貸切バスを利用する際には、注意点やマナーを守ることが大切です。貸切バスは、旅行や遠足、イベントなどで利用されることが多く、大人数で移動することができるため、便利な手段として広く利用されています。しかし、貸切バスを利用する前には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。また、貸切バスに乗車してからも、周りの人への配慮やマナーを守ることが求められます。この記事では、貸切バス専門の旅行会社「バス旅ねっと」が、貸切バスを利用する際に注意するべきポイントやマナーについて解説します。
Contents
貸切バスを利用する前に確認すること
貸切バスを利用する場合、事前に確認すべき点がいくつかあります。以下の小見出しを参考に、貸切バスを利用する前に押さえておくべきポイントを紹介します。
安心できるバス会社を探す
貸切バスには専属ドライバーがつきますので、移動の際はずっと同行してもらうことになります。自分たちの命を預けるので、バスや運転手が信頼できるバス会社を探したいですよね。そこでおすすめなのが、バス旅ねっとのような、貸切バス手配サービスです。自分でバス会社を1件ずつ探しても、どこが良いのからわからないですが、貸切バス手配サービスを使えば、利用条件を伝えるだけで、マッチするバス会社を選定してもらえます。バス旅ねっとの場合は自社での利用実績データベースにてバス会社評価を管理していますので、お客様のご要望に沿ったバス会社を案内可能です。
バスの座席数や設備について確認する
貸切バスを利用する際には、バスの座席数や設備について確認することが重要です。貸切バスは1台の料金でチャーターするので、何人乗っても料金は変わりませんが、車両により定員数が決まっていますので、定員オーバーにならないかは事前に正座席と補助席の数を確認しておきましょう。人数が増える可能性がある場合は、1つ大きいサイズの車両を借りておくと安心です。当日までに乗車人数が変更になる場合には、事前にバス会社に伝えておきましょう。 また長距離移動をする場合には、冷蔵庫や湯沸かしポットなどの設備がついているかの確認も必要です。特に、子供たちが乗る場合には、トイレや飲み物の用意が必要です。トイレについてはオプション設置できる車両もありますが、利用回数が限られているので、ルートの途中にトイレ休憩を入れておくほうが安心です。
料金や支払い方法を確認する
貸切バスの利用料金は、バス車種と地域によってベース料金があり、そこから利用時間や移動距離を算出して提示されます。同じ目的地であっても、ルートや現地待機時間などによって料金は大きく変わりますので、実際のスケジュールに合わせて見積もりを依頼し、事前に料金を確認することが重要です。 また貸切バスは車両と運転手を確保しなければならないため、料金は基本的に事前払いとなります。支払い方法はバス会社や旅行会社によって様々ですが、バス旅ねっとの場合は銀行振込のほかにクレジット決済やコンビニ決済にも対応しています。なお、貸切バス料金には高速道路料金や駐車場料金が含まれていないため、当日現金での支払いが発生します。かかる総額を事前に算出して一括でご請求するという対応もバス旅ねっとなら可能です。
貸切バスに乗る前の準備
貸切バスに乗る前には、準備が必要です。出発前には以下の内容を把握しておき、スムーズな乗車に備えましょう。
集合場所や時間を事前確認しておく
貸切バスは事前に設定されたルートとスケジュールに基づいて運行しますので、遅れが出ないように1人1人が気をつけましょう。 特に、集合場所が複数ある場合や、時間に余裕を持って集合する必要がある場合は、事前に集合場所や時間についてしっかり確認することが大切です。集合場所に遅刻しないように、事前にルートを調べて余裕をもって出発できるように準備しておくことが大切です。
準備しておいた方が良い持ち物をチェックする
コロナ禍以降、マスクの着用をお願いしているバス会社は多いですが、貸切バスの車内では自由にお過ごしいただけますので、必ず持っておかなければいけないものはありません。下記のようなものがあると快適でしょう。
- 酔い止め薬や頭痛薬などの常備薬
- 飲み物やおやつ
- ポケットティッシュやウェットティッシュ
- ストールやブランケットなどの羽織るもの
- アイマスクや耳栓
貸切バスに乗車する時のマナー
貸切バスはグループで貸し切るとはいえ、周囲の乗客同士のマナーや、車両や運転手に対するマナーへの配慮も必要でしょう。一般的にどのようなことがマナー違反になるのか、どのように振る舞うべきかを把握しておくことが大切です。
バスに乗り込む際の注意点
