大型バスとはチャーターできる観光バスの中で一番大きなサイズですが、乗車できる定員数はタイプによって違うのをご存知ですか?特にはじめて貸切バスを手配する方は、あとで「選ぶバスを間違えてしまった」ということにならないよう、大型バスの定員数についてはしっかり把握しておきましょう。この記事では貸切バス手配サービスのバス旅ねっとが、大型バスの定員数について詳しく解説します。
大型バスの定員数とは?
大型バスの定員数とは、その車両に乗車できる最大人数のことです。単純に言うと設置されている座席の数です。大型バスに分類されている車両はすべて同じ定員数なのではなく、大型バスを製造しているメーカーの車種ラインナップによって登録されている定員数は異なります。さらに実際に座ることのできる座席の数は選択したオプション内容によって変動します。
大型バスは何人乗りが一番多い?
大型バスで最も多いのは定員53名タイプです。座席の内訳は正座席が45席に加えて、補助席が8席となっています。このタイプは片側2席ずつの1列4席が、後方まで10列並んでおり、一番後ろの後部座席が5列になっています。補助席は1列目から8列目までの通路を埋める形となります。
大型バスは最大何人乗ることができる?
定員53人より定員数が多い観光バス車両を保有しているかはバス会社により様々ですが、最大は正座席が49席、補助席が11席の定員60人タイプです。1台でたくさん乗車すればするほど1名あたりの料金は安くなるので、需要が多いタイプではありますが、ただし60人乗り観光バスは、所有しているバス会社が少ないため、注意が必要です。できる限り早めに予約しておきましょう。
定員数の少ない大型バスもある?
大型観光バス車内で、あえて座席数を少なく配置したVIP車両もわずかながら存在します。座席間隔が広いのでゆったり座ることができ、パウダールーム付きのトイレが設置されている車両もあります。
大型バスの定員数の注意点
大型バスの定員数にどのようなパターンがあるかわかったところで、さらに座席数に影響する注意点を解説します。
補助席を使うべき?
補助席はその名の通り、補助的な役割の座席です。座面が小さく背もたれが低いので、決して快適とは言えないでしょう。学校遠足など子供が近距離で乗る際には重宝しますが、大人が長時間移動するには一般的な車両の正座席のみの45名利用で計画しておき、補助席は急な増員時などに備える程度と認識しておくのがおすすめです。
オプションによって定員数はどう変わる?
サロンレイアウト対応の車両では、補助席のない後方2列の向きを内側に向け中央にテーブルを置くことができますが、座席の数自体は変わりません。
リフト付きバスの場合は、正座席4席分のスペースを使って車椅子を1台固定するため、座席の数は減ります。車椅子4席+正座席29席+補助席6席の合計39人乗りが一般的でしょう。
トイレ付きバスの場合は、車種によりトイレが設置されている位置は異なりますが、後方座席5席分のスペースを使うことが多いでしょう。さらにトイレ利用のために通路を開けておく必要があり、補助席も使えないため、40人乗りとなるのが一般的でしょう。
大型バスのスペック
送迎バスとは違い、快適な仕様となっている観光バスの中でも一番大きなサイズである貸切バスは、設備や選択可能なオプションが充実してます。
車体サイズ | 全長約12m×車幅約3.7m×車高約2.5m |
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高速有料道路料金区分 | 特大車 |
定員数 | 最大53~60名 正座席45~49名+補助席8~11名 |
トランク大きさ | 2~3本貫通式トランク スーツケース約30~40個 |
設備内容 | テレビ/DVD/CD/マイク/カラオケ/冷蔵庫/湯沸かしポット/リクライニング/トランク/ETC |
オプション内容 | トイレ付き/リフト付き/サロンタイプ/USB/VIP仕様/バスガイド/通訳ガイド |
こんな時におすすめ | 荷物が多い部活の合宿、30名以上の社員旅行・研修など |
大型バス定員に関するよくある質問(Q&A)
その他に大型バスの定員について知りたい方が、疑問に感じることが多いよくある質問を、いくつか挙げてみました。バス選びの参考になれば幸いです。
Q. 観光バスの補助席にシートベルトはありますか?
2016年の法改正により、補助席にもシートベルトの設置が義務付けられています。法改正前に製造されたバス車両にも、バス会社がシートベルトを後付けしている場合も多く、ほとんどの大型バスの補助席にはシートベルトがありますのでご安心ください。
Q. 大型バスより小さい観光バスは何人乗りですか?
観光バスタイプのバスでは、大型バスより1まわりサイズが小さい中型バスが定員数27名、一番小さい小型バスが定員数21名もしくは25名です。どちらも補助席がなくすべて正座席なのでゆったり座ることができます。ただし小型バスは製造がすでに終了しており現在も借りることができる車両はほとんど残っていません。
Q.大型バスは何人から利用できますか?
大型バスよりサイズが中型バスが27人乗りのため、実際には25人前後から大型バスの利用となるケースが多くなります。貸切バスはバス車両を1台いくらでチャーターするサービスなので、極端に言うと1名で大型バスを使うことも可能ではあります。乗車する人数が少なくなればなるほど、1人あたりのコストは高くなりってしまいますね。
Q. 大型バスに荷物はどれぐらい乗りますか?
人数と同様に重要なのが荷物の量です。大型バスは座席フロアの下に貫通式のトランクを2~3本備えていますので、トランクが30~40個ほど入ります。補助席を含めて定員いっぱいまで乗車していると全員分のトランクが入りませんので、荷物が多い場合はゆとりを持った配分が必要になります。
Q. 乗車人数が変更になったらどうなりますか?
貸切バス予約時から乗車予定人数が変更になっても、車両の定員数内であれば、特に料金変更などは発生しません。定員数を越えてしまうと、大型バスよりも定員数の多い車両はないため、大型バスに加えて中型バスや送迎用のマイクロバスの追加が必要となります。出発日直前ではバスの空車が見つからない場合もありますので、乗車予定の最大人数はできるだけ早い段階で把握しておきましょう。
大型バス定員のまとめ
大型バスの定員数について詳しく解説してきましたがいかがでしょうか?補助席を含めた最大53名が一般的ですが、正座席のみは45席ですので、大人のみで利用する際は、大型バスは45人乗りと捉えておくと安心です。最大60人乗りの大型バスは希少ながら存在しますので、1台のバスにできるだけ多く乗車したい場合には、できるだけ早く空車確認をしておきましょう。
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