マイクロバスをレンタカーで借りるのが一番オトク?大人数での移動方法の相場比較

マイクロバスはレンタルできるの?

普段クルマで行くレジャーは、マイカーやレンタカー1、2台で収まるような人数のことが多いですよね。ですが10人、20人とグループの人数が増えていくにつれ、レンタカーでも大きめの車種を複数台借りなくては行けなくなります。そしていっそのこと送迎バスで使われるようなマイクロバスをレンタカーで借りてしまえば1台でいいんじゃないかという考えに行き着くかもしれません。

  • マイクロバスを扱っているレンタカー会社ってあるの?
  • そもそもマイクロバスって普通免許で運転できるの?
  • バスドライバーだけ派遣してくれるサービスはないの?
  • マイクロバスのレンタカー料金って高いの?

などなど普段利用することがない移動方法であるだけに、素朴な疑問がたくさん湧いてくるでしょう。そこでこの記事では、貸切バス手配サービスの「バス旅ねっと」が、マイクロバスのレンタカーに関するあらゆる疑問について解説いたします。

レンタカー店でマイクロバスは扱っている

トヨタレンタカー・ニッポンレンタカー・オリックスレンタカーのような、普通乗用車を扱う全国展開の大手レンタカー会社でマイクロバスを借りることは可能です。ただし取扱店舗は限られていますので、事前確認は必要です。
また大手店舗よりも格安料金が設定されているマイクロバス専門のレンタカー店も存在しますので、利用するエリアにどのようなレンタカー店があるか調べてみてもいいですね。

レンタル可能な大型車両

マイクロバスだけでなく、レンタカー店には様々な大型車両の取扱があります。5人乗り乗用車の上にどんなグレードがあるのか見てみましょう。

ミニバン(6~10人乗り)

トヨタレンタカーのミニバン
引用元:トヨタレンタカー

3列シートで乗用車よりも定員数が多いミニバンは、車高が高く後方がスライドドアになっていることから使い勝手が良く、ファミリーカーとしても人気の車種です。代表的な車種は、7人乗りのシエンタ・ヴォクシー、8人乗りのセレナ・アルファードなどです。ハイエースはグレードにより定員数が異なりますが、ワゴン仕様の10人乗りまでが普通車の中にラインナップされています。

コミューター(14人乗り)

トヨタレンタカーのコミューター
引用元:トヨタレンタカー

10人乗りハイエースの上にはハイエースコミューターがあり、ほとんどが14人乗りで一部15人乗りの車両もあります。ここから普通車ではなく、バスの1つに分類されます。コミューターを含めてマイクロバスと呼ばれる場合もありますが、貸切バスではマイクロバスよりワンサイズ小さい「ミニバス」というジャンルに位置づけられています。

マイクロバス(29人乗り)

トヨタレンタカーのマイクロバス
引用元:トヨタレンタカー

バスのレンタカーとしてラインナップされている最大サイズは29人乗りのマイクロバスまでです。自家用に使っていい車両として法律で定められいるのが「定員29人・7m未満」のため、同じく29人乗りで9mの中型バスや、30人以上が乗れる大型バスはレンタルできないのです。小型バスは製造が終了して長らく経つのでレンタル車両には無いでしょう。マイクロバスの代表的な車種は、トヨタのコースターや日産シビリアンです。貸切バスとして使われるマイクロバスで主流なのは、コースターのOEMである日野リエッセⅡや、シビリアンのOEMジャーニーです。

福祉車両(4~14人乗り)

トヨタレンタカーの福祉車両
引用元:トヨタレンタカー

車いすや歩行困難な方など、移動に困難を抱える方が快適に移動できるよう、様々な装備が施された車両もラインナップされています。車椅子やストレッチャーに乗ったまま乗車できるタイプや回転シートタイプなどの仕様があり、N-BOXスローパーのような軽自動車から、キャラバンウェルキャブやハイエースバンまで幅広いサイズ展開があります。

マイクロバスをレンタルする前に確認しよう

レンタカーの中には様々な定員数の車両がラインナップされていますが、大きく分けると乗用車とバスのどちらかになります。理由は運連免許の区分にあります。

マイクロバスを運転するために必要な免許は?

