仏教が日本に伝来した552年に、百済から渡ってきた日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来」を祀る「善光寺」は、まだ仏教が複数の宗派に分かれる前に創建されたため、全国でも珍しい無宗派のお寺です。
“牛に引かれて善光寺詣り”や”遠くとも一度は参れ善光寺”と言われるほど全国から多くの参拝者が訪れますが、「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏とされるため直接拝むことはできません。七年に1度の「御開帳」の期間にのみ御本尊と同じ姿の「前立本尊」が公開されます。
高村光雲と米原雲海によって造られた巨大な仁王像が相まみえる「仁王門」から入ると、山門までの石畳は土産物店や飲食店が立ち並ぶ「仲見世通り」があり観光スポットとしても楽しむこともできます。