富山県と長野県の県境に近い位置にある「黒部ダム」は、1956年から7年の歳月をかけて造られた水力発電のためのアーチ式のダムで、高さは186mと日本一の高さを誇ります。建設当時は「黒部第四ダム」と呼ばれていましたが、今では黒部ダムが一般的な名称となり、「くろよん」の愛称で親しまれています。
毎秒10トン以上の水を吹き上がる観光放水は迫力満点で、晴れた日には水しぶきがキラキラとひかり虹がかかります。標高1,470mの位置から階段を60段降りるとダムえん堤、階段を220段上ると展望台があり、それぞれの眺めを楽しむことができます。
ダムによってできた約2億トンの貯水池である黒部湖も圧巻のスケールで、黒部湖遊覧船ガルベで立山連峰・スバリ岳・針ノ木岳・赤牛岳・原生林などの絶景を楽しむクルーズもありますよ。
黒部ダムに公共交通機関でアクセスする方法
立山黒部アルペンルート内はマイカー規制のため、車でのアクセスができません。富山県側は立山駅、長野県側は扇沢駅の駐車場に車を停めて、立山黒部アルペンルートの乗り物を利用しましょう。
立山黒部アルペンルートの反対側に抜けたい場合は、手荷物回送サービスやマイカー回送サービスもありますよ。
富山駅からのアクセス方法
立山黒部アルペンルートの真ん中に位置する黒部ダムには、富山側からと長野側からとそれぞれアクセスが可能です。
富山側は、富山地方鉄道の電鉄富山駅から約70分の立山駅まで行くと、ここからは立山黒部アルペンルートになります。この区間には6つの乗り物が運行しており、富山側からはその内5つを乗り継いで黒部ダムまでアクセスします。
立山駅~美女平間7分の「立山ケーブルカー」、美女平~室堂間50分の「高原バス」、室堂~大観峰間10分の「立山トンネルトロリーバス」、大観峰~黒部平間7分の「立山ロープウェイ」、大観峰~黒部湖間5分の「黒部ケーブルカー」ですが、間に待ち時間などもあるので、立山駅から2時間ほどかかります。
長野駅からのアクセス方法
黒部ダムは富山県にありますが、アルペンルートの東側にあるため、長野側からの方が近くなっています。
立山黒部アルペンルートの東側の入口は、扇沢駅で関電トンネル電気バスで黒部ダムまで16分です。JR長野駅から扇沢駅までのルートに電車はないので、アルピコ交通の特急バスでアクセスします。所要時間は1時間45分ほどです。
松本駅からのアクセス方法
長野県の西側のJR松本駅からは電車とバスを組み合わせて、立山黒部アルペンルートの入口である扇沢駅に行くことができます。
JR松本駅からJR信濃大町駅までは、JR信濃大町駅中央線特急「あずさ」で37分、大糸線で約1時間、JR信濃大町駅前からはアルピコ交通の特急バスで扇町駅前まで40分です。扇沢駅からは関電トンネル電気バスで黒部ダムまで16分でアクセスできます。
黒部ダムへ貸切バスで行こう
一般車と違い、貸切バスは立山から室堂ターミナルまでアクセスすることができるので、10名以上で黒部ダム観光をする場合には、貸切バス利用がおすすめです。
公共交通機関、レンタカー、乗り合いツアーバスと比べて、貸切バスにはこんなメリットがあります。
乗り換えなしで現地までラクラク移動
目的地までの移動に公共交通機関を利用すると、電車やバスの乗り換えをして現地までは徒歩移動ということも多いですよね。旅行の大きな荷物を持ちながらの移動や、グループでの大人数の移動では目的地に着くまでに疲れてクタクタになりかねません。
貸切バスであれば、指定の集合場所から目的地の駐車場まで最短ルートで一気に移動することができます。もちろん移動の途中に寄りたい場所があれば経由地設定もできますよ。
運転はプロドライバーに任せて安心
貸切バスは運転手付きのバスをチャーターできるので、レンタカーと違って運転はすべてプロドライバーに任せることができます。これなら知らない土地や慣れない道でも安心ですね。
グループに運転を担当する人がいなければ、気兼ねなくみんなでお酒を飲んだり食事をしたりできますし、帰り道で疲れたら眠って休みながら移動することができますよ。
ビジネス用途など使い方は自由
貸切バスは1台のバスを丸ごとチャーターするので、用途に合わせた様々な使い方ができます。
ビジネスであれば取引先の方々を車内で接待しながら送迎したり、社員研修を兼ねてバス車内でミーティングやレクリエーションをしたり、自社のイベントや企画に招待したお客様に映像を見ていただきながら送迎したり、移動時間を有効利用できますよ。
黒部ダムの周辺情報
黒部ダムへのアクセスに役立つ、駐車場・グルメ・観光スポットの情報をご案内いたします。
黒部ダム周辺の駐車場情報
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県営千寿ケ原駐車場
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【住所】立山駅前(富山側)
【収容台数】207台(ゲート付き)
【普通車料金】無料
※立山駅前から800mまでに約900台
※マイカー規制のためこの先は入れません
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扇沢駐車場
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【住所】扇沢駅前(長野側)
