【完全保存版】全国の見学できる酒蔵30選とオリジナル酒蔵めぐりツアープラン計画のコツ

飲んでも大丈夫!貸切バスで巡る酒蔵ツアー

バスツアーには様々なコースがありますが、日本酒の魅力を体感できる「酒蔵めぐり」は人気です。全国の酒どころで様々なツアーが企画されていますが、せっかく足を運ぶなら、ツアーのスケジュールに急かされながら他人と一緒にめぐるよりも、仲間だけで自分たちの好みに合わせたオリジナルなプランを立てて、より充実した時間を過ごしたくないですか?

でもマイカーやレンタカーで酒蔵めぐりをするとなると、運転担当はお酒を飲むことはできません。仲間と全員で酒蔵めぐりを楽しめる手段が貸切バスです。貸切バスは観光バスを運転手付きでチャーターし、好きな目的地や経由地を自由に設定できるため、オリジナル酒蔵めぐりツアーをすることが可能です。この記事では、自分たちで酒蔵めぐりツアーを企画するにあたって必ず役に立つ情報を、貸切バス専門の旅行会社「バス旅ねっと」がお届けします。全国の見学ができる酒蔵を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Contents

オリジナルの酒蔵めぐりプランを立てよう

酒蔵めぐりツアーに参加したことがある方は、もっと売店でゆっくり商品を見たかったな、食事の内容はもっと好きなものを選ばせてほしかったな、せっかくだから近くの観光名所にも寄ってみたかったな、などパック旅行に窮屈さを感じたかもしれません。ここではそんな不満を解決できる貸切バスについてお話します。

バスツアーと貸切バスの違い

両者は、誰が旅行の企画をしているかが違うだけで、基本的には同じものです。観光用の大型バスを旅行会社がバス会社から借りて、旅行のプランを企画し、参加者を募って運行しているのがバスツアーです。実はバス会社から観光バスを借りることができるのは旅行会社だけでなく、一般の企業や個人でも借りることができるのです。それが貸切バスです。もちろんプロの運転手付きで、オプションでバスガイドを依頼することも可能ですよ。

旅行会社ではなく個人で貸切バスを利用した場合、メリットとしては自由にオリジナル行程を組むことができるということと、バスは自分たちだけの貸し切りなので他人が一緒に乗車しないということです。逆にデメリットとなるのは、自分たちで利用施設や駐車場・飲食店の手配をして運行のための行程表を作成しなければいけないこと、すべての料金がパックになったバスツアー料金と比べて1人当たりの費用が割高になることです。
初めて貸切バスを利用される場合は特に、直接バス会社と契約するとわからないことも多いと思いますので、貸切バスの依頼はバス旅ねっとのような貸切バス手配サービスを利用されることをおすすめします。

貸切バスの種類

貸切バスは、まず大きく2つの種類に分かれており、さらにそれぞれで大きさの種類があります。

貸切バス大きさ比較「マイクロバス」

1つ目の種類は送迎バスです。これは近距離送迎用に特化した車両で、乗車の快適さよりもコンパクトでリーズナブルであることが重視されています。旅館の送迎で使われているような小さめのバスですね。狭くて近い距離を周遊するような場合に適しています。大きさは18~27名向けのマイクロバス、10名程度向けのミニバスの2種類あります。

貸切大型バス(35から60名

2つ目の種類は観光バスです。これは長距離を快適にすることに特化した車両で、座席がふかふかで車内設備やトランクが充実しています。長距離でも車内で疲れないようにくつろぎたい場合に適しています。大きさは30~60名向けの大型バス、27名までの中型バス、25名までの小型バスの3種類があります。小型バスは製造が終了しており保有しているバス会社が少なく、あっても古い車両が多いので、少人数の場合でも中型バスにするか、マイクロバスがおすすめです。