貸切バスのドアの開閉や、トランクルームの開閉はドライバーが行ないますので、指示があるまで勝手に開けたりせずに待ちましょう。また大型バスなど背の高いバスは入口の段差も大きいので、乗り込む際には一気にかけこまないよう、ステップを使いゆっくり1人ずつ乗車しましょう。トランクルームに入れない手荷物を持って乗り込む場合は、特に周囲の人の邪魔にならないか注意が必要です。
座席使用での注意点
貸切バスは事前に座席表を確認して席順を決めておき、一度着席したらシートベルトを着用してむやみに移動しないようにしましょう。高速道路走行中は特に、立ち歩くことが禁止されています。 また座席シートには観光仕様のバスの場合、リクライニング機能がついていますが、後ろを確認せずに急に動かしたりするのは危険ですので、ゆっくり周囲を確認してから動かすようにしましょう。
荷物保管の注意点
観光バス型の貸切バスの場合、座席フロアの下に大きなトランクルームが搭載されていますので、重い荷物や大きな荷物は座席に持ち込まずにトランクに入れましょう。たくさんの荷物を安定するように整理整頓してきっちり積み込むにはコツがいりますので、荷物の積み下ろしはドライバーに任せると安心ですよ。壊れ物などがある場合は事前にドライバーに伝えておくと、適切な保管場所を案内してもらえます。 また大容量トランクがあるとはいえ、大人数で乗車する場合に1人あたりのスペースは限られています。無駄に荷物が多くならないよう、コンパクトにまとめて収納しておくのも団体移動でのマナーでしょう。
車内飲食での注意点
貸切バスの車内では、飲酒を含めて飲食は自由にしていただけます。自分たちだけで貸し切っているので車内に他人はいませんが、人数が多いと乗り物が苦手でバス酔いしやすい人もいるでしょう。無理に飲酒や食事を勧めるのはNGですが、ニオイのきつい食べ物も周囲が気分を悪くしてしまうかもしれないので配慮しましょう。また走行中はバスが急に揺れることもありますので汁物は溢れる可能性があるのでを避ける方が無難です。観光先で購入したお土産のお菓子を車内で食べるという場合も、きな粉もちやパイ生地のお菓子など、細かい粉がポロポロと落ちそうなものは控えましょう。
貸切バスを降りる時のマナー
貸切バスを降車する際には、安全かつスムーズに降りることが重要です。特に子供たちが乗っている場合には、事前に教えておくべき注意点があります。以下に詳しく説明します。
バスの清掃や整理整頓に協力する
貸切バスから降りる前には乗車中に使用した座席周辺のごみや荷物を整理整頓し、バスの清掃に協力しましょう。ゴミは有料回収してもらえる場合もありますが、基本的には各自持ち帰りとなります。 やむをえず床に嘔吐などで汚してしまった場合には、清掃のクリーニング費用とともにその後のバス運行に影響が出た際の損害賠償を請求される場合もあります。気分が悪くなった場合にはエチケット袋を使用しましょう。
降りる前に荷物をまとめておく
貸切バスが目的地に到着してから身支度を始めると、スムーズな降車に支障が出る場合がありますので、到着予定時間が近づいてきたら、早めに身の回りの整理整頓を行ないましょう。忘れ物がないか、ゴミが座席などに残っていないかチェックしておきます。 トランクからの荷物の受け取りは、勝手に引っ張り出さずに順番に下ろされるのを待ちましょう。
周囲の通行人へ配慮する
貸切バスで目的地に着いた場合は駐車場で乗降することが多いですが、集合場所や解散場所は一般道路ということも少なくありません。バスから降りたあとにスーツケースを受け取ったりする間、人数が多いと通行人の邪魔になる可能性がありますので、周囲に気を配りましょう。特に子供たちがいて自転車やバイク・車の通行量が多いような場所では、大人だけで先に荷物を下ろすなど工夫したほうがいいかもしれません。
バス旅ねっとからのお願い
貸切バスを利用する際に、事前に確認しておいた方が良いことと、バス運行の当日に気を付けるべきことを見てきましたがいかがでしょうか。自分自身が貸切バスを心地よく利用するためには、すべての人が次の人のことを考えて丁寧にきれいに使おうとする気持ちの繰り返しが大切です。またバスを降りて解散するまでも周囲に気配りすることで、自分の安全も確保されます。人のためでなく自分のためと思いながら今回お伝えしたポイントを押さえて、快適で安全な貸切バスの旅を楽しんでください。
バス旅ねっとでは、観光旅行や社員旅行のように直接お客様が乗車する貸切バスの手配だけでなく、お客様のお客様、例えば取引先様の送迎や、結婚式来場者の送迎、自社イベント参加者の送迎なども承っております。大切な人を運ぶ乗り物として貸切バスは活躍していますので、大切に使っていただけるとうれしいです。