立山黒部から阿智村へ日本アルプス満喫2泊3日モデルコース
本州の中心部を縦断する日本アルプスは、登山やスキーのメッカですが、雄大な山脈が織りなす風景は観光でも楽しむことができます。今回ご紹介するのは、北アルプスの飛騨山脈・立山から、中央アルプスと南アルプスを望み日本一の星空で有名な阿智村・昼神温泉までをめぐる貸切バスを利用した2泊3日のモデルコースです。
山岳エリアは鉄道やバスを利用しての移動は遠回りで時間がかかることが多く、レンタカーやマイカー持ち寄りなど自分達の運転で行くには距離が長く疲労が気がかりです。運転手付きの貸切バスをチャーターすると、行きたい場所へスムーズにアクセスできるので便利ですよ。大阪や名古屋からは集合場所から直接貸切バスで移動するのがおすすめですが、東京方面から北信越地方へは北陸新幹線が通じているので、新幹線利用と組み合わせてもいいかもしれません。こちらのモデルコースを参考に、日本アルプスを満喫する旅をしてみませんか?
富山県の見どころ観光スポット
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1日目観光
白川郷合掌造り集落
大阪や名古屋から富山までは長距離ですので、途中で経由する岐阜で休憩がてら、世界遺産に登録されている「白川郷合掌造り集落」に立ち寄りましょう。集落は広いのでゆっくり観光することもできますし、団体向けの飲食店もありますので昼食の利用もできます。
散策しながら手軽に名物を食べるなら「飛騨牛にぎり処おけさ」のお寿司がおすすめです。飛騨牛と白川郷結旨豚の3種盛りが1番人気で、なんと賞味期限は3分。握りたてをいただきましょう。 -
1日目宿泊
宇奈月温泉
1日目は北アルプス立山連峰の西側に位置する宇奈月温泉へ。黒部川沿いにある温泉街で、上流にある黒薙温泉から引湯しています。温泉は日本一と称される透明度の弱アルカリ性単純泉で、お肌によい美肌湯です。
黒部渓谷にかかる赤い新山彦橋と黒部峡谷トロッコ電車が見える宿もありますよ。四季を問わず楽しめますが、紅葉の季節の風景は格別です。 -
2日目観光
立山黒部アルペンルート
日本アルプス満喫旅のメインは、標高3,015mの立山から標高2,678mの赤沢岳を横断する「立山黒部アルペンルート」です。こちらはマイカー規制があるため、ルート内はケーブルカーやロープウェイなど6種類の乗り物を乗り継いで名所をめぐります。貸切バスは立山駅で皆さまを降ろしてから、長野側の扇沢へ先回りしておきますのでゆっくり観光してください。
昼食のポイントはアルペンルート最大規模のレストランや展望テラスなどが充実した室堂ターミナルか、ダムカレーのある黒部ダムレストハウスが良いでしょう。 -
2日目宿泊
阿智村・昼神温泉の星空
アルペンルートを抜けると長野県に出ます。周辺には温泉地やリゾート地が点在しているため2日目の宿泊先には困らないでしょう。せっかく2泊するのであれば、おすすめは日本一の星空を見ることができる阿智村の昼神温泉です。
昼神温泉の宿からは星空観賞ができるヘブンスそのはら※ナイトツアーに参加できますよ。例年は10月に雲海Harborの早朝営業もしています。
※2024年のはじめからゴンドラ故障や土砂崩れにより休業していましたが、2024年7月20日から夏営業再開予定とのことです
昼神温泉は毎日早朝に朝市が開催されているので、そちらをのぞいてみてもいいですね。 -
3日目
ヘブンスそのはら
2日間たっぷり楽しんだあとは、遅めに宿をチェックアウトして長時間ゆっくり帰るスケジュールでもOKですが、星空を見に行ったヘブンスそのはらへ、明るい時間に立ち寄ってみるのもおすすめです。
ヘブンスそのはらから富士見台高原まではトレッキングコースになっていて、山頂から大パノラマの絶景が楽しめるからです。体力に自信がなければ、ロープウェイ・リフト・高原バスを乗り継いで、山頂までの30分だけ歩くコースもありますよ。