貸切バスの利用方法

貸切バス見積書

まず貸切バスの料金についてです。貸切バス料金は1台いくら、1人いくらと決まっているわけではなく、利用する時間と距離から計算することでバス1台のチャーター料金を算出します。そのため同じ目的地だったとしても、経由する地点が多かったり、1箇所ずつの滞在時間が多いと、料金は高くなっていきます。
できるだけコストを抑えるためにタイトなスケジュールを設定してしまうと、バスツアーとあまり変わらなくなってしまうので、多少料金が上がったとしてもスケジュールはゆったりめに設定されることをおすすめします。それでも人数が集まっていれば、1台のチャーター料金を人数で割ると、公共交通機関の料金よりは安く収まる場合もありますので、まずは見積りをとって検討してみてください。
なお貸切バス料金に含まれているのは車両代・ドライバー人件費・ガソリン代・バス会社加入の保険で、高速料金・駐車場料金・施設利用代・宿泊費は含まれていません。ツアーバスがいかに安いかがわかりますね。

貸切バス予約はお早めに

次にバス旅ねっとを利用した場合から予約の流れを説明します。見積りをとってその内容で貸切バスを利用したいとなった場合、まずは予約フォームから申請してください。その後バス旅ねっとがバス車両を確保します。エリアや時期によってはバスの空きがまったくないこともありますので、見積り段階で空き状況だけ行うことも可能です。確実にバス車両を確保したい場合はお早めのご予約をお願いします。

貸切バス定員オーバー

最後に注意点です。貸切バス1台をチャーターする料金は乗車する人数が変更しても変わりませんが、バス車両には法的な定員数が定められていますので、人数が増えたことによって予約したバスの定員数を越えてしまった場合、バス車両を1つ大きく変更する必要があります。予約の際には、正座席の数と補助席の数をしっかり確認しておきましょう。

目的に合った酒蔵を選ぶコツ

酒蔵めぐりに行く際、どの酒蔵を選べばよいか悩むことがあります。自分たちが酒蔵のどこに魅力を感じるのか、何をを知りたいのかという目的を再確認して、それに合わせた酒蔵を選ぶことで、より楽しい酒蔵めぐりを体験することができます。大きく分けて3つの目的から酒蔵選びのコツをご紹介します。

お酒がどのようにできているのか造り方を知りたい

貸切バスで大人の遠足へ酒蔵選びのポイント2

いつも日本酒を飲んでいるけれど、実際どうやって作られているのか、酒蔵それぞれの特長を知りたいという人は、酒造りの現場を見学できる蔵やガイドによる説明がある蔵を選びましょう。

酒造りを見学できるかをチェック

まず、酒蔵見学はすべての蔵で見学できるわけではありません。小さな蔵では見学そのものを行っていない場合もあります。また、団体での見学や、季節を限定しての見学を行っている蔵もあります。
蔵見学を行っていても、酒蔵の展示室などを見学するパターンや蔵の内部を見学できるパターンがあり、なかには実際に酒造りの現場を見学できる蔵もあります。日本酒造りは寒い時期に始めるのが主流なので、仕込みの現場を見学したいのであれば、冬がねらい目です。搾りなどの仕上げを見学したり、蔵人たちの姿を見学したい場合は、春がオススメです。ただし、あらかじめ酒造りの現場を見学可能か確認しておくことが前提となります。

セミナーやガイドによる案内の有無をチェック

酒造りの現場を見学できない蔵でも、別室で酒蔵の歴史や酒造りの基本を学べるセミナーが行われていたり、ガイド付きで資料館を見学できたりする蔵があります。直接酒造りに携わっている杜氏から酒造りのこだわりや酒造りの道具ついて説明してもらえるところもあり、蔵独自の酒造りのこだわりや仕込み方の違いなどを学ぶことができます。

日本酒の味を学びたい

貸切バスで大人の遠足へ酒蔵選びのポイント3

難しいことは抜きにして、自分の舌で蔵のお酒を味わいたいという人は、テイスティングや飲み比べができるのかどうかを調べておきましょう。

試飲ができるのかをチェック

蔵見学や日本酒の販売を行っていても、試飲は行っていない場合があります。つくりたての日本酒や搾りたての日本酒、蔵限定の日本酒などを試飲できる蔵もあるので、蔵に行って日本酒を味わいたい人は、試飲の可否を事前に確認しておきましょう。
春には搾りたての日本酒が味わえるチャンスです。行く時期によって試飲できるお酒の種類が変わる蔵もあるので、お目当ての日本酒や好みの日本酒がある場合は、事前にどんなお酒を試飲できるのかを確認しておきましょう。

