キャンピングカーって普通免許でレンタルできるの?団体キャンプの移動方法を検証

キャンピングカーって普通免許でレンタルできるの?

キャンプやバーベキューなどのアウトドアは、運ぶ荷物や機材が多いので車移動をすることが多いでしょう。ファミリーや数人のグループであれば、マイカー1~2台の持ち寄りで目的地まで行くことができますが、大学の合宿や社員旅行・複数ファミリーの集まりなど、数十人単位でメンバーが集まる場合はできるだけ大きな車で移動したいですよね。
そこでこの記事では、レンタカーとして借りられる車両の中から、アウトドアに向いているタイプをピックアップし、特徴や代表車種の料金相場をご紹介いたします。団体キャンプにおすすめの運転手付き貸切バスについても解説していますので、最後までお読みくださいね。

アウトドア向けの車種

軽自動車やコンパクトカーでも積載量が多く少人数キャンプができる車種はたくさんありますが、今回は人数や荷物が多いアウトドアを想定し、普通乗用車以上のサイズでまとめてみました。

SUV

SUVとはSport Utility Vehicle(スポーツ ユーティリティ ビークル)の略で、スポーツ用の多目的車の意味を持ちます。アウトドアに適した悪路などの走破性の高さ、車高の高さ、荷室の広さなどの特徴があり人気の車種となっています。

トヨタレンタカー/SUV4クラス
引用元:トヨタレンタカー
定員数5~7名
積載量★★☆☆☆
居住性★★★★☆
走破性★★★★★

SUVの中には街乗りのオンロード性能を重視したクロスオーバーSUVから本格的なオフロード走行ができるクロスカントリーSUVと幅広いラインナップがあることから、レンタカーの料金も細かくクラスが分かれています。

代表車種レンタカー相場新車価格帯中古車価格帯
スバルフォレスターニッポンレンタカー
J-Wクラス
12~24時間16,610円~
178~435万円15~448万円
日産エクストレイルオリックスレンタカー
RDクラス
12~24時間16,500円~
185~533万円15~558万円
トヨタヤリスクロストヨタレンタカー
SUV2クラス
12~24時間16,500円~
180~315万円158~357万円
トヨタRAV4トヨタレンタカー
SUV3クラス
12~24時間24,420円~
128~450万円65~578万円
トヨタグランドクルーザープラドトヨタレンタカー
SUV4クラス
12~24時間32,450円~
199~554万円85~830万円

ミニバン

ミニバンとは荷室の広い商用車のバンより小さいことを意味する名称で、”ミニ”とついていますが3列シートの大きな車両となっています。荷物がたくさん載るのでファミリーカーとしても人気です。

トヨタレンタカー/W2クラス
引用元:トヨタレンタカー
定員数7~10名
積載量★★★☆☆
走破性★★☆☆☆
居住性★★★★★

基本的に悪路走破性はよくありませんが、デリカD:5のようにミニバンの利便性とクロカンの走破性を融合したようなモデルもあります。

代表車種レンタカー相場新車価格帯中古車価格帯
ホンダステップワゴンニッポンレンタカー
W-Aクラス
12~24時間22,550円~
155~409万円10~472万円
三菱デリカD:5オリックスレンタカー
WCクラス
12~24時間29,700円~
221~473万円25~678万円
トヨタノアトヨタレンタカー
W2クラス
12~24時間20,900円~
189~389万円15~558万円
トヨタアルファードトヨタレンタカー
W3クラス
12~24時間27,500円~
265~760万円15~2,199万円
トヨタハイエーストヨタレンタカー
W4クラス
12~24時間29,700円~
115~420万円60~1,170万円

バン

貨物車に分類される車両で荷室が広く安価なことが特徴ですが、荷物を運ぶことに特化しているため乗り心地は重視されていません。長時間移動や人数がたくさん乗るには不向きです。

