【簡単解説】貸切バスの中型バスってどんなバス? ‐ 特徴やみんなの疑問も詳しく解説!

貸切中型バス外観

貸切バスというと、修学旅行や団体旅行などで乗ったことがある大型バスをイメージする方が多いのではないでしょうか?バス旅ねっとに貸切バスご利用とお問い合わせいただく際にも大型バスのお問い合わせが非常に多くいただきます。

実は貸切バスには大型バス以外にもみなさんがよくご存じのマイクロバスもありますが、大型バスと名前がつくことからもお判りいただけるように中型バスや小型バスという車種もあります。

実は貸切バスは観光だけではなく、さまざまなシーンで活躍しており、乗車人数で車種をお選びいただくことにより無駄な費用をかけず、また小さいバスにぎゅうぎゅうにすし詰め状態で移動ではなく最適なバスのサイズで快適に移動いただくことが可能です。

今回はあまり知られていませんが、中型バスという大型バスよりも少しだけ小さいバスが実は人気の車種であることをお伝えできればと思います。

このブログで中型バスの特徴や設備、トランクの容量や利用シーンなどをご紹介させていただくことが貸切バスを利用される際により快適にお過ごしいただけるようにお役に立てればと思います。

中型バスの特徴を紹介!

貸切中型バス外観

早速ですが中型バスとはどういうバスなのか特徴を紹介させていただきます。

乗車定員ですが大型バスよりも若干少ない27名程度のグループにオススメの車輌です。大型バスが35名からご利用いただくことを想定していることから比較すると若干少ない乗車人数となります。バス自体の大きさも大型バスに比べると若干小ぶりに見えます。

しかし大型バスでは補助席などがありますが中型バスには補助席がないため乗車人数が少なくなりますが、乗り心地は大型バスに決して負けていません。

設備に関してもトランクなどに積める荷物量は少なくなりますが、それ以外の設備に関してはリクライニングがついていたり、冷蔵庫や湯沸かしポット、テレビやカラオケなど大型バスについているオプションも選択することができます。

みなさんがよくご存じのマイクロバスは乗車人数の最大がおおよそ27人と中型バスと最大値は同じですが、マイクロバスには先ほど中型バスの設備としてあげさせていただいたリクライニングやテレビ、冷蔵庫、カラオケなどはオプションでつけることができません。

最大乗車人数が同じくらいの中型バスとマイクロバスですが、この2車種には設備面において大きい差があり、日帰り観光や1泊2日の長時間利用や大阪から東京などの長距離移動にもマイクロバスよりも中型バスの方が快適に移動することが可能です。
また、大型バスと比較した際にもお伝えしましたが、中型バスには補助席が無いため乗車する全員が正座席に座れることも魅力の1つです。

中型の貸切バス特長

中型バスの定員は何人まで?

貸切バス利用に関する疑問

中型バスの定員は通常27人までで、補助席は付いていません。同じく補助席が無い28人乗りの車輌もありますが、保有しているバス会社はほとんどないため、乗車予定人数が28人以上になる場合は基本的に大型バス利用になります。

またかなり希少ですが、中には33人乗りや補助席が付いた40人乗りの中型バスも存在します。これらを特大中型バスと呼ぶことがあります。しかし、これらの車輌は送迎やスクールバスなどで使用されていることが多く、貸切バスとしては使われないでしょう。

では、なぜ中型バスは27人までの車輌が多いのでしょうか?それは、有料道路料金の区分が関わっているからです。
中型バスは「大型車(車輌の総重量8t以上で、乗車定員29人以下かつ車長9m未満のもの)」で、30人を超えると「特大車」となります。

つまり、座席数を増やすと必然的に車体も長くなるので「特大車」となり、大型バスと同じ有料道路料金を支払うことになります。33人乗りや40人乗りの中型バスが送迎やスクールバスとして利用されているのは、近い距離での移動で有料道路を使用しないからなんですね!

中型バスの座席図が知りたい!

27人乗りの最もノーマルな座席図とサロンタイプの座席図です。サロンタイプを希望する場合はバス会社によってレイアウトが異なる場合があるため、あらかじめ確認が必要となります。

先にも紹介した通り33人乗りや40人乗りは、主に送迎用やスクールバスに使用されていることが多い車輌です。保有会社はさらに少なくなりますが、有料道路を走らず近くの目的地までの往復などにはもってこいの車輌となります。
※有料道路を走る際は、大型バスと同じ「特大車区分」となるため要注意です。

中型バスの座り心地や座席間隔が知りたい!

貸切バスの乗り心地

中型バスは観光仕様で造られているため、充分リラックスできる座り心地です。また、リクライニングも付いており、好きな角度に調整も可能です。長時間の移動にはありがたい存在ですね!

座席間隔は広く、大人の男性でも窮屈に感じることなく乗車できます。メーカーや車種により異なりますが、それぞれの座席背面にはドリンクホルダーや手すり、小物を入れる網ポケットも付いています。

特大中型バスと呼ばれる、33人乗りや40人乗りは通常の27人乗りと比べて座席間隔は少しだけ窮屈になりますが、1度に多くの人数で移動が可能です。

貸切中型バスの座席シート
貸切中型バスの座席シート背面
貸切中型バスの座席シート間隔

中型バスにはどんな設備が付いているの?

