こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
みなさんは、日本にどれくらい寺社仏閣があるのかご存じですか?至るところで見かけるお寺や神社ですが、実際どれくらいあるのかってあまり考えないですよね。
実は、平成28年時点で日本にはお寺が7万7,256、神社が8万1,158と合計15万以上の寺社仏閣が存在するんです。想像を遥かに超える数で、たけちゃんも驚きです。
そこで今回は、日本人に馴染み深い寺社仏閣を巡ってみませんか?
場所は、およそ1,300年ほど前に日本の都だった「奈良県」です。
奈良県といえば、奈良公園に生息する鹿が有名ですよね。もちろん、後世に語り継ぎたい寺社仏閣も多数存在しています。改めて、奈良県の寺社仏閣めぐりに参りましょう!きっと新たな一面を発見できるはずです。
Contents
モデルコース紹介
大阪~阪神高速・第二阪奈道路~壱分IC~生駒市・宝山寺~信貴生駒スカイライン(鐘の鳴る展望台)~平群町・朝護孫子寺ほか~斑鳩町・吉田寺~法隆寺…中宮寺~中町IC~第二阪奈国道・阪神高速道路~大阪
じゃーん!こちらが、たけちゃんおすすめ!奈良県で寺社仏閣めぐりができるコースです。出発地は、関西の大都市・大阪から。高速に乗って、奈良県へ向かいますよ。
奈良県は、かつてヤマト政権成立以来8世紀まで、都が置かれていた場所です。710年に平城京が都に遷ってから、794年に平安京が都に遷るまでの84年間、日本の都として栄えていました。奈良県には、この時代に建設された寺社仏閣が多数存在しているんですよ。長い歴史を経て、現代で当時の様子を見学できるというのは貴重な経験であり、嬉しいことでもありますね。今回のコースでは、こうした歴史のある貴重な寺社仏閣めぐりに参りましょう!
聖徳太子ゆかりの地へ「平群町(へぐりちょう)」
まずは、奈良県西北部にある「平群町」へ向かいましょう。かつてこの地は、大和国(やまとのくに)と呼ばれ、当時の天皇の住居が構えられているほど力を持つ場所でした。今でいう「東京」のような都市だったようですね。
歴史の教科書でよく目にした「聖徳太子」を覚えていますか?平群町は、聖徳太子ゆかりの市町村のひとつにも選定されており、この時代には、たくさんの人々が行き交う賑やかな場所だったことが伺えますね。
そんな歴史を持つ平群町では、当時の寺社仏閣を今でも見ることができます。聖徳太子にゆかりのあるお寺にも足を運んでみましょう。近くには、現代の恋人たちが愛を囁き合う「鐘のなる展望台」や2007年に国の登録有形文化財へ登録された「開運橋」など、古代と現代が入り混じるスポットが満載!かつての日本の都を堪能しましょう。
聖徳太子が戦勝祈願をした山「信貴山(しぎさん)」
平群町に位置する「信貴山」は、現在では奈良百遊山のひとつに選出されています。現代では奈良県民に愛されている信貴山。その歴史は古く、始まりは約1,400ほど前まで遡ります。
「信貴山」という名称を名付けたのは、なんと当時の有名人「聖徳太子」。聖徳太子は、当時の豪族を攻めようと河内稲村城に向かう途中、信貴山に至ったそう。この山で戦勝祈願をしていると、山から毘沙門天王が現れ、必勝する方法を授かります。その日は、奇しくも「寅の年・寅の日・寅の刻」だったこともあり、聖徳太子は勝利を確信。無事に勝利を勝ち取ったのち、聖徳太子は毘沙門天王の御尊像刻み、お寺を創建。「信ずべき、貴ぶべき山」と名づけたことで、「信貴山」という名称となりました。以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰され続けているのです。