トヨタレンタカー/V3クラス
引用元:トヨタレンタカー
定員数2~6名
積載量★★★★☆
走破性★★☆☆☆
居住性★☆☆☆☆

ミニバンに分類されていたハイエースには、商用仕様となったバンなど幅広いラインナップがあり、アウトドアなどの趣味を思い切り楽しみたい個人所有としても人気です。さらに気軽に使える軽バンの個人需要も増えています。

代表車種レンタカー相場新車価格帯中古車価格帯
スズキエブリイニッポンレンタカー
G-Hクラス
12~24時間8,360円~
66~181万円9~398万円
日産キャラバンオリックスレンタカー
VOBクラス(商用)
12~24時間15,510円~
113~696万円28~749万円
トヨタプロボックストヨタレンタカー
V1クラス
12~24時間10,560円~
132~205万円43~360万円
トヨタタウンエースバントヨタレンタカー
V2クラス
12~24時間11,660円~
81~234万円39~521万円
トヨタハイエースバントヨタレンタカー
W4クラス
12~24時間14,850円~
115~420万円60~1,170万円

バス

バスに分類されるのは普通免許では運転できない定員数の多い車両になります。一部のトラックは普通免許の取得時期によっては運転が可能になりますが、バスの場合は中型免許以上が必要になります。定員数が30人以上の大きなバスは、大型二種免許と商用の緑ナンバーが必要なためレンタカーで借りることはできません。

トヨタレンタカー/Bus2クラス
引用元:トヨタレンタカー
定員数11~29名
積載量★★★★☆
走破性★★☆☆☆
居住性★★★☆☆

定員が29名以下のバスはマイクロバスと呼ばれ自家用車として白ナンバーでの運転が可能です。14人乗りのハイエースコミューターはミニバンと似たサイズ感ですが、普通免許で運転できない定員数のためバスの1つとして分類されます。

代表車種レンタカー相場新車価格帯中古車価格帯
日野リエッセⅡニッポンレンタカー
マイクロバス
営業所により異なる
210~1,080万円
日産シビリアンオリックスレンタカー
BUSクラス
12~24時間58,850円~
128~645万円
トヨタハイエースコミュータートヨタレンタカー
BUS1クラス
12~24時間26,840円~
247~386万円159~740万円
トヨタコースタートヨタレンタカー
BUS2クラス
12~24時間42,350円~
158~2,300万円

キャンピングカー

車内での宿泊を目的に内装をカスタムしたものがキャンピングカーです。ほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できますが、逆に言うと大きな車両でも定員数は少なく設定されていることがほとんどです。バンをベースにしたキャンピングカーを「バンコン」、トラックの荷台に居室スペースがあるキャンピングカーを「キャブコン」、マイクロバスをベースにしたキャンピングカーを「バスコン」と呼びます。

トヨタレンタカー/キャンピングカー
引用元:トヨタレンタカー
定員数2~10名
積載量★★★★★
走破性★★☆☆☆
居住性★★★★★

カスタム内容により千差万別のキャンピングカーは、専門店どの取り扱いが多いですが、大手レンタカー会社でも、特定の店舗でのみキャンピングカーを取り扱っている場合があります。

代表車種レンタカー相場新車価格帯中古車価格帯
東和モータース「ヴォーンノイン」
※トヨタカムロードベース
オリックスレンタカー
北戸田駅前店
キャブコンクラス
12~24時間24,200円~
トイファクトリー「バーデン」
※トヨタハイエースベース
トヨタレンタリース新埼玉
バンコンクラス
12~24時間27,500円~
500~1,130万円
VANTECH「コルドバンクス」トヨタレンタリース新埼玉
キャブコンクラス
12~24時間29,700円~
488~1,020万円

運転手付きの貸切バスを利用する方法もあります

観光バスの並ぶ様子

30人程度で移動する場合、10人乗りのミニバンを3台借りるよりも、マイクロバスを1台借りたほうが安く済みますが、参加メンバーの中に中型免許所持者がいることは稀でしょう。こんな時にドライバーだけ派遣してもらないかなと考えがちですが、レンタカーで許可されているのは白ナンバーの「自家用マイクロバス」のみです。そのためたとえ知人に依頼したとしてもだったとしても、有償でドライバーを雇うことは”白バス””白タク”と呼ばれる違法行為になってしまうのです。

