こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
大阪のお隣「兵庫県」を訪れるとしたら、皆さんはどこへ行きたいですか。
日本最古の温泉地として知られる有馬温泉、世界文化遺産に登録されている姫路城、日本三大夜景に選ばれている六甲山からの景色、ほかにも兵庫県には魅力的な観光地がたくさんあります。
今回は大阪から兵庫県へ、異国情緒を味わい、瀬戸内海の絶景や痛ましい災害の爪痕を見学できる旅の紹介です。
モデルコース紹介
大阪~阪神高速道路~生田川IC~神戸市・異人館街散策(ラインの館…うろこの家…風見鶏の館…萌黄の館)~京橋IC~阪神高速道路~垂水JCT~明石海峡大橋~淡路IC~松帆アンカレイジパーク~淡路サンセットライン~北淡震災記念公園~あわじ花さじき~東浦IC~神戸淡路鳴門自動車道~淡路島南PA~大鳴門橋~大鳴門北IC~徳島市内・鳴門市内
大阪を出発し、まずは神戸にある北野異人館街へ。
足を踏み入れると、海外に来てしまったかのような光景が目の前に広がり、異国情緒を味わえます。
なかなか海外旅行へ行けない今のご時世にピッタリのスポットです。
その後は淡路島に渡り、ご当地グルメや絶景ドライブコースなどを楽しみます。
明治期の建築物が今も残る【北野異人館街】
大阪から神戸の「北野異人館街」まで、高速を使うと1時間足らずで到着します。
北野異人館街は、神戸市の中心地から歩いて15分ほどの高台に位置し、明治期から大正期の洋風建築物が数多く残る伝統的建築物群保存地区です。
神戸を代表する観光スポットの1つで、散策していると異国情緒を味わえます。
なぜ神戸に古い洋風建築物が残されているのか
ところで、なぜ神戸のこの場所に洋風建築物がたくさんあるのでしょうか。
それは、神戸港の開港の歴史と関係しています。
鎖国をしていた江戸時代、ペリー来航後に開港したという歴史は知っている方も多いですよね。
神戸港も開港した港の1つで、開港後はたくさんの外国人が訪れるようになりました。
そんな日本を訪れた外国人の居留地として指定されたのが、今の北野異人館街があるエリアです。
その後、戦争や震災、高度経済成長によるビルへの建て替えなどを乗り越え、観光地として整備されました。
横浜や函館など、ほかの開港した港にも外国人居留地は設置されましたが、その多くがなくなってしまっているため、たくさんの建物が今も残されている北野異人館街はとても貴重です。
北野異人館街を散策
たくさんの洋風建築物が残されている北野異人館街を訪れたら、街並みの散策と建築物内の見学を楽しみましょう。
外観だけでも特徴がちがうものばかりで、つい見入ってしまいます。
北野異人館街では、20近くの館で室内の見学が可能です。
ラインの館
まずは、北野異人館街のメインストリート沿いにある「ラインの館」を訪れます。
1915年に建てられた館で、クリーム色の外壁が特徴。
元住人の故郷ドイツにあるライン川と、壁面の直線美にちなんでラインの館と呼ばれるようになりました。
1階にある応接間は、洋風の帽子やマントを着用して写真を撮れる人気の撮影スポットです。
<施設情報>
施設名 :ラインの館
住所 :兵庫県神戸市中央区北野町2-10-24
電話番号:078-222-3403
サイト :https://www.kobe-kazamidori.com/rhine/
風見鶏の館
ラインの館から少し上って、北野異人館街のシンボルともいえる「風見鶏の館」へ。
1909年ごろ、ドイツ人貿易商のゴッドフリート・トーマス氏の自邸として建てられた館で、鮮やかな赤レンガの外観と尖塔の風見鶏が特徴的です。
館内は、全体的にはドイツの伝統様式が見られますが、一部芸術運動「アール・ヌーヴォー」の装飾などもあります。
<施設情報>
施設名 :風見鶏の館
住所 :兵庫県神戸市中央区北野町3-13-3
電話番号:078-242-3223
サイト :https://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/
萌黄の館
<施設情報>
施設名 :萌黄の館
住所 :兵庫県神戸市中央区北野町3-10-11
電話番号:078-855-5221
サイト :https://www.kobeijinkan.com/ijinkan_list/moegi
うろこの家
最後に訪れるのは、神戸で最初に公開された異人館の「うろこの家」です。
丘に建物が立ち並ぶ北野異人館街の中でも、ひときわ高い場所に位置しています。
壁面は、3,000枚もの天然石のスレートで覆われており、それが魚の鱗のように見えることから、うろこの家と名付けられました。
室内には、西洋の骨董品が数多く展示されているほか、デンマーク王室御用達の「ロイヤルコペンハーゲン」の陶磁器も必見です。
<施設情報>
施設名 :うろこの家
