三朝温泉とパワースポット巡りモデルコース鳥取~倉吉~米子
鳥取には砂丘しかないと言われがちですが、鳥取県には中国地方最高峰の大山と日本海に抱かれた豊かな自然と、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる氏や『名探偵コナン』の青山剛昌氏を輩出してきた”まんが王国”として関連の観光施設が多数あり、楽しみ方は多種多様です。
今回のモデルコースではそんな王道スポットではなく、全国から金運アップを求めて多くの参拝者が訪れる有名神社など、鳥取観光で知っているとより楽しくなる場所をチョイスしてみました。電車で移動しやすいJR山陰本線沿線から少しはずれた場所もあるので、マイカーやレンタカーでのドライブの参考にしてください。クルマ1台に収まらない人数でのグループ観光をするのであれば、運転手付きの貸切バスをチャーターしての旅もおすすめですよ。全国対応の貸切バス手配サービスバス旅ねっとにご相談いただければ、鳥取駅まで移動してから現地のバス会社を利用することも、出発地の大阪や神戸のバスで長距離移動することも可能です。
鳥取県の見どころ観光スポット
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1日目午前
宇倍神社~道の駅神話の里 白うさぎ
鳥取駅の南西にある「宇倍神社」は、1899年に初めてお札の図柄になった神社であることからお金に縁がある金運アップのご利益がある神社として全国から多くの参拝者が訪れています。また360歳まで生きた長寿の神・武内宿禰命を御祭神としていることから、長寿のご利益もあるとされています。鳥取旅はここからスタートしましょう。
参拝のあとは日本海沿いを西へ。神話『因幡の白兎』の舞台となった白兎海岸に出ます。「白兎神社」は縁結びにご利益があり、かわいいうさぎモチーフの石像やお守りがあるので立ち寄ってもいいでしょう。
海岸沿いの大きな道の駅「道の駅神話の里 白うさぎ」は昼食休憩場所におすすめです。座席数200席で団体利用もしやすい「おさかなダイニングぎんりん亭」では新鮮な海の幸を堪能できますよ。特におすすめは鳥取名物の白イカづくしの御膳です。 -
1日目午後
倉吉白壁土蔵群~なしっこ館
さらに西へ進むと今なお城下町としての面影を残す倉吉エリアがあります。玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群と赤瓦の街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された観光スポットですので、散策してみてはいかがでしょうか。おすすめは蔵見学や試飲のできる「元帥酒造」や、醤油を使ったスイーツがある「桑田醤油醸造場」などです。
また鳥取ならではの珍しい博物館も倉吉にあります。それは梨をテーマにした「エースパックなしっこ館」です。直径20mの二十世紀梨の巨木をシンボルとした館内には梨にまつわる様々な展示があるだけでなく、季節問わずいつでも3品種の梨食べ比べができたり、梨スイーツを楽しめますよ。
さらに倉吉は古い街並みだけでなく、ポップカルチャーと結びついた「レトロ&クール」な町としても知られています。2014年倉吉にフィギュアメーカー大手のグッドスマイルカンパニーが国内初のフィギュア工場「楽月工場」を造ったことで”フィギュアのまち”へ。日本最古といわれる円形校舎・旧明倫小学校円形校舎に2018年「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」ができ、現在も様々なアニメとのコラボなどで賑わっていますよ。 -
宿泊
三朝温泉
倉吉市から天神川を越えて東へ行くと鳥取を代表する温泉地「三朝温泉」があります。全国にあるラジウム温泉の中でも世界屈指のラドン含有量を誇り、”三たび朝を迎えると病が消える”と伝わるほど、免疫力や自然治癒力を活性させる力があると言われています。各温泉宿には入浴アドバイザーのラヂムリエがいますので、アドバイスを受けながらプチ湯治をしましょう。1泊だけでなく、2泊・3泊したい温泉ですね。
三朝温泉にゆっくり滞在する場合は、三朝温泉とともに日本遺産に認定された「三徳山三佛寺」へも参拝しましょう。断崖絶壁に建てられた「投入堂」まで行くには登山が必要になりますが、三徳山の麓にある「遥拝所」からは高画質望遠鏡で投入堂を鑑賞することもできますよ。 -
2日目午前
金持神社~金持テラスひの
温泉でスッキリしたら、2日目も西へ向い金運アップの神社に参拝しましょう。その名も「金持神社」!”かねもちじんじゃ”ではなく”かもちじんじゃ”と読みます。金持とは、周辺が黄金にも勝るとされた鉄の産地だったことから付けられた地名で、全国にいる名字の”金持”さんのルーツもこの地なんだそうです。現在では日本一縁起がいい名前の神社ということで多くの参拝者が訪れていますが、どうやら参拝者には本当に宝くじの高額当選者が多いようで、感謝のことばがつづられた当選絵馬がたくさん奉納されています。祀られているのは、国土経営・開運・国造りの神様です。参道入口にある金持神社札所では、縁起物の黄色いハンカチや扇子が販売されていますよ。
JR根雨駅前にある複合施設「金持テラスひの」は、金持神社の分祠を設置し、地域の特産品や金運アップグッズを販売しています。そして目玉は宝くじ売り場です。参拝のあとに宝くじを買えば、当選率がアップするような気がしてきますね。 -
2日目午後
道の駅あらエッサ~お菓子の壽城
金持神社を北上すると米子方面に出ます。さらに少し西に入ると、島根県安来市の道の駅あらエッサがありますので、昼食に立ち寄りましょう。安来市といえば、どじょうすくいの安来節ですね。道の駅内の古民家レストラン「中海の郷」では、生きたどじょうをその場で鍋に入れて食べる「ドジョウがてんてこ舞い鍋定食・御膳」が名物になっています。大山どりや出雲そばなどのメニューも豊富ですよ。
食事のあとは鳥取駅に戻るルートですが、米子市内におもしろいお城があるので、旅の締めくくりに立ち寄ってみてください。そのお城とは「お菓子の壽城」で、地元の和菓子メーカーの寿製菓がつくったお菓子のテーマパークとなっています。壽城の代表銘菓である栃の実を使った餅で餡を包んだ「白とち餅」、とち餅を餡で包んだ「赤とち餅」などを購入したり、製造の様子をフロアから見学することができますよ。お菓子だけでなく山陰の特産品も多数扱っているので、旅のお土産を購入するのにぴったりですよ。