【収容台数】有料350台/無料230台
【普通車料金】12時間毎1,000円
※第3駐車場は24時間毎1,000円
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室堂第一駐車場
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【住所】室堂ターミナル前
【普通車料金】利用不可
【大型車料金】無料
※混雑時は乗降のみの場合あり
※混雑時も駐車可能なのは国見駐車場
黒部ダム周辺の宿泊施設情報
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情報がありません
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近隣の宿泊施設情報はありません。
黒部ダム周辺のグルメ情報
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レストラン大日
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弥陀ヶ原ホテル内にある「「レストラン大日」は、宿泊客向けの夕食会席以外にも、一般の昼食利用もできます。ランチの名物は、蛍烏賊や白海老の海鮮丼に雲海をイメージしたとろろが乗った「雲海丼定食」です。他にホテル特製のアルペンビーフカレー・富山県産ポークカツカレー、白海老入りふわふわ定食などもあります。
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室堂ターミナル
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アルペンルートで最も高い標高2450mにある「室堂ターミナル」は、ホテル立山に隣接する商業施設です。レストランは宿泊客のみですが、「ティーラウンジりんどう」は一般利用でき、立山の湧き水を使った水出しコーヒーが人気です。カレーやシチュー、シフォンケーキなどの軽食が頂けます。売店ではお土産に人気のお菓子「立山星の雫」がおすすめです。
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黒部ダムレストハウス
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黒部ダムの東側にある「黒部ダムレストハウス」は、木いちごソフトやハサイダーフロートで一休みできる休憩スポットです。名物のダムカレーは、ほうれん草を使って辛口の黒部ダムカレー・懐かしい味のアーチダムカレー・お子様にもおすすめの甘口ダムカレーの3種です。お土産コーナーには黒部ダムカレーライス型やスコップスプーン、レトルトカレーが売っていますので、ご自宅でもダムカレーができちゃいますよ。
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黒部ダム周辺の観光スポット情報
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称名滝
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立山黒部アルペンルートの西側にある「称名滝」は350mと落差日本一の名瀑です。滝壺の水しぶきはすごいのでレインコートを着ていきましょう。車で行けるのは称名平駐車場までで、立山駅からの直通観光バスもここで停車します。「称名滝」までは遊歩道を徒歩で30分ほど歩きますので、歩きやすい靴がいいですね。見頃は紅葉の秋で、冬期は閉鎖されています。称名滝の手前には「悪城の壁」という日本一の一枚岩盤があり、小さな展望台もありますのでセットで立ち寄ってみてください。
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弥陀ヶ原
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弥陀ヶ原エリアは、ラムサール条約に登録された広大な湿原です。珍しい高原植物が咲き乱れる草原には木製の遊歩道が設けられ、トレッキングを楽しむことができます。2時間ほどかかる外回りコースと1時間ほどの内回りコースがあり、立山展望台コースは約40分です。立山カルデラ展望台からは、日本三大崩れの1つである鳶山崩れを眺めることをでき、大自然の荒々しさを肌で感じられますよ。
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みくりが池
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室堂エリアにある「みくりが池」は、北アルプスで最も美しい火山湖と言われています。深いブルーの湖面に映るアルプスの山々は壮観です。
このエリアには「雪の大谷」があり、春から初夏にかけて雪の壁の間を500mほど歩くことができます。また国の特別天然記念物であるライチョウやオコジョに会えるかもしれませんよ。
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