でも安心してください、緑ナンバーの運転手付きマイクロバスは、個人や学生さんでも気軽に利用することができます。貸切バスの料金は全国一律の料金表があるわけではなく、利用エリア・利用時間・利用距離によって算出され、時期による変動もあります。スケジュールが決まられている場合は、フォームから見積依頼してみましょう。

キャンプで貸切バスを利用するメリット

キャンプ用途でレンタカーよりも貸切バスが優れているポイントは以下のとおりです。

  • 人と荷物が一緒に移動できる
    貸切バスの種類はコミューターサイズやマイクロバスの他に、小型から大型の観光バスタイプもあり、1台に最大60人まで乗車することができます。キャンプ用具も一緒に運んでしまえば、荷物担当の車が遅れて設営ができないというハプニングは起きません。
  • 運転を任せてお酒も飲める
    デイキャンプやバーベキューの場合は特に、マイカーやレンタカーで参加すると運転担当はお酒を飲むことができません。運転手付きの貸切バスなら、全員でお酒を飲んで盛り上がることができ、道中も慣れない土地の運転に神経をすり減らさなくても楽しく移動できます。
  • 車両受取や返却の手続きがいらない
    レンタカーを借りる場合、運転担当が車両の受取と返却のためレンタカー店舗まで行かなければいけませんが、貸切バスの場合は集合場所と解散場所からバス会社車庫へは戻ってくれます。ただしタクシーとは違い、車庫へ戻るための回送にも料金が発生します。

キャンプで貸切バスを利用する際の注意点

団体移動に便利な貸切バスですが、注意しなければいけないこともあります。

  • レンタカーより予約がシビア
    貸切バスはバス車両だけでなくバスドライバーも確保しなければいけない都合上、レンタカーよりも早めに予約しなければいけません。さらにレンタカーよりも早い段階でキャンセル料が発生しますのでキャンセル規定をしっかり確認しておきましょう。
  • 事前決まったルートしか走れない
    貸切バスのルート自体はバスが通れる場所であればどこでも設定できますが、安全確保の観点から当日は運行指示書どおりに走行することが法律で義務付けられています。途中で行き先を変更することができませんので、買い物をする場所や雨天時の代替行程は事前に決めておきましょう。
  • ドライバー用の宿が必要
    宿泊キャンプの場合レンタカーであれば車両をキャンプ場の駐車場に停めておくだけでいいのですが、貸切バスの場合はドライバーの宿が必要です。こちらも安全確保の観点から1泊2食付の個室を確保しなければならないことが法律で義務付けられているので、キャンプ場のテントの中で一緒に泊まってもらうわけにはいきません。バス旅ねっとのような貸切バス手配サービスは、乗務員宿の手配も代行できますので、相談してみましょう。

団体キャンプの移動方法まとめ

レンタルできる大きめの車両と、運転手付きの貸切バスサービスについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。団体で行くキャンプは、年に数回のイベントのためレンタカーや貸切バスが便利ですが、少人数で行くキャンプも長年続けるとだんだん荷物が増えて、ハイエースを買ったという話もよく聞きます。キャンプ用具を載せっぱなしにして駐車場に停めておけばトランクルーム代わりになる上に、毎回の荷物の積み下ろしがなくて楽ちんなんだそうです。ハイエースだけでなく軽バンをDIYでキャンピングカーのように改造するのも楽しそうですね。

バス旅ねっとは移動に関するお役立ち情報を発信していますので、他の記事もぜひ参考にご覧ください。団体の移動でお困りの際は、個人利用からビジネス利用まで貸切バス活用実績が豊富なバス旅ねっとまでお気軽にご相談ください。

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