利き酒ができるのかをチェック

日本酒の酒造には1つの蔵で多彩な日本酒を製造している蔵もあれば、品種を絞って定番商品を造っている蔵もあります。せっかくなら同じ蔵の日本酒を飲み比べてみたいという人は、利き酒ができる蔵を選びましょう。
精米歩合や使用している酒米が異なるものや、同じ酒米・精米歩合で火入れ方法だけが異なるものなど、利き酒にもいろんなパターンがあります。自分好みの日本酒を飲み比べたい人や、これまでは避けてきたけれど、好きな日本酒と飲み比べてから違いを学びたいという人にピッタリです。

地酒を生んだ土地や歴史について知りたい

貸切バスで大人の遠足へ酒蔵選びのポイント1

その土地ごとに造られた様々な日本酒は「地酒」と呼ばれるとおり、その土地でとれる特産品や名物に合わせて造られたものが多いです。酒蔵の場所に実際に行くと、その地酒が生まれた歴史的背景や伝統文化などを体感することができるので、それも目的の1つになるでしょう。

資料館があるかをチェックする

有名な酒どころでは、酒造メーカーがお酒にまつわる歴史資料館や観光施設を建てている場合も多いです。酒蔵の見学とセットでまわると、より深く地酒について知ることができるので、できたての日本酒を口にしたときの感動もひとしおでしょう。

地元のお祭りや伝統行事をチェックする

古くより貴重だったお米が原料である日本酒は、ハレの席で嗜まれてきたため、地元のお祭りと伝統行事などと深い関わりがあるものが多くあります。地酒がその土地でどのように愛されてきたのかを空気から味わうには、お祭りのタイミングなどでその土地に行ってみることがおすすめです。

日本酒と料理のペアリングを楽しむコツ

酒蔵めぐりの醍醐味と言えば、日本酒にぴったりのおいしい料理を楽しむことですよね。酒蔵めぐりに参加したメンバーの満足度を高めるポイントは、幹事の食事選びにかかっていると言っても過言ではありません。とはいえ日本酒は種類が多いので、どの食材・料理とマッチするか迷ってしまうかもしれません。日本酒と料理のペアリングについて、基本を知っておくと、普段の食事の参考にもなりますので、ぜひチェックしておきましょう。

マリアージュとペアリングの違い

ワインと料理、お茶とお菓子などで相性が良いとされているものを「マリアージュ」と言いますよね。「ペアリング」とは同じ意味なのでしょうか?マリアージュとペアリングは似ているものですが、実はちょっと意味合いが違います。
ペアリングという言葉自体は元々”Bluetoothのペアリング”などでも使われる通り、2つのものをつなげるという意味しかありませんが、食事で使われるときには”相性の良い飲み物と食べ物”のような意味で使われています。
マリアージュをはフランス語で結婚を意味する言葉で、2つのものが調和するという意味ですが、食事で使われるときに広い意味では”ペアリングから生まれたおいしさ”を指し、さらに狭義では”異なる2つの組み合わせから生まれた新しいもの”であると言われています。
そのため、ペアリングは相性が良いものを組み合わせるだけなのに対し、マリアージュは相性の善し悪しに関わらず組み合わせることで生まれた新たな味わい、というようなちょっと上級テクニックになるのです。最近では「トリプリング」という言葉もあるそうです。ペアリングにもう1つ要素を追加してマリアージュを楽しむことなのですが、組み合わせ方法にルールはないので、お酒×料理×果物、お酒×食材×食材、お酒×お酒×料理、お酒×料理×調味料など色々試せそうですね。いずれにしても良いマリアージュを生むためには、まずペアリングの基礎知識が必要ですね。

