どこまでも広がる北海道の大自然を感じる富良野・美瑛の旅
海に囲まれた北海道ですが、中心部の道央エリアにも北海道らしい魅力がたっぷりです。今回は旭川空港から貸切バスでめぐる富良野・美瑛の大自然を感じるコースをご紹介します。公共交通機関は鉄道よりもバスが中心の北海道ですが、路線バスと違って貸切バスは、好きな目的地や経由地を設定できるのが魅力です。このコースを参考に行ってみたい場所をチョイスしてあなただけの富良野・美瑛旅のプランをつくってみてくださいね。
元々富良野・美瑛・トマムエリアは冬のスキー客だけに頼っていた場所でしたが、今では年間を通して北海道旅行の人気観光地となっています。それは北海道勇払郡占冠村トマム山のリゾート開発の経営破綻を、星野リゾートが「雲海テラス」などの画期的なアイディアで救い、夏の富良野・美瑛・トマムのイメージができたからでしょう。
「トマム」とはアイヌ語で「湿地」を意味するそうです。トマム山は標高1,239mの小さな山ですが、その北側には標高2,141mの険しいアイヌ語で「花の多いところ」を意味するトムラウシ山があります。その名の通り様々な高山植物が自生していますが、登山をするのはなかなかハードルが高いでしょう。コース内でご紹介している「白金青い池」はバスで直接行けますのでご安心ください。
北海道の見どころ観光スポット
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1日目午前
富良野のラベンダー畑
旭川空港から富良野へ向かう際はドライビングスポットの美瑛「パッチワークの路」を通りましょう。見渡す限りに広がる畑が1面ずつ季節によって色づく様子がパッチワークのように見えることからこの名が付きました。道中にはCMや商品パッケージで使われた有名なスポット「セブンスターの木」「マイルドセブンの丘」が点在していますよ。
富良野まで来たら「ファーム富田」でラベンダーソフトクリームを食べましょう。ラベンダーの見頃は6~7月ですがソフトクリームは年中ありますよ。1年を通して様々な花が楽しめますが、やっぱりラベンダーの季節がおすすめですね。 -
1日目午後
白金青い池
美瑛の白金エリアにはおしゃれなカフェやレストランがたくさんあり道の駅「白金ビルケ」もあります。この周辺でランチを頂きましょう。
お腹がいっぱいになったら観光再開です。まずはフォトジェニックなスポットとして大人気の「白金青い池」へ行きましょう。Apple社の壁紙にも採用され世界的にも有名になった場所です。
そこから青い池の上流に進むとさらに絶景スポット「白ひげの滝」があります。岩壁の割れ目を流れ落ちる潜流瀑が白い髭のように見えることからこの名が付きました。ここから流れたブルーリバー美瑛川の水が貯まって青の池になっているのです。
この周辺には白金温泉があり日帰り入浴もできますので、ここでゆっくりしてもいいですね。さらに奥に進むと活火山の十勝岳が眼下に広がる「十勝岳望岳台」がありますので、こちらもおすすめスポットです。 -
宿泊
星野リゾート トマム
星野リゾート トマム広大な敷地で宿泊からアクティビティや屋内プールまで楽しめるエリアとなっています。日帰り利用もできますが、雲海を見るなら早朝が狙い目なので宿泊がおすすめです。
ゴンドラでトマム山の山頂まで上がると絶景を楽しめるテラスが。冬は霧氷テラスとして営業していますがやっぱり夏の雲海テラスが人気です。テラスには6つのユニークなデッキが設置されています。雲の上を歩いているような「クラウドウォーク」、船の舳先のようにせり出した「スカイウェッジ」、等高線をイメージして配置された「コンターベンチ」、巨大なハンモックのような「クラウドプール」、雲のようなクッションが並んだ「クラウドベッド」、カウンターと椅子だけが配置された「クラウドバー」。どれをとっても非現実的な体験ができそうです。 -
2日目午前
富良野ジンギスカン「ひつじの丘」
早朝の雲海を楽しんだらホテルをチェックアウト。富良野のひつじの丘に向かいましょう。ふれあい牧場でうさぎや羊に餌やり体験ができます。
お昼ごはんは北海道のご当地グルメのジンギスカンを頂きましょう。ログハウスのレストランで絶景を満喫しながら希少価値の高い「サフォークジンギスカン」を堪能できますよ。ミシュランガイドにも掲載されたことがあり、その味は確かです。
近くには湧き水の「原始の泉」がありますので、空のペットボトルを用意して汲んで帰りましょう。 -
2日目午後
旭川動物園
旅の締めくくりは日本最北に位置する動物園「旭川動物園」へ。動物の自然な行動や生活を観察できる「行動展示」という珍しい動物園なので、旭川まで来たら立ち寄ることをおすすめします。
人気なのは円柱型の水槽がある「あざらし館」、巨大プールへのダイブを見ることができる「ほっきょくぐま館」、360度見渡せる水中トンネルがある「ぺんぎん館」です。飼育スタッフさんが餌やりをしながら解説する「もぐもぐタイム」や、動物の詳しい生態がわかる手書きで書かれた手書きの看板がこの動物園の特長です。