年末が近くなり冬休みが近づいてきましたね。
しかし、学生の皆様は特にですが既に「春」が頭にチラついている方もいるかもしれません。
体育会系・文化会系その他独立団体を問わず、長期休暇中には「合宿」を行う学生様は多いですよね。おそらく2~3月の合宿に向けて企画を始められている方もいることと想像します。
少人数であれば小回りがきく部分もあり、フリープランで行っていくことも可能ですし、たとえ宿の手配や、電車を乗り過ごしてしまっても、そのトラブルすら思い出に刻まれることもしばしば。
しかし、大人数になればなるほど、合宿の企画は大変なもの。
(毎年、同じ場所で同じことをやると決めていれば別ですが。)
事例として紹介させていただくものは大阪発着のものになりますが、全国でも参考にできるはずです。合宿の幹事様にはお役立ちできるかと思いますので、ご一読いただければ幸いです。
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合宿目的の明確化
少人数の合宿ならば、完全ノープランで自由に!
ということもよくあることだと思います。
しかし、多くの部活には合宿で達成したい目的があるはずです。
- いつもと違う場所でリフレッシュして活動したい
- いつもより濃密な練習をして強くなりたい
- 親睦を深めてより協力して活動できるようになりたい
など、色々あるかと思います。
私の場合は、ESS(ざっくり言えば英語を使うクラブ)に在籍し、
約50名ほどの部員が年に2回夏と春に合宿を行っていました。
諸条件として決まっていたことは下記の2点でした。
- 3泊4日で1人25,000円
- 宿を貸切状態にできる
(4日中の3日は日本語禁止で過ごすため周囲の客に配慮)
要は、できるだけ格安に英語漬けの環境を作り出し英語力を鍛える、
ということが合宿の目的だったわけです。
この目的を基に企画部員が数名のメンバーとともに計画を作っていきました。
合宿内容の計画

実際に目的が定まれば実際に合宿内容の計画に入ります。
ここで1つの2択を迫られます。
- 同時に施設や交通機関の選定を進める
- 計画をある程度つめてから施設や交通機関の選定に入る
1は合宿計画をスピーディーにできるメリットがありますが、
コストや施設の設備によって、計画が制限されることがあります。
施設も完璧ではないので、逆に2のように計画を完璧にしても、それに見合った施設が見つかるかは100%ではありません。
ということは、常に計画と調査のバランスを見ないといけないことになります。
おすすめは、
日程や料金、施設に必ず求めることを定めておき、
「施設」「交通」「観光」をメンバーで分担し調査していくやり方でしょう。
また、いきなり全国をターゲットにすると、範囲が広すぎて手間がかかるので、
その場合は近隣のエリアに絞ってまずは調査するというのもありです。
これらの施設・交通・観光の手配を一貫してやってくれるのが旅行エージェントで、
一昔前は、エージェントに頼む方式が主流でした。
しかし、そこはインターネットの時代です。自ら情報収集や予約をすることも容易になってきました。
私の経験上、エージェントはやはりプロなので、ベースとなるプランを素早く作ってくれます。
ただし、自分達のやりたいことは自分達が一番よく把握している。
ということは、エージェントを介さず自分達で計画した方が目的を達成できるともいえるのです。
エージェントに頼むもよし、自分達だけで計画するもよし、
両方やってみるのもよし、その選択は自ら決断しないといけません。
施設選定~コストを抑えるポイント~
正直なところ、コスト重視なのか、食重視なのか、設備重視なのかで選定の基準は変わってきます。
ここではコスト重視の際に役立つポイントを少しご紹介します。
閑散期を狙う!
当然といえば当然ですが「閑散期を狙う」のがよいでしょう。
例えば冬~春のシーズンに閑散期になるものとして「海水浴」があります。
春に差しかかってくれば「スキー」もシーズンを終えてくることも考慮するとよいでしょう。
また、学生であれば土日祝をはさまない、平日に日程を集中させるのが狙い目です。
私が実際に自分の部活で行ったことがあるものとしては下記2つ。
2月中旬の和歌山(印南)合宿
印南は白浜より少し北に位置する和歌山県中部の地域です。
海岸沿いであったためかコスト安で受け入れてもらえた。
帰路の途中でマリーナシティによって帰ることができたのもよかった。
3月下旬の兵庫(氷ノ山)合宿
氷ノ山は冬場はスキーを楽しめる兵庫県西部の地域です。
スキーのシーズンが終焉を迎える頃なのでコスト安。
帰路の途中でそばで有名な出石に立ち寄ることができて満足だった。
いずれも大阪発着の3泊4日、50名前後で旅館貸切、貸切バスで移動という形式で、1人25,000円内におさめたものでした。
何らかの旬の時期と重なれば、その分コストは必然的に上がりますので、考慮しておくとよいかもしれません。
交通機関選定~団体なら貸切バスも視野に~

20名以上の団体であるならば、バスを借りることも視野に入れることを提案します。
バスを自分で借りることは一生に一度あるかないか、そもそも貸切バスを個人で借りられることが認知されていないこともあります。
レンタカーや電車という選択肢は少人数であれば、スッと理解できると思いますが、人数が増えるとなかなか厳しいな、と想像してしまいませんか?
バス旅ねっとだけに、貸切バスを推しているように見えるかもしれませんが、やはり幹事様には最適な交通機関を選んで欲しいと思います。
下記、交通機関の比較ページを用意しましたので一度ご参考にしていただけますと幸いです。
本日のまとめ
部活・クラブの合宿は本当に人数が増えるほど計画が大変になります。
せっかく合宿をするのだから、いつもより効率的に練習したいという目的があっても、必要な設備が施設に足りなくて目的を達成できなかったとしたら幹事としては怖いです。
まずは合宿の目的を明確にして、そこからタイムスケジュールを考えつつ施設・交通機関の選定へ進む。そして、コスト安く施設をおさえるには「閑散期」がキーワード。
うまくシーズンを考えて計画していきましょう。