東京都最西部の山梨県との県境付近にある「奥多摩湖」は、1957年にできた小河内ダムによって多摩川の流れを堰き止めた人口湖です。貯水容量は約1億9000万立方メートルと世界最大級の上水道用の貯水池で、”東京の水瓶”と呼ばれています。ダムができた場所にあった旧小河内村には鶴の湯温泉という湯治場があり、その源泉は長らく汲み上げポンプのみの”幻の温泉”となっていましたが、1991年以降は周辺の各旅館への配湯により鶴の湯温泉は復活しました。奥多摩町には他にも奥多摩温泉・麻葉の湯・松乃温泉・鳩ノ巣温泉があり、5つの温泉が集まっています。また多摩川の渓谷にはキャンプ場も複数あり、アウトドアやアクティビティを楽しめる場所となっています。
奥多摩湖の北側には青梅街道が通じており、南側は散策路「奥多摩湖いこいの路」になっています。小河内ダム南側にある散策路スタート地点からゴール地点の「山のふるさと村」までは約12kmあり、5時間ほどのトレッキングを楽しむことができます。小河内ダムの北側には八方岩展望台までの「見はらしの丘散策路」もあり、1~2時間の散策で桜や紅葉を楽しむことができます。
【桜の見頃】 4月上旬~4月下旬
【紅葉の見頃】10月中旬~11月中旬