移動中も周囲を気にせずにみんなでワイワイ楽しめるのが貸切バスのメリットですが、サロンタイプの車両を選んでいただくと、楽しさが倍増すること間違いなしです!
今回は貸切バス専門のバス旅ねっとが、サロンバスならではの楽しみ方を紹介します。
また、座席のレイアウト、サロンバスを利用する時の注意点なども詳しく解説していますので最後までご覧くださいね。
サロンタイプの車輌とは?
サロンタイプとは車内後方の座席がコの字型になり、テーブルを囲って座ることのできる車輌です。サロンタイプは車内でより有意義に過ごすための設備となります。
サロンタイプの種類と料金、どんな利用目的に人気なのかを紹介していきます。
シングル・ダブルサロンがある
サロンタイプは1番後ろから2列目以降の座席が内側に回転し、コの字型になります。1番後ろの座席が固定されているのは、シングルサロンもダブルサロンも同じです。
回転する座席数は車輌により異なり、主に、シングルサロンとダブルサロンの2種類があります。
1番後ろから2列目のみ回転できる(2席ずつ向かい合っている)座席のことをシングルサロンと言い、1番後ろから2列目と3列目が回転できる(4席ずつ向かい合っている)座席のことをダブルサロンと言います。
基本的にダブルサロンの車輌が多いですが、指定しない場合はシングルサロンで運行することもあります。どちらのサロンタイプが良いか希望がある時は事前にバス会社へ伝えておきましょう。
サロンタイプの車輌の料金はどれくらい?
サロンタイプの車輌を利用するからといって通常のバスよりもバス料金が大きく変わることはありません。
貸切バスは走行距離と利用時間をもとにバス料金を算出します。算出結果には法律に定められた上限~下限の料金があり、バス会社はその範囲内で料金を決めます。
そのため、「通常のバスと比べてバス料金が全然違う!」なんてことは基本的にありません。
ただし、サロンタイプの車輌は人気が高いため空車が少なくなると若干割高になることがあります。サロンタイプの車輌を利用したい方は早めに予約しておきましょう。
サロンタイプの車種の参考料金
新宿駅から出発し、山梨県の河口湖付近を日帰り観光するルートで参考料金を見てみましょう。
貸切バス料金はご利用時期などで変化しますので、各車両タイプの通常料金はバス旅ねっとまでお問い合わせください。
あくまで目安ですがサロンタイプの空車が少なく、割高になったとしても、通常車輌の2,000~3,000円増と考えておくと良いでしょう。
どんな利用目的に人気なのか
サロンタイプの車輌は、観光シーン、ビジネスシーンなどいろんな利用目的に人気です。
サロンバスが活躍している利用目的を簡単に紹介していきます。
①ゼミ・サークル旅行
ゼミやサークル旅行では、移動中に車内でレクリエーションをする時などにサロンバスを活用できます。思い出作りや交流を兼ねて利用されることが多いようです。
②ゴルフ
ゴルフでは、車内で表彰式をしたり飲酒する時などに向かい合って座れることから利用されています。シャトルバスや自家用車ではできない車内空間を味わえる点から根強い人気があります。
③社員旅行
社員旅行は会社の一大イベントです。
幹事を任された人は社員同士の交流もしっかり行えるように企画したいですよね。
サロンバスではみんなの顔を見ながら会話をしやすく、珍しい座席のレイアウトに皆さん喜ぶでしょう。
普段会話しない部署の方との交流やより旅行を盛り上げる目的でサロンバスが活躍しています。
④視察
サロンバスは中央にテーブルが設置できるため、資料作成やミーティングに活用できます。
視察へ行く人数が多く、移動時間も有効に使いたいという場合はオススメです。
サロンタイプにできる車種はどれ?