こうした歴史があり、信貴山は聖徳太子ゆかりの山として有名なんですね。
寅がトレードマークのお寺「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」
聖徳太子ゆかりの山である信貴山にあるのは、朝護孫子寺。寅に縁があることから、境内ではたくさんの寅の像を見ることができますよ。
毎年、寅の月(2月)の最終土・日曜日には、「信貴山 寅まつり」が開催され、勝利の月の御利益にあやかって、人々の諸願成就を祈る大法要などが行われます。スタンプラリーやコンサート、屋台などの出店もあり、多くの人で賑わう大イベントのようですね。他にも、金運上昇のパワースポットとしても人気を集めているお寺なんですよ。
御本尊は、もちろん毘沙門天王。七福神の中でも商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を最も厚く授けてくださる福の神様として知られています。そのため、朝護孫子寺は商売をしている人や受験を控えている人、さらには金運をパワーアップさせたい人が多く訪れる人気のスポットのようです。
朝護孫子寺では、商売繁盛や金運、開運のためのアイテムが販売されており、購買意欲をくすぐります。さらには、願いが叶う撫で小槌や願い事を書いてお祈りする融通ひょうたんなど、試してみたくなる仕掛けが多数用意されていますよ。訪れた際には、商売繁盛や金運アップを求めて、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
全長106メートルの登録有形文化財「開運橋」
朝護孫子寺に向かう門前にかかるのは、全長106メートルの登録有形文化財に登録された「開運橋」。寅がモチーフの朝護孫子寺と信貴山にあやかって、門には至るところに寅の絵を見ることができるでしょう。橋の手すりや車止めに、可愛らしい寅を発見!登録有形文化財という国が指定する建造物でありながら、こういった可愛らしい寅があしらわれているのは、とてもほっこりしますね。
かつて、信貴山には山上電車が運行しており、その終点となる信貴山門駅と朝護孫子寺を繋ぐ参道として建設されました。1931年ごろ架けられたこの開運橋は、現在でもとても珍しい形状であるカンチレバーと呼ばれる複雑な造りをしているそう。朝護孫子寺の駐車場から開運橋を見上げると分かる通り、アーチがとても美しく、見るものを惹きつけます。戦前に造られたカンチレバー形式の橋の中では、開運橋が最古の橋と言われ、その貴重さが伺えますね。
<施設情報>
施設名 :信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺
住所 :奈良県生駒郡平群町信貴山
電話番号:0745-72-2277
サイト :http://www.sigisan.or.jp/
鐘のあるロマンチックな展望台「鐘の鳴る展望台」
さて、こちらは現代の若者におすすめのスポットである、鐘のあるロマンチックな「鐘の鳴る展望台」。大阪府と奈良県の夜景の眺望を堪能できる「展望ドライブウェイ」と呼ばれている、信貴生駒スカイラインのほぼ中間地点に位置しています。生駒山と信貴山を縦走する、全長約20.9キロメートルのドライブウェイとして、カップルや家族連れに人気のスポットです。
展望台に向かう途中にあるのが「希望の鐘」。大好きなあの人と一緒に鐘を鳴らせば、素敵な音色が空に響き渡ります。夜は、鐘がライトアップされているので、ロマンチックな雰囲気で希望の鐘を鳴らせば、素敵な思い出になること間違いなしです!