日本酒ペアリングの基本

日本酒だけでなくワイン・ビールなどのペアリングも基本は同じで、以下のようなポイントからお酒と料理の味わいを合わせていきます。

  • 温度
    お刺身には冷酒、お鍋には熱燗と、温度を合わせる。
  • 重さ
    さっぱりした料理には淡麗・爽酒、こってり料理には濃醇・醇酒と、重さを合わせる。
  • 風味
    甘い味付けやフルーツには甘口・薫酒、スパイシーな料理には辛口・熟酒と、風味を合わせる。
  • 産地
    地酒と郷土料理など、その土地のものを合わせる。
  • 品格
    大衆料理には本醸造酒、高級割烹には純米吟醸酒と、品格を合わせる。

日本酒はお米からできた白オンリーですが、ワインやビールの場合は、魚×白、肉×赤といった「色」の要素も加わりますね。
難しいことを色々考えるとややこしいですが、日本酒の原料はお米なので、純米酒は特に、白ごはんに合うものはだいたい日本酒にも合うと考えて良いでしょう。

日本酒の特徴とペアリング例

日本酒は4つのタイプに分かれます。タイプごとのペアリング例をまとめていますので、参考にしてください。

薫酒
(大吟醸系)
熟酒
(熟成酒系・古酒)
香りが高く爽やかな味わい
【おすすめ】
魚介料理、香りや酸味のある料理
複雑な香りで芳醇な味わい
【おすすめ】
スパイシー料理、中華料理、油っこい料理
爽酒
(生酒、普通酒系・本醸造系)
醇酒
(純米酒系)
フレッシュで軽快な味わい
【おすすめ】
豆腐、刺し身、焼き物など
ふくよかな香りとコクのある味わい
【おすすめ】
肉料理、洋食、こってりした料理

全国の見学ができるおすすめの酒蔵

全国各地に、歴史ある酒蔵がたくさんあり、日本酒の良さを伝えるため、見学受け入れやアンテナショップ併設など情報発信に力を入れています。おすすめの酒蔵をご紹介しますので、行ってみたい酒蔵を中心に酒蔵めぐりのプランを立てたり、観光旅行での立ち寄りスポットの参考にしたりと活用してくださいね。
なおコロナウイルス感染拡大防止の観点から工場見学を休止している酒蔵もありますが、他に見学できる施設がある場合は掲載しています。

北海道エリア

北海道は年間を通して涼しい気候であり、新潟に次ぐ米の生産量を誇ることから、酒造りに適した地域です。北海道で造られる日本酒はすっきりした淡麗辛口が多い傾向があります。

千歳鶴 酒ミュージアム

1872年創業の千歳鶴は現在酒蔵見学は休止中ですが、併設の千酒ミュージアムでは、蔵元限定酒・その場で瓶詰めする生酒・酒かすソフトクリームなどを楽しむことができます。ススキノに千歳鶴直営の割烹居酒屋もあり、最大35名までの団体利用も可能です。
〒060-0053
北海道札幌市中央区南3条東5-2
https://nipponseishu.co.jp/chitosetsuru/museum/

田中酒造 亀甲蔵

1899年創業で、昔ながら造り酒屋の雰囲気を残す酒蔵は小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。ガラス越しに麹室や仕込みタンクを無料見学でき、常時10~15種類の試飲ができます。 10名以上で利用する場合は事前予約が必要です。
〒047-0016
北海道小樽市信香町2-2
https://tanakashuzo.com/

高砂酒造

1909年に建てられた明治酒蔵を資料館・直売店として公開し、試飲コーナーもあります。工場見学は3日前までに事前予約(各時間 先着10名)が必要で、行程を説明するスタッフに同行してもらえます。
〒070-0030
北海道旭川市宮下通17
https://www.takasagoshuzo.com/

東北エリア

米どころが多く雪解け水に恵まれた東北は酒造りが盛んな地域です。全体的にすっきりとした淡麗辛口の傾向がありますが、南部杜氏の技を受け継ぐ岩手など地域ごとの特色もあります。

八戸酒造株式会社

大正年間に建設された6つの建造物が「文化庁登録有形文化財」「八戸市景観重要建造物」に指定されており、一帯の景観を楽しむことができます。1時間ほどの酒造りの現場や工程を紹介する蔵見学は試飲付きで500円です。事前の電話予約が必要です。
〒031-0812
青森県八戸市大字湊町字本町9
https://mutsu8000.com/

