【貸切バス有料オプション解説】観光・送迎のワンランク上の活用方法

貸切バスはオプション追加で快適便利

バスを丸ごと1台チャーターするため、移動中は周囲を気にせず自由に過ごせる貸切バス。
貸切バスには元々備え付けられている無料の設備もありますが、有料オプションを追加することで、さらに観光旅行を楽しく、より快適に車内で過ごすことができます。少しリッチに利用したい方はVIP仕様にすることも可能です。
今回は多様な貸切バス手配実績が豊富な「バス旅ねっと」が貸切バスにはどうようなオプションがあるのか、特徴や利用シーンから解説します。

貸切バスのオプションを紹介

まず貸切バスの設備には、テレビや冷蔵庫など観光バスに標準装備されている無料設備と、オプション利用の追加料金が発生する有料設備があります。一般的に「設備」とは無料設備を、「オプション」は有料設備を指します。この記事ではオプションの内容だけご紹介します。 無料設備に関する詳しい解説は下記の記事にありますので、合わせてご覧ください。

バス旅行を楽しむためのオプション

観光旅行で貸切バスを利用する時におすすめのオプションはこちらです。

バスの座席は通常進行方向に向いていますが、サロンタイプのオプションではコの字型にレイアウトすることができます。バスガイドに観光地案内をお願いするとバスツアーのように楽しめますよ。観光シーズンは特に混み合いますので早めに予約しておきましょう。

機能面を重視したオプション

貸切バスを便利にするためのオプションはこちらです。

車椅子のまま乗降できるリフト付きバスやトイレ付バスといった特殊車両や、スマホなどが充電できるUSB電源・AC電源があるバスは数が少ないので早めにチェックしておきましょう。

ビジネス用途に向いたオプション

ビジネスでお客様や取引先を送迎する際におすすめのオプションはこちらです。

革張りなど内装が豪華なVIP仕様や、通常タイプの新車を指定することが可能です。ただしこちらも数に限りがありますので、早めに予約しておいた方が良いでしょう。

各オプションの特徴を解説

それではそれぞれの設備の詳しい内容を見ていきましょう。

サロンタイプ

サロンタイプは座席を回転させてコの字型にレイアウトし、中央にテーブルを置くことができます。観光旅行ゴルフでの移動中の飲食、視察研修でのミーティングはもちろん、接待での利用におすすめです。

サロンタイプのオプションがあるのは、基本的に観光バスタイプの大型バス中型バス小型バスだけですが、すべての車両に搭載している機能ではないので、サロンバスを所有しているかはバス会社に確認しましょう。

貸切大型バスのサロンレイアウト
大型バスサロンタイプ
貸切中型バスのサロンレイアウト
中型バスサロンタイプ
貸切小型バスのサロンレイアウト
小型バスサロンタイプ
貸切中型バスのサロンレイアウトテーブル付き
テーブル付きサロン
後部座席がコの字型になった貸切大型バスサロンレイアウト
テーブル付きサロン

バスガイド/通訳ガイド

バスガイドには大きく分けて3種類あり、いずれもオプションとして依頼が可能です。それぞれの業務範囲が法律で定められていますので、目的に合わせたバスガイドを依頼しましょう。例えばドライバーさんに「観光地の前を通ったら車内放送してほしい」などガイド業務を依頼することはNGです。

貸切バスのオプション「ツアーガイド」
  • ガイド
    ツアーガイドと呼ばれる観光地にまつわる情報を案内してお客様を楽しめせる役割で、一般的にガイドと言うとツアーガイドを指します。乗客が安全に移動するための声掛けや車内点検など運転手をサポートもできますが、特別な資格はいりません。
  • 添乗員
    ツアーコンダクターと呼ばれる「国内旅程管理主任者」の資格が必要なガイドです。ホテルのチェックイン・チェックアウト、現地でのスケジュール管理など、当日の旅程管理を担います。
  • 通訳ガイド
    添乗員の持つ「国内旅程管理主任者」の他に、国家試験である「全国通訳案内士試験」を持ち、海外から来日されるお客様への観光案内やスケジュール管理を行います。