サロンタイプはどの車種でも対応できるのでしょうか。
実は、貸切バスの中でもサロンタイプにできる車種は限られています。
それでは、サロンタイプに対応可能な車種と座席のレイアウトについて見てみましょう。
サロンタイプにできる車種は大型・中型・小型バス
サロンタイプにできる車種は大型バス、中型バス、小型バスの3種類です。
これらの車種は観光仕様のバスで、サロンタイプのほかにリクライニング、テレビ、CD、DVD、冷蔵庫、湯沸かしポット、カラオケ、マイク、ビンゴゲーム、トランクが備わっています。
つまり、観光に特化した車輌のため、車内でも楽しめるようにこのような設備が備わっています。
しかし、観光仕様のバスだからといってどの車輌にもこれらの設備が付いているとは限りません。利用したい設備がある場合はあらかじめバス会社に連絡しておきましょう。
座席のレイアウトを紹介
大型、中型、小型バスのサロンタイプの座席図を紹介します。
乗車人数や希望のレイアウトでバスを選ぶのも良いでしょう。
大型バスの座席図(サロンタイプ)
サロンタイプの大型バスは、補助席を含めて最大53人乗車できます。1番後ろの列は5席でダブルサロンの車輌がほとんどです。
中型バスの座席図(サロンタイプ)
中型バスはサロンタイプでも通常と同じく27人乗りです。
もともと補助席が無い車輌のため全員が正座席に座ることができます。
小型バスの座席図(サロンタイプ)
サロンタイプの小型バスは最大24~25人乗車できます。
中型バスと同様に補助席が無いのが特徴です。
小型バスは、基本的にシングルサロンが多いですがダブルサロンにできる車輌もあります。
サロンバスの活躍シーン<5選>
ここまでサロンタイプの特徴や座席のレイアウトについて解説してきました。
次はオススメの使い方を5つ見てみましょう。
バス旅行を盛り上げるために利用するのも良し、ビジネスに活用するのも良しです。
①車内での宴会
サロンバスが1番活躍しているシーンは車内での宴会です。
テーブルを囲ってちょっとした宴会を開きましょう。
運転手付きなのでもちろんお酒だって飲めます。プライベート空間で周りを気にすることなく盛り上がれるので移動中も有意義に過ごせますよ。
道中のSAや道の駅で購入した現地名物や地酒を楽しみながら目的地へ向かえるのでオススメです。
②TVのロケ撮影
みなさんがよく目にするのはTVのロケ撮影ではないでしょうか。
タレントの顔がしっかり映るサロンバスは撮影にも向いています。
TV番組やYouTubeの企画で利用されることが多く、ロケ地に着くまでの間は、車内で飲食したり、エピソードトークをして盛り上がることができます。
③カラオケやビンゴゲーム
2章で紹介したように観光仕様のバスには車内で盛り上がるための設備が備わっています。
サロンバスでカラオケやビンゴゲームをするとより楽しめます。
カラオケはみんな前向きに座って歌うよりも、サロンタイプにしたほうがカラオケボックスにいる気分を味わえます。
向かい合って座り、みんなの顔を見ながら楽しめるのでビンゴゲームなどの車内レクリエーションにも、もってこいです。
④車内ミーティング
サロンバスはミーティングに活用できます。ミーティングにもいろんなシーンがあり、旅行の詳細を打ち合わせしたり、ビジネスの打ち合わせなど移動中の時間も無駄なく使えます。
ミーティングの一例を紹介します。
- 観光地をどのように回るか話し合う
- 宿泊先の部屋割りはどうするか相談する
- 視察先で得た情報について話し合う
このように、車内時間を有効に使ってみても良いでしょう。
⑤取引先の接待
サロンバスは取引先との旅行やゴルフコンペなどの接待で利用する時に活躍します。
サロンバスには冷蔵庫や湯沸かしポットが備わっていることが多いです。
夏は冷たい飲み物を、冬は温かい飲み物を出して会話を楽しんだり、車内を盛り上げてバス旅行をエスコートしましょう。
通常の座席とは異なるサロンバスを手配すれば取引先の方も特別感を味わえ、喜んでくれること間違いなしです。
サロンバスを利用する時の注意点
最後にサロンバスを利用する時の注意点を解説します。
正しい使い方を知り、楽しいバス旅行にしましょう。
走行中の席替えは禁止
各バス車種の座席図で紹介したように、サロン部分になる座席は後方のみです。
そのため全員がサロンタイプの車輌を楽しむためには席替えをする必要があります。
しかし、走行中に車内で立ち歩いてはいけません。
貸切バスの運転手は細心の注意を払って運転しますが、安全のために急ブレーキせざるを得ないこともあります。万一車内で席替えをしている時に転倒してしまうとケガや事故に繋がります。
席替えは、トイレ休憩や乗降時に交代するなど工夫して利用しましょう。
自分たちでサロン仕様に変えてはいけない
サロンタイプにできる車輌でも指定がなければ全席前向きで運行します。
サロン部分になる座席は足元にペダルのようなものがあり、それを踏みながら回せば誰でも簡単にサロン仕様にすることができます。
しかし、バス会社の許可無しに利用者がサロン仕様に変えることは禁止されています。
貸切バスの事業者は安全に利用してもらえるように運行を管理しています。バス会社の指示に従い安全にバスを利用しましょう。
横向き座席は酔う可能性がある
サロンタイプの内側に向いている座席部分(1番後ろから2~4列目)は横向きに座ることになるため、バス酔いしやすい方は気を付けましょう。
車内で飲酒をしたり臭いのきついものを食べた場合は、横の揺れに催す場合があります。自分が酔いやすいと分かっている場合は1番後ろの前向きの座席に座らせてもらうようにしましょう。
まとめ
今回は、サロンバスの特徴や車種、活躍シーン、サロンバスを利用する時の注意点について紹介しました。サロンバスの利用を検討している方の参考になると嬉しいです。
今回の記事のポイントを簡単にまとめました。
- サロンタイプには、シングルサロンとダブルサロンの2種類存在する
- サロンバスの料金は、通常車輌とほとんど変わらない
- サロンタイプに対応しているのは大型、中型、小型バス
- サロンバスは旅行を盛り上げるためだけでなく、ビジネスシーンにも利用されている
サロンバスを利用して移動中も旅行を盛り上げましょう。
サロンバスは人気のためお早めのご予約をおすすめしております。まずは貸切バス専門の「バス旅ねっと」までお問い合わせいただければ、業界最大級のバス会社ネットワークを駆使し、ご要望の車両を手配いたします。