阿蘇五岳(根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)を中心とする連山である阿蘇山は、現在も火山活動が続く世界有数の巨大なカルデラで、外輪山を含めたエリアはどこにいても雄大な自然を感じることができますが、代表的な絶景ポイントとされているのは「大観峰」と「草千里ヶ浜」です。
「草千里ヶ浜」は牛や馬が放牧される直径約1kmの大草原で、2013年に「米塚」とともに国の名勝天然記念物に指定されました。美しい緑の草原を維持するために毎年2~3月に行われているのは野焼きです。これによって古い枯れ草や背の高い草木は除去され、春に新鮮な草原が芽吹くのです。初夏のグリーンの絨毯のような風景と、野焼き後の世界の果てのような風景は全く異なりますので、2度行かれることをおすすめします。
「草千里ヶ浜」の向かい側には阿蘇火山博物館や草千里展望デッキ、団体で食事ができる飲食店と土産物店が入った「ニュー草千里」があり、阿蘇ドライブの休憩スポットになってます。