乗車人数が多いのでレンタカーではなく観光バスを使いたいけど、運転手付きってなんだか高そう?
観光バスをレンタカーとして借りることができるなら、運転は自分達でしたいと考えている場合、バスの車種によってはレンタルができないことがあります。
使い方によっては、バス車両だけレンタルしても、運転手付きの貸切バスと料金はさほど変わらないなんてこともあるため、観光バスのレンタカー利用についてバス旅ねっとが解説いたします。
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そもそも観光バスはレンタルできるの?
レンタルできるのは「マイクロバス」まで

運転席と補助席を含めると25~29人乗りが一般的なマイクロバスはレンタル可能ですが、中型バスや大型バスは運転手なしで車両のみをレンタルすることはできません。
レンタカーとして使用する車両は、道路運送法や自家用自動車有償貸渡しの許可基準に、「自家用マイクロバス(乗車定員29人以下、車両全長7m未満のもの)」と規定されているからです。
大型バスと中型バスはレンタルできない

大型の観光バスは、料金を受け取り乗客を目的地に運ぶことのできる、緑ナンバーの営業車を運転手付きで借りる必要があり、白ナンバー自家用車はレンタカー(運転手なし)(乗車定員30人以上、または車両の長さが7mを超えるもの)を使用すると、法律違反となるわけです。
大型バスは乗車定員数が30名以上で全長10m~11mで、中型バスは乗車定員数が27名前後で全長8m~9mにつき、レンタルすることはできません。
大型バスや中型バスは、運転手付きの貸切バスを利用しましょう。
小型バスはレンタルできるか
小型の観光バスであればレンタルは可能ですが、取り扱いされているバス会社はほんのわずか。
貸し出しの条件として、大型免許または中型限定解除を取得してから2年以上経過している方に限定している場合もあるようです。
レンタルできたとしても、配車場所までバスを届けるための往復の費用も加味すると、逆に割高になる場合もあるため、やはり運転手付きの貸切バスを、利用されることをオススメします。
レンタルと貸切どっちがお得?

バスだけレンタルすると安くはなるが・・・
マイクロバスをレンタルする場合、運転手無しでのマイクロバスをレンタルした場合の料金は、1日で平均34,000円が相場となっており、夏休みや大型の連休などは料金は平均48,000円が目安です。
運転手付きでマイクロバスをレンタルした場合は、1人の運転手が運転できる時間と距離(10時間で200km)という条件で計算すると、おおよそ60,000円から110,000円と幅があります。
レンタルと貸切バスでは料金に差がありますが、マイクロバスをレンタカーとして取り扱っている会社は少ないため、レンタカーの営業所が出発場所から遠方の場合は、容易に利用することができない場合があります。
レンタカーだからかかってしまう料金もある
早朝から利用するのであれば前日からレンタルして、返却が営業時間外となってしまうのであれば、翌日までレンタルしなければいけなくなることも考えられます。
また、ガソリンを満タンにして返却したり、免責補償料を支払ったりすることになると、運転手付きの貸切バスでもよかった、ということになるかもしれません。
また慣れない大きな車両を運転することによるリスクも考慮しましょう。実際のコストが大きく変わらないのであれば、プロドライバーに任せるという安心感はお金には変えられませんよね。
レンタル料金以外の費用も加味して、トータルでどちらが良いかをじっくり検討してみてください。