【5分でわかる】貸切バスで大型バスを利用するメリットと注意点

貸切大型バス外観

普段の街中で見かける路線バスの大きさは中型バスサイズですが、学校の修学旅行でよく使われる貸切バスの中で一番大きなが大型バスです。
今回はバス旅ねっとがこの「大型バス」について設備や料金、その魅力まで徹底的に解説します!大型バスの魅力を知って快適な移動手段として利用したり、観光や旅行を楽しんでみませんか?

貸切の大型バスの特徴を解説

大型バスは何名乗車できるの?

大型バス乗車人数は53名~最大で60名まで乗車可能です。
中でも最も多く見られる座席タイプは53席タイプになります。
しかし60名乗車可能な大型バスは、大勢乗車できて魅力的ですが、60席タイプの大型バスを所持しているバス会社は少ないのが実情です。さらに60席タイプは車内を目いっぱい使用しているため、座席間が狭いです。
特に長距離の移動中は、ゆったりと座りたい方には狭く感じるかもしれません。
なので座席を広く使いたいなら、60席タイプではなく53席タイプがオススメです。

大型バスはどんな座席なの?

大型バスの座席は2列シートになっており、座席数については正座席45席+補助席8席が基本的な座席数になります。
1番前の列から8列までの座席に補助席がついています。
大型バスの座席はリクライニングもあり、観光向けの車輌なので座り心地は貸切バスの中で最も良いと言えます。
前の座席に折りたたみ可能なテーブルが完備されているので、座席でお弁当を食べたり飲食も可能です。
また後方の座席はサロン仕様にできるのも大型バスの特徴の1つになります。
サロンについては次の設備の章で解説します。

60人乗り大型バスの座席表
定員60人(正席49+補助席11)
サロンタイプ大型バスの座席表
定員53人(サロンタイプ)
リフト付き大型バスの座席表
定員39人(リフト付き)
トイレ付き大型バスの座席表
定員40人(トイレ付き)

大型バスの設備は何がある?

豊富な標準設備

大型バスは下記の設備が基本的に備わっています。

【標準設備一覧】

  • リクライニング:○
  • マイク:○
  • CD:○
  • DVD(ビデオ):○
  • 冷蔵庫:○
  • カラオケ:○
  • テレビ:○
  • モニター:○
  • ビンゴ:○
  • 湯沸かしポット:○
  • ETC:○

追加設備(オプション)も豊富

また、希望すれば下記のオプションを有料で追加することも可能です。

【追加設備(オプション)一覧】

  • サロンタイプ:○
  • USB(充電器):○
  • トイレ付き:○
  • リフト付き:○
  • ガイド:○

サロン仕様は後方の座席がよくTV番組のバス移動中の車内で見るような座席が向かい合ったコの字形になっています。
後方から2列目もしくは3列目をサロン席として利用できる2パターンあります。
このどちらかによってサロン席に乗車できる人数が変わってきます。
オプションの中でもサロンタイプの要望は最も多いので、空車の確保を早めにすることをオススメします。

設備利用の注意点

先ほど紹介した設備を利用する場合の注意点をご紹介していきます。

CD/DVDについて

レンタルしたCD/DVD(ビデオ)著作権の問題で持ち込むことができません。しかしバス会社が購入した作品は車内で楽しむことができるので、車内で鑑賞したい方がいる場合は事前にどんな作品があるのか確認をしておきましょう。

カラオケについて

利用するバスによって様々ですが、カラオケは年代の古い曲があっても最新の曲が歌えない場合もあります。どうしても最新の曲が歌いたい場合も事前に確認が必要です。

トイレ付について

トイレ付車輌は持っている会社が少ないということもあり手配自体が難しい時があります。
また、特殊車輌になるため通常の大型バスの料金より高くなってしまいます。
そして、車内にトイレを完備している分の座席が減り、通常通りには乗車できません。
トイレ付の車輌が利用できず、お手洗いが不安な時は予めトイレ休憩を多めに取った行程を組んでおきましょう。

大型バスの大きさについて

全長、車幅、車高を知ろう

大型バスと聞くと大きなバスということは分かるが、実際のサイズが分からない方はたくさんいるのではないでしょうか。【全長】約12m  【車幅】約2.5m  【車高】約3.5m

貸切大型バス外観

大型バスは貸切バスの中でも、1番大きなバスになります。
なので目的地までの道幅が狭い、目的地まで道中で心配なトンネル等がある場合は事前に高さ制限等の確認を徹底することをオススメします。

大型バスのサイズが変わらないのには理由が?

大型バスの高さや横幅などのサイズは基本的には変わりません。
その理由は、貸切バスには車種区分というものが存在します。
(※車種区分=有料道路や高速道路の料金に関わってくるもの。
大型バス→特大区分 中型バス→大型区分 小型バス/マイクロバス/ミニバス→中型区分)
この車種区分はバスの重さによって決められています。
つまり、同じバスでも高さや長さが変わってしまうと併せて重さも変わるので、規定に反することになります。
なので、サイズが大きく変わることはないので安心してください!

大型バスには荷物をどのぐらい積める?

トランクはどれぐらい大きい?