貸切バスの設備といえば、校外学習などでアニメや映画を車内モニターで観た経験をした方も多いのではないでしょうか?
しかし、設備はそれだけではありません!中型バスは観光仕様で造られているため、車内に便利で楽しめる設備がたくさんあります。

無料で使用できる設備と、有料オプションとして使用できる設備やサービスもあるので順番に紹介していきます。

中型バスの設備

  • テレビ
  • DVD
  • CD
  • 冷蔵庫
  • マイク
  • カラオケ
  • 湯沸かしポット
  • リクライニング
  • トランク仕様
  • ETC

まず、中型バスの無料で使用できる設備を紹介します。皆さんがご存じのリクライニングやテレビ、DVDをはじめ、冷蔵庫機能や湯沸かしポットもあります。

大型貸切バス設備の冷蔵庫
貸切バス設備 冷蔵庫
貸切バス設備の湯沸かしポット
貸切バス設備 湯沸かしポット

冷蔵庫や湯沸かしポットはあまり知られていませんが、夏の暑い時期や冬の寒い時期にありがたい存在ですね!またETCカードの持ち込みも可能で、有料道路料金を出発当日に現金で支払うのが面倒な方にはオススメです。
※バス会社によって持ち込み不可のところもあるため希望する場合は確認が必要になります!

その他に、移動時間も楽しめるようカラオケやビンゴゲームが車内でできます。カラオケは製造年数にもよりますが、中には採点式機能が付いているものもあるので本格的に楽しめます。ビンゴゲームではみんなで景品を用意したりして盛り上がるのもプライベート空間ならではの楽しみ方ですね!

オプションの設備とサービス

  • バスガイド
  • 通訳ガイド
  • サロンタイプ
貸切中型バスのサロンレイアウト
サロンタイプ
貸切中型バスのサロンレイアウトテーブル付き
サロンタイプテーブル付き

車内でさらに楽しみたい方は、サロンタイプがオススメです!サロンタイプとは、バスの後方部分がコの字型になっている座席のことです。TV番組のバス移動中の車内のように、サロンタイプでおしゃべりしながら乗車したいという方も多く、根強い人気があります!サロンタイプでカラオケをしながらお菓子を食べて、ワイワイするのも貸切バスだからできる楽しみ方ですね!

貸切バス設備トイレ
トイレ付き貸切バス
貸切バス設備リフト
リフト付き貸切バス

また、車内にトイレが設置された車輌もあります。座席数はその分少なくなりますが、渋滞が心配な方や高齢の方が乗車する際に、また待機車輌として利用する際にもオススメです。
リフト付き車輌も同じく、中に車椅子を固定してそのまま乗車できるスペースが確保されているため、座席数は少なくなりますが乗降も安心して利用できます。

トイレ付きやリフト付きの車輌は保有しているバス会社も限られていますので早めに問い合わせると良いでしょう。
オプションサービスには、観光する方にオススメのバスガイドや通訳ガイドも手配が可能です。ガイドさんから観光地やその街の歴史を学んで楽しさ倍増です!

中型バスのトランクはどれくらいの容量?

貸切バスのトランク容量

<※トランク写真例 (1本当たり:高さ約90㎝・幅約90㎝・奥行約230㎝)
中型バスは大型バスより車体の長さが約3mほど短くなるため、トランクの容量も必然的に少なくなります。しかし、人数分のボストンバックやリュックサックなどは充分に入る大きさです。スーツケース、スキーやスノボの板、ゴルフバッグなど大きな荷物を乗せる場合はあらかじめバス会社へ確認しましょう。

積み込める荷物の例(スーツケースなど)

今回は、スーツケースとゴルフキャディバッグ、スキー・スノボ道具がそれぞれどれくらい積めるのかの目安を紹介します。中には1本貫通式のトランクや、トランクが付いていない車輌もあるので、荷物が多い場合は問い合わせ時に伝えておくとスムーズです。

貸切中型バスのトランク容量

※メーカーや保有会社により異なる場合があります。表はあくまで目安となります。

トランクに積みきれない場合はどうする?

荷物が多くてトランクに積みきれない時の対処法が4つあります。1つずつ紹介していきます。

①大型バスに車種変更
荷物が多く、積みきれるか不安な場合は大型バスに変更しましょう。車種を変更するだけでトランクの容量は大きく変わります。(目安として、大きなスーツケース約40個分)

②荷物を入れるカバンを変更・輸送
スーツケースをボストンバックやリュックサックに変更しましょう。スーツケースは固く、中の荷物を守ることができますが、ボストンバックなら強度は弱いものの変形することが可能なため、より多くの荷物を積むことができます。また、ゴルフキャディバッグの場合は、ゴルフ場に送ることも1つの手段です。

③荷物車を用意
荷物だけを乗せる車を用意するのも良いでしょう。ただし、運転する人が必要になるのが欠点です。

④車内に持ち込む
満員でない場合、空いた座席に荷物を置くことも可能です。座席の足元や車内の荷物棚を利用すれば多少の荷物なら収納が可能です。だたし、通路には荷物は置かないようにしましょう。これは「旅客自動車運送事業運輸規則」により、制限されています。乗降の際に出入り口や通路がふさがっていると、緊急時に荷物が障害になって逃げ遅れる原因になるため大変危険です。

中型バスの料金相場はどれくらい?