出羽ノ雪 酒造資料館

400年以上もの歴史を重ねてきた酒蔵で、歴史を感じる資料や道具が展示されています。入場料は200円(20名以上の団体は160円)で、きき酒コーナーもあります。
〒997-1124
山形県鶴岡市大山2-2-8
https://dewanoyuki.jp/

ほまれ酒造株式会社

敷地内にある日本庭園「雲嶺庵」を眺められるテラスがあり、直売所では10種類以上の試飲ができます。酒蔵見学はガイド付きコースと自由見学コースがあり、団体は事前予約が必要です。
〒966-0902
福島県喜多方市松山町村松字常盤町2706
https://www.aizuhomare.jp/unreian

大和川酒蔵 北方風土館

1790年創業で、江戸蔵・大正蔵が北方風土館として展示されています。昭和蔵は貸しホールとしても利用可能です。売店では10種類以上の弥右衛門酒の無料試飲と、純米大吟醸「いのち」と純米大吟醸 「四方四里」の有料試飲もあります。
〒966-0861
福島県喜多方市字寺町4761
http://www.yauemon.co.jp/

あさ開

南部杜氏による伝統の手づくり工程と近代工程の2つを併せ持つ酒蔵を、ガイド付きで無料見学できます。事前に予約が必要です。敷地内には無料試飲ができる「地酒物産館」があり、限定のお酒、岩手県産珍味、酒器などを購入できます。
〒020-0828
岩手県盛岡市大慈寺町10-34
http://www.asabiraki-net.jp/

関東エリア

水源は豊富ですが米どころではないため、関東にはあまり蔵元が多くありません。それでも歴史ある酒蔵はあり、全体的に淡麗系ですっきりした傾向があります。

小澤酒造

1702年創業の奥多摩の老舗酒造で、代表銘柄「澤乃井」の酒蔵を、スタッフのガイド付きで無料見学できます。きき酒は有料です。敷地内の「清流ガーデン澤乃井園」では、できたての酒まんじゅうや生原酒タンク量り売りが人気です。軽食やギャラリーもあります。
〒198-0172
東京都青梅市沢井2-770
http://www.sawanoi-sake.com/

須藤本家

創業は平安時代の1141年以前と日本最古で、樹齢800年以上の欅の木々に囲まれていることから「杜の蔵」と呼ばれています。予約制の酒蔵見学は、3銘柄試飲付きの1,500円~とお茶&酒粕クッキー付きの500円~のプランがあります。
〒309-1701
茨城県笠間市小原2125
http://www.sudohonke.co.jp/

松岡醸造

1851年創業の歴史ある代表銘柄「帝松」の酒蔵を、試飲付きで見学することができます。事前予約が必要です。売店では大吟醸ソフトアイスや甘酒が人気で、「酒蔵レストラン 松風庵」を併設しています。
〒355-0326
埼玉県比企郡小川町大字下古寺7-2
https://www.mikadomatsu.com/

島崎酒造

1849年の創業から続く「東力士」や「熟露枯」「極雫」は洞窟貯蔵熟成を行っており、その内部を見学することができます。見学は予約不要で、ガイドの自動音声タブレットの貸出があります。
〒321-0621
栃木県那須烏山市中央1丁目11-18
https://azumarikishi.co.jp/

片山酒造

1880年の創業以来受け継いでいる珍しい「佐瀬式」の搾りを見学できます。見学料金は1,000円ですが、おちょこのお土産とガイド、お買物券1,000円分が付いてますので実質無料です。
〒321-1263
栃木県日光市瀬川146-2
http://www.kashiwazakari.com/

中部エリア

日本一の米どころで越後杜氏の技を引き継ぐ新潟をはじめ酒造りが盛んで、日本海側の北陸地方では純米酒などの高級酒が多くなっています。内陸の東山地方も豊かな水源に恵まれており蔵元が多くあります。