大型バスのトランクは左右貫通トランクが2~3本あります。では実際どれくらい荷物が積めるのでしょうか?

【積める荷物の目安】

  • スーツケース:30~40個
  • ゴルフバッグ:25~35個
  • スキー・スノボ用品:35~45個

平均的に積める数なので、当日荷物の変動の可能性がある場合は念入りに確認することをオススメします。

大型バスの料金相場

日帰り利用の場合

利用時間や走行距離によって料金が算出されるのが貸切バスになります。
また、利用するシーズンによって料金は変動します。
繁忙期は夏~秋にかけてなので、少しでも安く利用するなら12~1月がお得です!

日帰り、1泊2日利用の場合

1泊2日になると2日間ドライバーを拘束することになるのでやはり料金は上がってしまいます。
日帰りと同様、見積り料金はバス料金のみなので、有料道路料金や駐車料金、ドライバーの宿泊料金などは別途必要になります。

大型バスの参考料金

運転手付きの大型バスをチャーターした際の参考料金です。貸切バス利用料金は走行距離と拘束時間を基本にご利用時期などでも変化しますので、ある程度スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームよりお問い合わせください。

※価格はすべて税別 11月 12月 1月
平日 ¥87,000~ ¥82,000~ ¥82,000~
土日祝日 ¥88,000~ ¥84,000~ ¥84,000~

貸切バスはこんな時に便利!

レジャーや観光での移動なら貸切バス

みんなでワイワイできる

貸切バスの良いところといえば、観光や旅行の移動中の車内で楽しくワイワイできるところです。公共交通機関だと他の乗客がいるので盛り上がるのは難しいですよね。
しかし貸切バスであれば仲間内だけの空間で移動できるので、移動中も楽しむことができるのも魅力的です。ご紹介した設備やオプションを活用すれば車内での楽しさを最大限引き出せます。

貸切バスは幹事様の負担を軽減!

公共交通機関の鉄道や飛行機を使って大人数で移動する場合、人数分のチケットの手配があり少し手間に感じることも多いのではないでしょうか。また、当日チケットを忘れてしまうと乗車できずトラブルが起こる可能性がありますよね。
しかし、貸切バスであれば予約してしまえば、当日移動ができないということはまずありません。人数が多いと乗り換えなどがある場合、かなり手間だと思います。
貸切バスなら乗車するだけで、目的地へ到着できるので団体移動には本当にオススメです。

大人数の移動に困ったら貸切バス

送迎バス代わりもできる

お泊まりになるお宿に送迎バスが無い場合には、貸切バスを利用すれば送迎バスとして利用も可能です。
貸切バスには、少人数運べる車種から大人数運べる車種があるので利用目的や人数に合わせて車種を選んで効率よく団体移動ができます。

ピストン利用もオススメ

イベントの来場者がかなり多くなる場合や、式典やパーティーで来賓者の移動手段が必要な時にはピストン利用がオススメです。
ピストン利用とは、例えば「東京駅 ~ 東京タワー」間の往復の行程を1台で繰り返すことを言います。
複数台手配して、まとめて運ぶのに比べて費用を抑えられるのも魅力の1つです。
もし、費用に余裕があれば2台でピストン利用することで、より効率的な移動が実現可能です。

貸切バスは観光仕様と送迎仕様に分かれる

観光に向いているのはどんなバス?

貸切バスには観光に適しているバスタイプ、送迎に適しているバスタイプの2つに分類されます。
観光仕様のバスタイプは、【大型バス】【中型バス】【小型バス】になります。

中型バスは基本的に27名乗りのバスになります。
中型バスは座席が大型バスより、大幅に減りますが設備等は大型バスと同等になります。

小型バスは21~25名乗車可能なバスになります。
実はこの小型バス、10年ほど前に製造が中止されており小型バスを持っているバス会社が少ないという現状です。
利用したとしても10年前に製造されている車輌なので、他のバスに比べて内装や外装が見劣りしてしまうこともあります。

観光仕様のバスの特徴は?

観光仕様バスの特徴は今回紹介している大型バスのように、設備が充実している点が1番の特徴です。
座席の座り心地や座席の広さは送迎仕様に比べて、観光仕様の方が優れています。
長時間の乗車や長距離移動がある場合の利用には、観光仕様のバスタイプがオススメです。

送迎に向いているのはどんなバス?

送迎仕様のバスタイプは【マイクロバス】と【ミニバス】になります。
マイクロバスは23~27名乗車可能なバスになります。
ミニバスは13名まで乗車可能なバスになります。

送迎仕様のバスの特徴は?

マイクロバス、ミニバスともに冠婚葬祭や視察等でよく利用されています。
小回りが利く車輌なので、短い距離の移動、乗り降りが多い行程に重宝されています。
そのため、観光仕様の様に設備は限られています。
中には観光仕様に似た設備もあるので必要がある場合は事前に確認をしましょう。

まとめ

貸切バスの大型バスについて解説してきましたが、大型バスの特徴や魅力が伝わりますと幸いです。
大型バスは観光設備が整っており、40~50名程度の移動にピッタリなバスです。
今回は大型バスでしたが、他の車種も気になったのであれば是非検討してみてください。

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