バスガイドの料金相場は拘束時間やシーズンにより異なりますが、基本料金が10,000~50,000円、通訳ガイドは対応できる言語にもよるので30,000~100,000円のような幅があります。さらにバスガイドには別途、食事代・現地への交通費・宿泊代なども必要になります。

リフト付きバス

車椅子に乗ったまま乗り降りできるように電動リフトが設置された特殊車両のバスを、オプションとして利用することができます。介護デイサービスのような福祉バスなどでは、マイクロバスやミニバスサイズの車両にリフトが付いていることもありますが、貸切バスでチャーターすることができるのはほとんどが大型バスです。注意点としては下記が挙げられます。

リフト付き貸切バス4
  • 座席数が減る
    車内では車椅子を固定するスペースを確保するため、車椅子1台につき3~5席の座席を取り外しますので、定員数が減ります。
  • 余裕のある乗降場所が必要
    通常でも大きな大型バスに、さらにリフト可動域分の幅が必要なため、十分な広さがないと乗降ができません。
  • 準備や乗降に時間がかかる
    リフトでは車椅子1台ずつの乗降になるため時間がかかります。また準備にも時間がかかるので当日急に利用することはできません。

下記の記事ではさらに詳しくリフト付きバスの解説をしていますので、合わせてご覧ください。

トイレ付きバス

夜行バスなどではトイレが付いていることが多いですが、貸し切りの観光バスの場合トイレ付き車両はかなり少なく、ほとんどが大型バスとなっています。下記のような注意点があること、リフト付きバスと異なりトイレ休憩を増やすなどの代替案があることから、利用者は少ないオプションです。

貸切バス設備トイレ
  • 座席数が減る
    トイレのスペースを確保するため、後方設置の場合は3列分13席ほど座席が減ります。
  • 走行中は利用できない
    貸切バスはシートベルト着用義務がありますので、走行中にトイレは利用できません。
  • 利用回数に制限がある
    汚物は運行終了までタンクに溜めておくため、20~30回などの利用制限があります。

下記の記事ではさらに詳しくトイレ付きバスの解説をしていますので、合わせてご覧ください。

USBポート

新幹線には通常USBポートではなくコンセントが搭載されていますが、高速バスや貸切バスなどの観光バスの場合はコンセントよりもUSBポートの方が一般的です。ただし比較的新しい規格であるType-CやUSB3.0などの急速充電には対応しておらず、昔ながらのType-A USB 2.0なので、充電には時間がかかるでしょう。ごく一部の夜行バスでType-Cにも対応している車両があるようなので、将来的には貸切バスでもType-C対応車両をチャーターできる日がやってくるかもしれませんね。

USBポートの設置場所は、全席に1個ずつある車両と、窓側のみの車両が存在しますので、事前にバス会社に確認しておきましょう。

貸切バス設備USB1
座席ごとのUSBポート
貸切バス設備USB2
窓側のみのUSBポート

コンセント

新幹線や夜行バスにはコンセント(AC電源)が付いていることが多いですが、使用できる電力量が小さいため充電専用となっています。電力供給が必要なアイロンやドライヤーは故障の原因となるので絶対に使用してはいけません。貸切バスのオプションにもコンセントがありますが、そもそも対応している車両が少なく、新幹線よりさらに電力量が小さい車両も多いです。そうなるとスマホ・ポータブルゲーム機・デジカメなどの小型電子機器の充電は可能ですが、ノートパソコンの充電はできませんので、気になる場合はバス会社に確認した方がいいでしょう。

電圧電流消費電力
家庭用コンセント100V15A1500W
新幹線100V2A200W
高速バス・貸切バス100V0.2~2A20~200W

みなさんは普段モバイルバッテリーとUSBケーブルを持ち歩く機会も多いと思いますが、USBポートではなくコンセントの車両となった場合は、ACアダプタをお忘れないようにご注意くださいね。

貸切バスのオプション「コンセント」座席ごと
座席ごとのコンセント
貸切バスのオプション「コンセント」窓側のみ
窓側のみのコンセント

一般乗用車のオプションにある1500Wアクセサリーコンセントは、家庭用コンセント同等の出力ができます。そのためマイクロバスやミニバスの中にも1500Wコンセントをあとづけしている車両が存在します。所有しているのはアイロンやドライヤーの使用が想定されるロケバスの専門会社が多いので、必要な場合は相談してみましょう。 