今代司酒造

1767年創業の歴史ある酒蔵の見学は、スタッフのガイド、法被着用の記念撮影、10種類以上の純米酒の試飲ができます。見学は無料ですが、2023年4月1日から団体や英語対応などは有料400円(200円のお買い物券付き)になります。
〒950-0074
新潟県新潟市中央区鏡が岡1-1
https://imayotsukasa.co.jp/

朝日酒造

1830年に久保田屋を創業した朝日酒造の無料見学は、季節限定の60分製造工程見学コースと20分見学コースの2種類があります。敷地内には物販店「酒楽の里 あさひ山」、飲食店「あさひ山 蛍庵」の他、重要文化財となった創業者の住宅「松籟閣」があります。
〒949-5494
新潟県長岡市朝日880-1
https://www.asahi-shuzo.co.jp/

福光屋

1625年創業と金沢で最も古い酒蔵です。蔵内見学コースは休止中ですが、有料の『酒蔵物語』映像鑑賞・仕込み水「百年水」のご案内・利き酒のコースがあります。利き酒のコースは複数あり、2023年4月1日からは11,000円のグランプレミアムコースが新設します。他に2,750円、1,650円のコースもあります。
〒920-0935
石川県金沢市石引2丁目8−3
https://www.fukumitsuya.co.jp/

若鶴酒造 大正蔵

越後杜氏による酒造りが行われていた木造切妻造桟瓦葺の大正蔵とウイスキーの三郎丸蒸留所が無料見学ができますが、試飲はおちょこの購入が必要です。
完全予約制で、15名以上の団体の場合は敷地内の酒蔵レストラン「竈flamme炭三郎」の食事付きのみ受け付けしています。
〒939-1308
富山県砺波市三郎丸208
https://www.wakatsuru.co.jp/taisyo/

関西エリア

日本の三大酒どころの「兵庫・灘」と「京都・伏見」のある近畿は、いわずとしれた有名銘醸地です。灘の特徴はどっしりと力強い”男酒”と言われる濃醇辛口で、伏見の特徴は香り高くまろやかな”女酒”と言われる濃醇甘口です。

月桂冠大倉記念館

有名酒造メーカー「月桂冠」の歴史を学べる資料館と酒蔵の見学ツアー8名までのグループで参加できます。料金は3種類のプレミアム利き酒と300mlの日本酒充填体験付きで3,000円です。資料館と3種類の利き酒のみの600円のコースもあります。
〒612-8660
京都市伏見区南浜町247
https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/

黄桜 伏水蔵

日本酒醸造蔵と地ビール蔵を同時に無料見学できる施設です。敷地内のレストランでは直営店限定の大吟醸と京のおばんざいが楽しめます。伏見区塩谷町にあるキザクラカッパカントリーでも食事が楽しめ、お酒と河童の資料館もあります。
〒612-8242
京都市伏見区横大路下三栖梶原町53
https://kizakura.co.jp/husimigura/

白鶴酒造資料館

大正初期に建造された酒蔵を利用した酒造資料館では蝋人形により当時の酒造りの様子が再現されています。入場は無料で試飲もできますが、有料の利き酒自動販売機もあります。
〒658-0041
神戸市東灘区住吉南町4丁目5-5
https://www.hakutsuru.co.jp/community/shiryo/

沢の鶴資料館

江戸時代末期に建てられた木造の蔵を利用した資料館で、地下構造の槽場跡や道具を無料で見学することができます。酒蔵でしか飲めない”生原酒”の無料試飲があり、沢の鶴ミュージアムショップでは手に入りにくいアイテムが並びます。
〒657-0852
兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29番1号
https://www.sawanotsuru.co.jp/site/company/siryokan/

酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館・酒蔵館)

日本古来の山桜「笹部さくら」とお酒にまつわる歴史資料や美術品が展示された資料館と、実際に酒造道具に触れられる酒蔵館があります。入館料は500円(20名以上の団体は400円)です。向かいには酒蔵レストラン「白鹿クラシックス」があり、神戸牛の純米粕汁鍋などが楽しめます。
〒662-0926
兵庫県西宮市鞍掛町8-21
https://sake-museum.jp/