中型バス大型バスはレンタカーで借りることはできませんが、マイクロバスミニバス(コミューター)は免許さえあればレンタカーで借りることができます。必要な免許は11人以上を乗せることができる中型免許以上です。

普通免許準中型免許中型免許大型免許
車両総重量3.5t未満3.5t~7.5t未満7.5t~11t未満11t以上
最大積載量2t未満2t~4.5t未満4.5t~6.5t未満6.5t以上
乗車定員10人以下10人以下11~29人以下30人以上

ドライバーだけ派遣してもらえないの?

レンタカーのマイクロバスを運転していいのは、中型自動車運転免許以上を持っていることと、自家用の目的の場合のみです。自分たちの仲間内に中型免許保持者がいないからといって、ドライバーを雇うのは違法です。これは、ドライバー派遣サービスを商売にしている違法業者を使うことだけでなく、知り合いにお金を払ってお願いするのもNGです。

11人以上の輸送を有償で受けることができるのは、「一般貸切旅客自動車運送事業」つまり「貸切バス事業」の営業許可を受けている事業者の緑ナンバー(営業ナンバー)の車両だけです。自家用の白ナンバーのまま有償で人を乗せることは、白タク・白バスと呼ばれる違法行為になります。”格安の運転手付きマイクロバス”などを謳っている業者には注意してくださいね。

タクシーやハイヤーの乗車定員は9名以下

11人以上のお客さんを運ぶためには貸切バスの営業許可が必要なため、ハイヤー・タクシー事業のみで営業許可を得ている会社は10人以下の車両しか運転できません。
さらにジャンボタクシーと呼ばれる9人乗り(運転手含めて10人乗り)の車両はコミューターサイズですが、一般的な4人乗り(運転手含めて5人乗り)のタクシーのようなメーター料金で利用することはできません。貸切契約のハイヤーとしての料金が発生するため、タクシーと比べてかなり割高になります。

マイクロバスをレンタルできない場合の移動方法

一緒に移動するメンバーの中で誰も中型免許を持っていない場合、大人数で移動するためにはどのような方法があるのでしょうか?簡単なのは普通免許で借りることができる一番大きいレンタカーを複数台借りることですね。
もうひとつの手段はドライバー付きのサービスを利用することですが、その中でいくつかのパターンをご紹介します。

送迎バスがある施設を利用する

送迎バスがある施設を利用する

施設によっては予約制の送迎バスや定時運行のシャトルバスを用意しているところがありますので、移動手段が無い場合はそのような施設を利用するのも手です。団体利用が想定される合宿施設や冠婚葬祭ホールなどでは、マイクロバスサイズであることが多いですが、地方の温泉旅館などではコミューターサイズのバスしかない場合もありますので、10人以上で移動する場合は注意しましょう。

タクシーやハイヤーを利用する

タクシーやハイヤーを利用する

タクシーは乗車している間だけメーター制で料金が発生し、その場で好きな所に行くことができます。一方ハイヤーは車両が営業所から乗車場所まで移動する区間(回送)を含めた料金が発生し、事前に指定したルートと時間に車両をチャーターする形になります。利用者の多い空港送迎などは定額制になっている場合もあるので、用途によっては利用しやすいでしょう。
大人数で移動するが、細かい行き先やスケジュールが決まっていないという場合は、台数が多くなってしまってもタクシーを使うしかありません。

貸切バスを利用する

貸切マイクロバスを利用する

ハイヤーと同様にルートと時間を事前に指定し、最大60人まで乗車可能な様々な運転手付きバスをチャーターできるのが貸切バスサービスです。貸切バスは回送だけでなく運行の前後の点検時間も料金が発生し最低利用時間は3時間以上となっているので、チャーター費用は高額になりますが、長距離・長時間利用する場合はハイヤーよりも料金は安く済みます。

レンタカーと貸切バスどちらがオトク?

