近距離のゴルフ場への送迎として駅や空港からの往復でよく利用されています。
短い距離を全員でまとまって早く移動したい場合に非常に便利な利用方法となります。
次は短距離ゴルフ送迎の特徴を解説するので、順番に見ていきましょう。
短距離ゴルフ送迎はシャトルバスが無いときに便利

ゴルフ場にシャトルバスが無い時ってありますよね。
その際、電車とシャトルバスを組み合わせて移動ができないので、自家用車かレンタカーで行かないといけません。
しかし、自家用車の台数が足りず複数台のレンタカーを借りることになり、費用が高くなってしまった。
このような経験をされた方はいるのではないでしょうか。
貸切バスならそのような心配はありません。
ゴルフコンペの参加者が多くても、ゴルフ場の最寄り駅や皆さんが集まりやすい場所に集合してからバス1台でまとまって移動できます。
さらに、貸切バスは走行距離が短いほど安く利用できるので、複数台のレンタカーを借りるより費用を抑えられることがあります。
短距離ゴルフ送迎の注意点
次は貸切バスを利用した短距離のゴルフ送迎の注意点について解説していきます。
バスに積みきれない荷物について

短距離のゴルフ送迎ではマイクロバスがよく利用されています。
マイクロバスは20名程度乗車できますが、全員分のゴルフバッグは積むことができません。
このように乗車人数が多く、バスに積みきれない荷物はゴルフ場へ事前に送らなければなりません。
駐車場が必要
短距離のゴルフ送迎も長距離のゴルフ送迎と同様にバスの駐車場が必要になります。
長距離のゴルフ送迎で説明したようにバスの駐車場を探す期間には余裕を持ちましょう。
短距離ゴルフ送迎でオススメの貸切バス車種
短距離のゴルフ送迎は、マイクロバスがオススメです。
マイクロバスは補助席を含み、27名まで乗車できます。
しかし、バス会社によっては乗車定員が20~23名までの車輌もあります。
マイクロバスは送迎仕様で、車体のサイズが小さく小回りが利くため狭い道でもスムーズに移動が可能です。マイクロバスの設備は観光仕様のバスほど充実はしていませんが、TV、マイク、DVD/CD、冷蔵庫が備わっています。
座席の快適性は大型バスや中型バスに比べると物足りないですが、短距離の移動であれば充分快適にゴルフ場まで向かえるでしょう。
しかし、基本的にマイクロバスにはトランクがついていません。ゴルフバッグがある場合は空席に置くことになります。中には、後部座席1列分が荷物スペースになった車輌もあります。
このような車輌なら、10個程度のゴルフバッグを積むことができます。
入りきらない分はゴルフ場へ郵送する必要があります。
マイクロバスは設備やトランクの点では観光仕様のバスに劣りますが、その分比較的安く借りることができます。



下の表で大型バス、中型バス、マイクロバスの違いをまとめているので参考にしてください。

※トランクへ積めるゴルフバッグの数は、あくまで目安のため正確な数を知りたい場合はバス会社へ確認しましょう。
※設備はバス会社の所有しているバスによって違いがあるため、利用したい設備がある場合もバス会社へ確認が必要です。
ゴルフへの移動手段で貸切バスがオススメな理由