中国・四国エリア

日本三大酒どころの1つである「広島・西条」と、備中杜氏の技を受け継ぐ岡山があり、実は酒造りが盛んな地域です。

賀茂鶴酒造

7つの酒蔵が軒をつらねる「西条酒蔵通り」ではそれぞれ試飲や見学できますので、歩いて酒蔵めぐりができます。一番大きい「賀茂鶴酒造」では、解説ムービーを見たり記念撮影ができたりします。入場は無料で試飲は有料です。
〒739-0011
広島県東広島市西条本町9番7号
https://www.kamotsuru.jp/

菊池酒造

モーツァルトの音楽が流れる蔵の中で受け継がれる伝統的な備中の技を、ビデオ視聴・試飲付きで見学できます。15名まで対応で3日前までに予約が必要です。
〒713-8121
岡山県倉敷市玉島阿賀崎1212
http://kikuchishuzo.co.jp/

酒工房 独歩館

宮下酒造の観光酒蔵施設で、岡山の地ビール「独歩」や銘酒「極聖」を造る様子を無料見学できます。敷地内のレストラン「酒星之燿」には、日本酒・ビールの他、焼酎・スピリッツ・リキュール・ワインなども揃っています。
〒703-8258
岡山県岡山市中区西川原185-1
https://www.doppokan.jp/

酔鯨酒造

高知市長浜に1872年創業、2018年土佐市に建てた最新醸造設備を導入した土佐蔵を見学することができます。料金は500円で、試飲2杯とオリジナルおちょこがついています。
〒781-1113
高知県土佐市甲原2001-1
https://suigei.co.jp/

九州・沖縄エリア

温暖な気候なため日本酒づくりには適さず、焼酎や泡盛のイメージがある九州・沖縄ですが、豊かな水源を活かした蔵元はあります。全体的に濃醇甘口や濃醇辛口の傾向があります。

柳川酒造

1890年創業で清酒・焼酎・リキュール・どぶろくなどを製造している酒造です。無料で試飲・ガイド付きの酒蔵見学ができます。
3営業日前に予約が必要です。
〒832-0821
福岡県柳川市三橋町百町766
http://www.kuninokotobuki.co.jp/

薫長酒造

1826年に建てられた酒造の2階が酒蔵資料館になっており、酒造りの道具が展示されています。予約不要で無料見学できます。
敷地内には試飲ができる「蔵元ショップ」や、酒蔵オリジナルスイーツのある「旅の舎 sakabayashi」、麹を活用した食事ができる「発酵舎KOGURA」があります。
〒877-0005
大分県日田市豆田町6-31
https://www.kuncho.net/

梅ヶ枝酒造

1787年に創業した老舗の酒造で日本酒・焼酎・ジン・リキュールの他、酒粕チーズや西海漬・奈良漬を製造しています。
試飲付きの無料見学ができ、10名以上の場合はスタッフによる酒造行程ガイドを付けられます。前日までに予約が必要です。
〒859-3237
長崎県佐世保市城間町317
https://www.umegae-shuzo.com/

泰石酒造

日本最南端、沖縄で唯一の日本酒蔵元です。規模が大きくないため大々的に見学を受け付けていませんが、見学自体はできるようです。
観光などで近くに行く際には見学できるか問い合わせしてみてください。
〒904-2221
沖縄県うるま市字平良川90
https://www.taikokushuzo.com/

酒蔵めぐりで注意すべきこと

オリジナルの酒蔵めぐりについてイメージが固まってきました?日本酒好きにとってはたまらない旅を計画するにあたり、注意しなければならないこともあります。事前に確認しておきましょう。

事前に電話やネットで予約すること

酒蔵めぐりを楽しむためには、事前に電話やネットで予約することが大切です。酒蔵によっては、見学できる時間帯や人数に制限があったり、混雑している場合には見学できないこともあります。そのため、事前に予約をしておくことで、スムーズに見学できるだけでなく、おすすめの銘柄や試飲できる酒の種類なども聞くことができます。また、酒蔵によっては、事前予約でしか手に入らない限定品がある場合もあるため、予約を怠らないようにしましょう。酒蔵めぐりの計画を立てる際には、事前に酒蔵のホームページや電話での問い合わせをして、見学の予約をしておくことがおすすめです。