自分で運転するレンタカーと、運転手付きサービスの料金はどのぐらい違うのか比較してみましょう。わかりやすいように18~20人乗車・6時間・100kmの利用を想定しています。

なお法律上や車両設計上の定員数は、運転手を含めた人数となっています。レンタカーの場合は運転手も利用者側に数えられますが、タクシー・ハイヤー・貸切バスのような運転手付きの車両は、ドライバー1名分少ない人数しか乗車できないので、ギリギリの人数を想定している時は注意が必要です。

レンタカーの料金相場

レンタカーの料金には、ガソリン代や保険が含まれていないので、各車両の想定燃費からおおよそのガソリン代を算出しています。

7人乗りクラス10人乗り14人乗りマイクロバス
1台あたり14,000~17,000円
+ガソリン代1,500円
+補償オプション2,000円
18,000~22,000円
+ガソリン代2,000円
+補償オプション2,000円
28,000~32,000円
+ガソリン代2,000円
+補償オプション3,000円
合計3台:52,500~61,500円2台:44,000~52,000円1台:33,000~37,000円

運転手付きサービスの料金相場

貸切バスやタクシー・ハイヤーの料金、各社の届け内容によっても若干違いがあるものの、都道府県ごとに基準が定められており、料金内には車両代・ドライバー代・ガソリン代・自賠責保険などが含まれています。レンタカーではコミューターとマイクロバスで料金が異なりますが、貸切バスではどちらも同じ料金区分になっています。

貸切マイクロバス9人乗りジャンボタクシー4人乗りタクシー
1台あたり55,000~80,000円50,000~70,000円
+貸切50,000円
40,000~60,000円
合計55,000~80,000円2台:200,000~240,000円5台:200,000~300,000円

最も安いのはやはりレンタカーのマイクロバスですね。レンタカーを複数台借りる料金と運転手付きの貸切マイクロバス料金がそれほど大きな違いがないのは意外だったのではないでしょうか?タクシー・ハイヤーは短距離向きなので長距離利用は不利ですね。

貸切バスは実際に利用する内容や地域によって料金が異なりますので、貸切マイクロバスが気になった方はまず見積りをとってみることをおすすめいたします。

マイクロバスのレンタルまとめ

1台にたくさんの人数が乗車できるマイクロバスをレンタルするのはコスパの良いお得な方法であることがわかりましたが、下記の3つのポイントは押さえておきましょう。

  • マイクロバスはレンタルできるが中型自動車運転免許以上が必要
  • 有償でドライバーだけを雇うのは違法
  • 運転手付きのマイクロバスは貸切バス事業者に依頼するとよい

2024年4月からタクシー不足の地域で始まった「日本型ライドシェア」では、タクシー会社に登録した一般の普通免許ドライバーが、自家用車で他人を有償送迎することができるようになりましたが、10人以上の定員数の車にライドシェアはありません。たくさんの乗客の命を預かるマイクロバスの運転には安全性の担保が必須ですので、貸切バスの営業許可を得ていない格安業者に騙されないように注意してくださいね。

バス旅ねっとは全国に業界最大級の提携バス会社を持つ、個人様から大手企業様まで実績多数な貸切バス手配サービスです。いざマイクロバスをチャーターしたいと思っても、直接バス会社に問い合わせるにはまだまだわからないことが多いかもしれませんので、疑問などはお気軽にバス旅ねっとまでご相談ください。旅行などのスケジュールが決まられている場合はお見積りフォームからのお問い合わせがスムーズです。

バス旅ねっとを利用したお客様の声

レンタカーではなく貸切バスを利用したお客様のリアルな声をご紹介します。

今回は小型バスで快適に移動することが出来ました

毎回手配ありがとうございます。今回はマイクロバスではなく小型バスということで、やや座席の大きさなどに余裕があったため、快適に移動することが出来ました。現行では既に製造されていない規格ということなのでいつでも指定できるものではなさそうですが、次回旅行など考える際にはまた小型バスの使用も考えたいと思います。

度々の変更にも迅速に対応していただきました

度々の変更にも迅速に対応していただき、ありがとうございました。マイクロバスの運転手さんの丁寧な運転や態度にも感謝申し上げます。

バスをお借りして良かった

おかげさまで、旅行を終えて皆 無事に帰宅する事ができました。本当にありがとうございました。 ゆっくりめなスケジュールを組んだつもりでしたが想像以上にバタバタして最終日は皆疲れてしまっていたので、お金はかかりますがやはりレンタカーではなくバスをお借りして良かったと思いました。 今回の宿を皆が気に入ってくれたので、いつになるかは分かりませんがまたバスのを利用し沖縄旅行に行きたいと思っております。

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