よくあるゴルフ送迎の2つのパターンが分かったところで、次は貸切バスがゴルフ送迎でオススメな理由ついて解説していきます。
人数や目的に合わせたバス車種を選択できる
貸切バスは、大型バス、中型バス、小型バス、マイクロバス、ミニバスの5つから希望の車種を選ぶことができます。
乗車人数やゴルフバッグの量など、皆さんの状況や目的に合わせて車種を選択しましょう。
運転する手間を省ける
自家用車やレンタカーを利用する場合、ゴルフで疲れた身体には帰りの運転はしんどいもので、特に距離の離れたゴルフ場や夏場などはさらに負担が大きくなります。
しかし、貸切バスなら運転手付きのため、運転の負担から開放されます。
お昼休憩にお酒も飲めますし、帰りの車中でもゆっくりお酒を飲みながらゴルフの結果について楽しくおしゃべりしながら帰ることができます。
ゴルフバッグや荷物が多くても安心
レンタカーでゴルフ場まで行く際、人数分のゴルフバッグや荷物を積みきれない場合もあるでしょう。
公共交通機関で行く場合は、大きなゴルフバッグの持ち運びが面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。
貸切バスのトランク付き車輌なら、ゴルフバッグや荷物を積めるので郵送の必要もなく、荷物の持ち運びを軽減でき、楽に移動ができます。
接待ゴルフでも活躍
貸切バスは接待ゴルフでも活躍します。
大切なクライアントが乗車する場合は、バスの見た目がキレイか、座席の広さや座り心地は良いか、シートは革張りかなどバスの質を重視した車種選びが可能です。
また、自身で運転をする必要がないため、移動中からクライアントへのもてなしに集中できます。
貸切バスは先方との関係性を向上させる「場」としても有効な手段となります。
移動中も楽しめる貸切バスのオススメ設備
ゴルフ場への移動時間がより楽しくなる貸切バスの設備を紹介します。
サロンタイプについて
ゴルフ送迎をより楽しむなら、サロンタイプがオススメです。
サロンタイプとはバスの後方部分がコの字になっている座席のことを言います。
テーブルを中央に設置して、お酒やおつまみを飲食できるので盛り上がること間違いなしです。
大切なクライアントが乗車する際は、向かい合って乗車し相手の状況を常に把握できるため非常に人気な設備となっています。
サロンタイプは観光仕様のバスのみ備わっている設備で、マイクロバスでは対応ができません。
また、サロンタイプは人気があり、すぐに満車になるので早めに問い合わせておきましょう。
貸切バス利用例と参考料金を紹介
ゴルフ旅行と短距離のゴルフ送迎の利用例と参考料金を紹介します。
利用例①【ゴルフ旅行の場合】(東京~長野)
1日目は東京駅出発後、長野県の軽井沢ゴルフ倶楽部でゴルフを楽しみ、軽井沢駅付近の宿に宿泊します。
2日目は宿から白糸の滝へ向かい、旧軽井沢銀座通りを観光した後、東京駅へ帰る利用例となります。
【利用時間】
1日目 06:00出発~14:30帰着
2日目 09:00出発~18:00帰着
【行程】
1日目 出発地:東京駅 ~ 軽井沢ゴルフ倶楽部 ~ 到着地:軽井沢駅付近の宿
2日目 出発地:軽井沢駅付近の宿 ~ 白糸の滝 ~ 旧軽井沢銀座通り観光 ~ 到着地:東京駅
大型バスの参考料金
運転手付きの大型バスをチャージした際の参考料金です。貸切バス利用料金は走行距離と拘束時間を基本にご利用時期などでも変化しますので、ある程度スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームよりお問い合わせください。
※価格はすべて税別 | 2月 | 3月 | 4月 |
---|---|---|---|
平日 | ¥58,000~ | ¥60,000~ | ¥60,000~ |
土日祝日 | ¥73,000~ | ¥73,000~ | ¥73,000~ |
利用例②【短距離のゴルフ送迎の場合】(東京都内)
東京駅から八王子にある相武カントリー倶楽部へのシンプルな往復送迎の利用例です。
【利用時間】
07:30出発~16:00帰着
【行程】
出発地:東京駅 ~ 相武カントリー倶楽部 ~ 帰着地:東京駅
貸切バス料金はご利用時期などで変化しますので、詳しくはバス旅ねっとまでお問い合わせください。
マイクロバスの参考料金
運転手付きのマイクロバスをチャージした際の参考料金です。貸切バス利用料金は走行距離と拘束時間を基本にご利用時期などでも変化しますので、ある程度スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームよりお問い合わせください。
※価格はすべて税別 | 2月 | 3月 | 4月 |
---|---|---|---|
平日 | ¥43,000~ | ¥45,000~ | ¥45,000~ |
土日祝日 | ¥55,000~ | ¥55,000~ | ¥55,000~ |
まとめ
貸切バスを利用したゴルフ送迎には、ゴルフ旅行と短距離のゴルフ送迎があります。
ゴルフ旅行で貸切バスを2日間利用する場合は、ゴルフと観光の両方を楽しむことができます。
短距離のゴルフ送迎はスムーズに移動しゴルフを楽しみ、ゴルフ旅行より費用を抑えられます。
ゴルフ旅行では荷物を積めて移動時間が長くても快適な大型バス、中型バスがオススメです。
短距離のゴルフ送迎には近距離の移動に向いているマイクロバスがオススメで費用を抑えることができます。
皆さんの行程や乗車する相手に合わせ、バスの機能面や快適性を重視してバスの車種を選ぶのも良いでしょう。