見学前に発酵食品を食べないこと

日本酒は、麹・蒸米・水を発酵させてつくります。発酵には微生物の力を使いますので、別の種類の微生物が酒蔵に入り込んでしまうと、仕込んでいる酒がダメになってしまうだけでなく、施設全体を殺菌しなくてはならなくなります。そのため見学当日に、発酵食品を食べることは厳禁です。具体的には納豆菌の納豆、乳酸菌のヨーグルトや漬物については、見学の前日から食べないようにしましょう。さらに柑橘類に付いた青カビ菌や酸も悪影響があるので触ったり食べたりしてはいけません。

ニオイのきついものを身に着けないこと

酒蔵めぐりでは、ニオイのきついものを身に着けないことが重要です。酒蔵は、酒を製造するための場所であり、様々な醸造工程が行われています。そのため、匂いが強く、香りが独特な空間となっています。ニオイのきついものを身に着けていると、酒の香りが分からなくなるだけでなく、他の来場者にも迷惑をかけてしまいます。特に、強い香水や柔軟剤、タバコのニオイなどは、他の人に不快感を与えることがあるため、避けるようにしましょう。酒蔵に入る前に、ニオイがきついものを使用していないかチェックし、必要に応じて香水や柔軟剤を控えるようにしましょう。

酒蔵見学のルールを守ること

酒蔵は飲食物を製造する工場ですので、衛生面には特に注意が必要です。素手で設備や道具に触れることは避けましょう。また酒蔵によってはスリッパや白衣が用意されているので、見学前に着替えてください。
他にも写真や動画の撮影が禁止されていたり、立ち入り禁止のエリアがあったりというルールが設定されている場合があります。見学者の安全や酒造りの品質を守るための内容のため、しっかりルールを守りましょう。

飲酒運転をしないこと

当たり前のことですが、一口でもアルコールを摂取したら飲酒運転になってしまうので、酒蔵めぐりを楽しむ人は車を運転することはできません。移動手段にはマイカーやレンタカーではなく、公共交通機関やタクシー、貸切バス利用など運転手付の手段を使いましょう。

まとめ

以上、酒蔵めぐり旅を計画するにあたって必要な情報をまとめましたがいかがだったでしょうか?、日本酒の知識を頭や舌で覚えることで、毎日の晩酌がひと味もふた味も変わってきます。是非一度、日本酒好きのための大人の遠足を企画してみてください。

貸切バス専門のバス旅ねっとは、個人様の小規模旅行から、町内会や自治体のグループ旅行社員団体旅行までの幅広い実績と、全国対応による各地の酒蔵めぐり人気スポットなどの情報が豊富ですので、旅行の企画にワンスパイス足したい幹事様は、バス旅ねっとまでお気軽にご相談くださいませ。
バス旅ねっとはバス車両の手配だけでなく、観光施設や駐車場の予約代行から工程表作成まで、幹事様のサポートに力を入れていますので、安心してお任せください。

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      大手から中小まで全国3,019のバス会社を網羅し、条件や価格をデータベース化。 料金が安くなるよう出発地域に近い地元の複数のバス会社を選定し見積取得し、複数の見積から最も条件の良い見積だけをお客様にご案内します。

    • スペシャリストによる独自の専門チーム体制

      利用目的と都道府県ごとのスペシャリスト専門チーム体制とデータベースの活用で、都道府県と利用目的ごとに最適なバス会社を提案します。 予約以降のサポート体制も充実、最適な行程を作成し、安心して出発当日を迎えられます。

    • 万が一にも安心の補償

      バス旅ねっとは全てのお客様に無料で補償をいたします。 事故によるケガや入院等の治療費を補償するだけでなく、バスが故障した場合は代わりの交通手段を手配してお客様のスケジュールも守ります。また、有料でより手厚い補償もご用意しております。

    • 独自で設定した安全基準

      安全対策やドライバーの労務管理計画、教育など様々なバス会社の情報をデータベース化して独自の評価基準をクリアしたバス会社を手配しております。 安全への取り組みを日本バス協会に認められたバス会社とのネットワークも日本全国で構築していています。


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