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阿蘇のパワースポットめぐり！黒川温泉1泊2日モデルコース
熊本には自然の偉大さを全身で体感できる阿蘇山を中心に、たくさんのパワースポットがあります。熊本から阿蘇方面へは東西にJR肥後本線が走っていますが、南北の移動や点在するスポットをめぐるには、路線バスを乗り継いだりと不便です。そのため熊本・阿蘇の観光には、熊本空港などでレンタカーを借りるのがおすすめです。また10人以上のグループの場合は、運転手付きの貸切バスをチャーターするという方法もあります。貸切バスは個人でも、利用距離と距離に応じた料金で簡単に利用することが可能です。阿蘇のドライブルートを、自分たちだけで貸し切ったバスで走り抜けてみませんか？運転はプロドライバーに任せられるのでパノラマ絶景も堪能し放題ですよ。
今回ご紹介するモデルコースは、1日目に阿蘇くまもと空港を出発して阿蘇山の西寄りルートを北上し、絶景＆パワースポットの「鍋ヶ滝」へ。全国的にも人気の黒川温泉に宿泊してからの２日目は、阿蘇山の東寄りルートを南下して由緒ある「阿蘇神社」と現代に新しくできた「宝来宝来神社」に参拝して、阿蘇くまもと空港に戻るコースです。貸切バス利用を想定していますが、マイカーやレンタカーの阿蘇ドライブコースとしてもおすすめですよ。
熊本県の見どころ観光スポット
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1日目午前阿蘇パノラマライン
熊本といえば阿蘇山ははずせない観光スポットです。阿蘇山は二重式の火山となっており、東西に伸びた中岳・高岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳の阿蘇五岳の周囲に128kmに渡る外輪山が広がっています。周辺には絶景ロードやスポットはたくさんありますが、熊本空港から黒川温泉に抜ける場合は、阿蘇パノラマラインを通って中岳を望み馬が放牧された大草原「草千里ヶ浜」へ、さらに北上して外輪山最高峰の「大観峰」というルートがおすすめです。
立入制限がなければ中岳火口を見学することができます。大型バスは通行できないため、見学する場合は中型バスまでのサイズにしましょう。火口入口にはカフェと土産物店の入った阿蘇山上ターミナル・団体で食事ができる阿蘇山上ドライブイン・阿蘇山上神社があります。
他に昼食休憩ができるスポットでおすすめなのは大観峰の近くにある「ASO MILK FACTORY（阿部牧場）」です。敷地内には搾りたてミルクからつくるチーズ工房があり、できたてチーズ・あか牛・やまとんポークを使ったスキレット料理のレストランがあります。
【野焼き】2月下旬～3月下旬に実施
【ミヤマキリシマの見頃】5月上旬～6月中旬
【ススキの見頃】10月～11月 -
1日目午後鍋ヶ滝
黒川温泉に行く前に立ち寄ってほしいのは、お茶のCMのロケ地として有名になった「鍋ヶ滝」です。約9万年前の巨大噴火でできた滝は、落差10m・幅20mに広がっており、木漏れ日で照らされた姿は水でできたカーテンのように神秘的です。マイナスイオンたっぷりの鍋ヶ滝は浄化作用を持ち、金運上昇のパワースポットとしても知られています。
受付から滝までは5分ほど歩きますが、険しい道ではありません。滝の裏側にまわることもできるので、滑りにくい靴とタオルがあった方がいいでしょう。混雑緩和のため平日は予約優先、土日祝などの指定日は完全予約となっています。また大型バスは乗り入れできない場所のため、横幅2.3m以下の中型バス・マイクロバスを利用しましょう。
周辺には小国町出身の偉人の施設があるので合わせて立ち寄るのもおすすめです。グレーの画家として国際的に評価されている坂本善三生家にできた全館畳「坂本善三美術館」、2024年新紙幣千円札の肖像となった近代医学の父・北里柴三郎の生家にできた「北里柴三郎記念館」です。 -
宿泊黒川温泉
宿泊する黒川温泉は、温泉街一帯が1つの旅館のような「黒川温泉一旅館」がコンセプトの温泉地です。大規模な旅館はなく、30軒ほどの小さな宿が集まった秘境感のある温泉地ですが、全国の人気温泉地ランキングにもランクインするほど人気があります。人気の理由は、入湯手形のしくみを使って露天風呂めぐりができることと、源泉によって7種の泉質を楽しめることです。
温泉街では夏と冬にはライトアップイベントが開催されるので、夜の散策もいいですよ。また温泉街中心部から少し東にある瀬の本高原にはホテルやキャンプ場があり、標高900mの高さから見上げる星空が人気です。天然のプラネタリウムを楽しんでみては。 -
2日目午前阿蘇神社
黒川温泉から熊本空港への折り返しルートは、阿蘇外輪山を東から南に抜けていきましょう。2日目に最初に訪れたいのは熊本のパワースポットめぐりでかかせない「阿蘇神社」です。全国に約500社ある阿蘇神社の総本社で、創建から二千年以上の歴史があります。神殿など6棟が国重要文化財に指定されており、特に楼門は茨城県の鹿島神社・福岡県の箱崎宮と並び「日本三大楼門」の1つとされています。2016年の熊本地震では甚大な被害を受けましたが、倒壊した楼門も2023年12月に復旧工事が完了しています。地域を守って蘇った姿からはきっとパワーをいただけることでしょう。また「願かけ石」や「高砂の松」は縁結びのご利益で有名ですよ。
阿蘇神社は全国でも珍しい横参道になっており、不老長寿のご利益があるとされる銘水「神の泉」の他に、学業の泉・金運の水・幸の泉など湧き水の水飲み場がたくさんあり水基巡りが人気です。阿蘇一の宮門前町商店街では食べ歩きもできますので、昼食休憩も兼ねて自由散策をしてはいかがでしょうか。団体でも利用しやすい周辺の飲食店は、あか牛炙り牛カツ丼の「阿蘇はなびし」、精肉店直営の「よかよか亭 あか牛館 宮地店」、自家製漬物と蕎麦の「産庵」などです。
時間に余裕があれば、阿蘇外輪山の南に位置する「白川水源」にも立ち寄りましょう。平成の名水百選に選ばれた豊富な水源は持ち帰ることができ、空のペットボトルが現地で販売されています。場所は不老長寿や諸病退散にご利益がある「白川吉見神社」境内ですので合わせて参拝しましょう。 -
2日目午後宝来宝来神社
モデルコース最後のパワースポットは2016年に創建された「宝来宝来神社（ほぎほぎじんじゃ）」です。できたばかりの神社にそんなにパワーがあるのかと思われるかもしれませんが、宝くじに当たる神社として有名で、当選者からの寄付で造られるほどご利益の実績？があるのです。始まりはこの地で行われた工事。埋まっていた岩を壊そうとすると重機が度々壊れ、重機の運転手の夢の中に岩が現れ「なぜ壊そうとするのか」と話しかけてきたそうです。運転手が「生活のためにお金が必要なのだ」と答えると、岩が「それなら宝くじを買いなさい、そして当選金の一部で私を祀ってほしい」と言われ、本当に生活に困らない額が当選しこの神社ができたのだそうです。昔話の逸話にありそうな話が本当にあるなんてびっくりですね。その岩は”当銭岩”と名付けられ、続々と高額当選者が出ているそうですよ。
現代式の神社ということもあって「開運御利益ブラックルーム」「くじ猫大明神」「愚痴聞き布袋様」「バイク大明神」などおもしろネタがたくさんあるので、楽しく参拝してみてください。
