神奈川県 湯河原温泉
湯河原は決して箱根や伊豆の二番煎じではない。江戸時代の温泉番付では、なんと大関の草津、関脇の那須に次ぐ3番手であり、小結の湯河原として見事に三役を務めていたのである。
泉質も豊富で、塩化物泉・単純温泉・硫酸塩泉に大別され、特に冬場は塩化物泉を利用することをおすすめしたい。
なぜなら保温効果が抜群だからである。濃い温泉だと肌がかぶれてしまうような人にも優しい単純温泉、肌の弾力性を高めることが期待できる硫酸塩泉もお好みで利用して欲しい。
さて、冒頭では箱根や伊豆を目の敵にしているかのような言い回しを使ったが、観光スポットとしてはむしろコラボレーションすることで魅力が増す。
現在の知名度ではやはり駅伝効果かどうかは定かでないが箱根は強いし、川端康成の文学パワーか否かわからないが伊豆も強い。
そんな今だからこそ湯河原を忘れるなと心の中で叫ぶ。
関東で団体旅行を計画中なら、貸切バスを利用し様々な場所をミックスさせて楽しんで欲しい。