中型バスの特徴が分かったところで次に知りたいのは、「料金相場がどれくらいか?」ではないでしょうか。貸切バスは、バスを走らせる「時間」と「距離」により料金が算出されます。そのため、利用内容によって料金は異なります。

中型バスの参考料金

運転手付きの中型バスをチャーターした際の参考料金です。貸切バス利用料金は走行距離と拘束時間を基本にご利用時期などでも変化しますので、ある程度スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームよりお問い合わせください。

※価格はすべて税別 3月 4月 5月
平日 ¥75,000~ ¥80,000~ ¥80,000~
土日祝日 ¥78,500~ ¥82,000~ ¥82,000~

観光の場合

観光の場合は、多くの方が朝から夕方の時間に利用しています。観光地での滞在時間や移動時間にもよりますが、日帰りの東京観光と山梨観光の2つのパターンで紹介します。

貸切中型バスの東京観光利用
貸切中型バスの東京~山梨観光利用

送迎の場合

送迎の場合は利用目的によって滞在時間や場所もそれぞれです。片道と往復送迎の場合を見てみましょう。

貸切中型バスの片道送迎利用
貸切中型バスの往復送迎利用

貸切バス料金はご利用時期などで変化しますので、詳しくはバス旅ねっとまでお問い合わせください。

中型バスの利用シーンを知ろう!

中型バスは観光をはじめ、送迎や長距離移動にも最適です。しかし、実際貸切バスを使おうと思っても「どんな利用用途でもいいのか?」「短距離、短時間でもいいのか?」など、分からないことばかりでしょう。「中型バスはこんな利用用途にも人気なんだ!」と知ってもらうために実際使われているいろんな利用シーンを紹介します!

個人での利用シーン

中型バスでの観光の場合、日帰りや1泊2日、長い場合は1週間の旅をする団体もいます。家族旅行や女子会旅行などいろんな方が楽しんでいます!また、BBQや海水浴など季節のアウトドア送迎や、親戚や家族を乗せた結婚式場送迎も非常に人気です。もちろんトランクも付いているので空港送迎やゴルフ場送迎にも向いています。

法人での利用シーン

社員旅行はもちろんのこと、大きすぎず小さすぎない中型バスで快適な移動ができることから視察や研修利用にも大活躍。また、中型バスの豊富な設備なら大切な取引先を乗せて接待することも可能です!ロケ撮影や移動車としても利用されています。

学生・学校での利用シーン

部活のバッグや道具が多い合宿は貸切バスでの移動が定番です。また、学生の方の一大イベントである卒業旅行やサークル・ゼミ旅行にも人気です。学校行事の利用シーンといえば、遠足や修学旅行。観光仕様で長距離にも向いているため、先生方も安心して移動ができます。

中型バスの有料道路料金や駐車場料金はいくらくらい?

貸切バスの料金のほかに気になるのが有料・高速道路料金や駐車場料金です。自分で調べる場合、「ドラぷら」や「ナビタイム」が便利です。有料道路区分は、「大型車」で設定して調べましょう。※33人乗りや40人乗りの特大中型バスを利用する場合は「特大車」となります。

自分で調べるのが不安な方には、「バス旅ねっと」が皆さんに代わって行程の高速・有料道路料金を調べることも可能です。
駐車場料金は観光地や地域によって料金はそれぞれです。無料の駐車場の場合や1回当たりの料金の場合、1時間当たりの料金の場合などがありますので、施設に電話して確認してみると良いでしょう。

有料道路料金の例

新宿IC~河口湖ICまでの片道(大型車に設定)の場合

  • 通常料金:6,840円
  • ETC:4,840円  

※2020年10月現在 指定ルートにより料金は変動します。

現金で支払うかETCを利用するかによって料金が大幅に変わる場合があります。事前に使用するICを調べておくと安心です。

駐車場料金の目安

貸切バスの駐車場は場所や地域にもよりますが、おおよそ1,500~3,000円(滞在時間1~3時間当たり)のところが多いようです。観光地の駐車場は意外にもすぐに予約が埋まることが多いので、早めに探したほうが良いかもしれません。

また「バス旅ねっと」では、「駐車場の代行手配」や「宿泊先の手配」、「プランの相談」も対応が可能です。仕事の合間に貸切バスの手配をする方、駐車場や宿が予約できるか不安な方は是非ご相談ください。

ほかの車種も見てみよう!

今回は、貸切バスの「中型バス」について紹介しました。今から企画する方や、すでに貸切バスを探している方、まだ計画段階の方の少しでも参考になれば嬉しいです。また、「人数や荷物の調整が必要な場合」や「費用を抑えたい場合」、「行程に悩んでいる場合」は、ほかの車種についても見てみてください!新たな発見や、あなたに合った車種と出会えるかもしれません。

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