希望の鐘をあとにして、上に登っていくと見えるのが一番頂上にある展望台。ここから見えるのは、西の方向に大阪市街の街並み、東の方向に奈良の景色が。うっとりするくらいキラキラとした光が真っ暗な夜の空に溶け込み、ロマンチックな光景を作り出します。カップルが2組ほどしか入れないわずかなスペースで、特別な夜を過ごしましょう。
<施設情報>
施設名 :鐘のなる展望台
住所 :奈良県生駒郡平群町櫟原
電話番号:なし
サイト :https://www.kintetsu.co.jp/leisure/skyline/romanticview/#observatory
聖徳太子の歴史を感じる「斑鳩町(いかるがちょう)」
斑鳩町は、奈良県北西部に位置する小さな町。しかし、わずか14平方キロメートルほどの土地に、聖徳太子ゆかりの世界遺産「法隆寺」を有しており、世界的に人気のスポットです。世界遺産の他にも多数の寺社仏閣、さらに多くの古墳をも見ることができ、とても古い歴史を持つ町でしょう。
世界最古の木造建築群「法隆寺」
日本で初めて世界遺産に登録されたことでも知られる「法隆寺」。建築されたのは、なんと607年。推定7世紀ごろと言われています。この時代に建てられた立派な建造物が今でも残っているなんて、驚きですよね。
しかしこの法隆寺、1度火災で焼失して再建されており、その後も修復工事により1度バラバラに解体してメンテナンスが行われたりと、現代まで残すという努力が見受けられます。再建されてからは1,300年ほどが経っていますが、今でも圧巻の姿を見ることができる貴重な建造物でしょう。また、世界最古の木造建築としても有名です。
法隆寺は、聖徳太子と当時の天皇であった推古天皇によって建てられました。もともとは、聖徳太子の父であった用明天皇が自身の病気治癒のために建てようと決意したんだとか。しかし、用明天皇は残念ながら亡くなってしまい、その思いを引き継ぐ形で聖徳太子が法隆寺を完成させました。当時、聖徳太子は、住処として斑鳩宮という宮殿を建てており、その隣に法隆寺を建造したことから、斑鳩寺(いかるがでら)と呼ばれていたそうです。
斑鳩寺町を訪れたなら、絶対に足を運びたいスポットですね。
<施設情報>
施設名 :聖徳宗総本山 法隆寺
住所 :奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話番号:0745-75-2555
サイト :http://www.horyuji.or.jp/
聖徳太子が母后のために創建した「中宮寺」
聖徳太子が母后のために創建したと言われているのが「中宮寺」。現在は法隆寺に隣接していますが、創建当時は400メートルほど東の方角にあったと言われており、その跡地は現在国の跡地に指定されています。創建されたのはおおよそ7世紀ごろ。しかし、詳しい事情は現在でも不明のまま、ミステリアスな部分を合わせ持つお寺です。
御本尊は、国宝に指定されている菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)。飛鳥時代に造られたとされ、飛鳥時代の最高傑作と呼ばれるほど貴重な文化財です。その姿は、うっすらと微笑みを浮かべているよう。優しい笑みを一目見ようと、多くの観光客が訪れます。
<施設情報>
施設名 :聖徳宗 中宮寺
住所 :奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
電話番号:0745-75-2106
サイト :http://www.chuguji.jp/
お参りするとぽっくり逝けるお寺?「吉田寺(きちでんじ)」
飛鳥時代の天皇である天智天皇の勅命によって創建されたとされる「吉田寺」。現在では、お参りするとぽっくりと苦しまずに逝けるお寺として「ぽっくり寺」と呼ばれるほど、訪れる人々から愛されているお寺です。世界遺産の法隆寺から徒歩約10分のところにあるため、一緒にお参りしやすいでしょう。
ぽっくり寺と呼ばれる由縁となったのは、平安時代中期の天台宗の僧のひとり「源信」が臨終の母親に衣を着せ、念仏をとなえたというエピソード。念仏を唱えることで、極楽往生が遂げられたと伝わり、苦しまずにぽっくり逝けるお寺「ぽっくり寺」と呼ばれるようになったとか。訪れた際には、「ぽっくり」逝けるようにお参りしておきたいですね。
<施設情報>
施設名 :清水山 吉田寺
住所 :奈良県生駒郡斑鳩町小吉田1-1-23
電話番号:0745-74-2651
サイト :http://kichidenji.com/
貸切バスで奈良県のお寺めぐりをしよう
奈良県で、聖徳太子ゆかりの地をめぐるコースは、法隆寺の他にも、朝護孫子寺や中宮寺など、長い歴史を持つお寺をめぐって、聖徳太子が見てきた景色に思いをはせる素敵な旅。かつて生存していた聖徳太子は、どのような景色を眺めていたのでしょうね。
せっかくの素敵な旅。自身で運転したり、公共交通機関を利用したりするのは、少し面倒。そんなときは、貸切バスを利用してみませんか?プロの運転手に運転を任せて、道中はゆっくりと旅を楽しめますよ。友人や家族とのんびりすることもでき、貸切バスを利用して素敵な旅に出かけてみましょう。貸切バスの快適さに惚れ惚れとして、また利用したくなっちゃうかも。まずは、奈良県のお寺めぐりからいかがですか?