VIP仕様

通常の観光バスや送迎バスが豪華仕様になったものがVIP仕様オプションで、対応している車両は大型バスマイクロバスが多くなっています。バス会社によって装備やサービスが異なりますが、下記のような装備が例として挙げられます。

貸切バス設備VIP仕様マイクロバス
  • 広い座席間隔
    通常正座席45席の大型バスに10席のみの座席配置など、1席が広々と使えるようなレイアウトになっている車両があります。
  • 豪華な外装内装
    高級ホテルのような上品で落ち着いたデザインに統一されている車両が多く、革張りシートや天窓がある車両もあります。
  • 豪華な設備
    1席ごとの地デジモニター・フリーWi-Fi・読書灯・格納式テーブル・フットレスト、パウダールームなど装備は様々です。
  • アメニティサービス
    コーヒーやお茶などのドリンクサービス、おしぼりやスリッパ・ブランケットが準備されている車両もあります。

新車指定/カラー指定

オプションとして新車指定やカラー指定が可能ですが、貸切バスは出発地に配車権のあるバス会社しか利用することができないため、必ず希望のバスがあるかは問い合わせてみないとわかりません。また取引先のライバル社を使わないように配慮する場合など、バス車両やタイヤのメーカー指定も可能です。
これらの指定はバス会社1件1件確認するのは手間なので、バス旅ねっとのような貸切バス手配サービスに依頼した方がスムーズでしょう。

セーフティバス

貸切バスには、公益社団法人日本バス協会が実施する「貸切バス事業者安全性評価認定制度(セーフティバス)」があり、貸切バス事業者の安全性への取り組み状況がランク付けされています。自社イベントへ自社顧客を送迎する場合など、できるだけ安全性が高いバスを利用したい場合には、セーフティバス事業者指定のオプション指定がおすすめです。

セーフティバスに関する詳しい解説は下記の記事をご覧ください。

貸切バスのオプションまとめ

今回ご紹介した貸切バスの有料オプションのポイントを表にまとめました。バス車内でより快適に楽しく移動するなら送迎仕様のバスではなく、紹介した設備が豊富に備わっている観光仕様のバスがオススメです。皆さんの利用目的に合わせて存分に貸切バスを活用してください。

オプション特徴
サロンタイプ・後方座席をコの字型にレイアウトできるオプション
・中央にテーブルを設置できるので飲食・商談・接待向き
バスガイド・観光地案内、スケジュール管理、通訳ガイドの3形態がある
・基本料金の他に飲食代、交通費、宿泊費が必要
リフト付きバス・車椅子に乗ったまま乗降できる特殊車両
・乗降場所や時間には余裕を持たせておく
トイレ付きバス・利用回数に制限があるので注意
・トイレ休憩を増やすほうがおすすめ
USBポート・車両によって全席設置、窓側のみ設置の2パターンがある
・USBポートはType-Aのみで急速充電には未対応
コンセント・小型電子機器の充電程度の電力しかない
・ACアダプタを忘れないように注意する
VIP仕様・通常よりかなり座席数が少ないゆったり設計
・バス会社により異なるが、上品な造りで快適性が高い装備が付いている
新車指定/カラー指定・年式、カラーリング、メーカーなどを指定可能
・該当車両が利用エリアに無い場合もある
セーフティバス・第三者機関の日本バス協会が認定する安全評価基準がある
・接待や自社顧客の送迎時におすすめ

貸切バスの利用目的によって、必要と感じたもの、不要と感じたものが異なると思いますが、情報が多くて何を選んだら良いかわからないという方も安心してください!

貸切バス手配サービスの「バス旅ねっと」は、全国に業界最大級の提携バス会社数のネットワークと豊富な実績があります。お客様のご要望から最適なバスプランのご提案から、希少オプション搭載車両の手配まで一括でお任せいただくことが可能ですので、お気軽にご相談ください。具体的に日程スケジュールが決まられている場合はお見積りフォームよりご要望をお聞かせくださいませ。

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