住所 :兵庫県神戸市中央区北野町2-20-4
電話番号:0120-888-581
サイト :https://kobe-ijinkan.net/uroko/
明石海峡大橋を渡って淡路島へ
神戸の北野異人館街を散策した後は、淡路島を目指します。
その道中に通る「明石海峡大橋」は、世界最長の吊り橋です。
全長3,991m、時間にして約5分間の美しい車窓を楽しみましょう。
<施設情報>
施設名 :明石海峡大橋
住所 :兵庫県神戸市垂水区東舞子町
電話番号:078-784-3396
サイト :https://www.jb-honshi.co.jp/bridgeworld/
淡路島のグルメに明石海峡大橋の絶景も楽しめる【松帆アンカレイジパーク】
芝生公園の「松帆アンカレイジパーク」は、明石海峡大橋の真下に位置しています。
アンカレイジとは、吊り橋のケーブルを繋ぎ止めている巨大なコンクリート塊のこと。
公園の真横に、明石海峡大橋のアンカレイジがあります。
淡路島内で明石海峡大橋を眺められる絶景スポットといえば、淡路SAが定番ですが、下から見上げられる場所としては、松帆アンカレイジパークが絶好のポイントです。
明石海峡大橋に関する巨大なモニュメント
松帆アンカレイジパークには、明石海峡大橋に関するモニュメントが多数展示されています。
橋の主塔を輪切りしたものと同じサイズで、材料も本物と同じものを使用した「パイロットメンバー」、主塔の土台の断面を実物大に描いた円形歩道の「ケーソンパターン」、海底で作業するダイバーを搬送するのに使用していた「深海潜水作業用装置」など、どれも巨大なものばかりです。
明石海峡大橋がどれだけ大きな橋かを体感できます。
隣接する【道の駅 あわじ】でグルメを満喫
松帆アンカレイジパークの隣には、「道の駅 あわじ」が併設されています。
ここを訪れるのは、ちょうどお昼時。
道の駅で、淡路島のご当地グルメを味わいましょう。
淡路島産の生しらす丼や、淡路牛と淡路島の名産・玉ねぎが入った淡路牛バーガーがオススメです。
<施設情報>
施設名 :松帆アンカレイジパーク
住所 :兵庫県淡路市岩屋1873-1
電話番号:0799-72-0001
サイト :https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/912
【淡路サンセットライン】で絶景の車窓を堪能
次の目的地までは、「淡路サンセットライン」という道路を進みます。
淡路サンセットラインとは、淡路島西海岸沿いを南北に走る県道31号線の愛称で、絶好の海沿いドライブコースです。
名にサンセットと入っているので、もちろん夕日は格別。
瀬戸内海に沈む太陽と、オレンジ色に染まる空と海を楽しめます。
今回のコースの場合、残念ながらこの道を通るのは夕方ではありませんが、それでも海沿いの車窓は絶景間違いなしです。
震災の爪痕を見学できる【北淡震災記念公園】
1995年1月17日、日本で初めて震度7を観測した大地震「阪神・淡路大震災」は、兵庫県を中心に甚大な被害をもたらしました。
それから20年以上が経過していますが、震災の記憶を風化させないために建設されたのが「北淡震災記念公園」です。
日本で生活するうえで、地震災害というのは避けては通れません。
阪神・淡路大震災のことを知るだけでなく、改めて防災の大切さを教えてくれます。
断層を詳しく観察
北淡震災記念公園では、震災当時の写真パネルや、家具が散らかった家の様子など、震災の爪痕を数多く展示しています。
中でも、阪神・淡路大震災の際に出現した「野島断層」をありのままに保存した「野島断層保存館」は必見です。
さまざまな角度から断層を見られるほか、直接触ることができる場所も。
横から見ると、どれだけ断層がズレたかよくわかります。
地震の揺れを体験
「震災体験館」では、阪神・淡路大震災の揺れと、まだまだ記憶に新しい2011年に起きた東日本大震災の揺れのちがいを体験することができます。
ニュースなどで映像は見るかもしれませんが、実際に揺れを体感することはかなり貴重なものです。
ここでの経験は、きっと役に立ちますよ。
<施設情報>
施設名 :北淡震災記念公園
住所 :兵庫県淡路市小倉177
電話番号:0799-82-3020
サイト :https://www.nojima-danso.co.jp
四季折々の花々を楽しめる【あわじ花さじき】
春に咲く花
3月上旬から4月中旬にかけて、園内の広い範囲で菜の花が咲き誇ります。
早咲きと遅咲きの品種の両方を植えているため、長期間に渡って菜の花を見られるのが魅力です。
菜の花のほかに、ムラサキハナナやポピーが春に見頃を迎えます。
夏に咲く花
夏の代名詞・ひまわりは7月下旬から8月中旬にかけてが見頃です。
8月中旬から9月上旬にかけては、青と赤のサルビアが咲き、美しいストライプ模様を楽しめます。
秋に咲く花
秋には、約50万本のコスモスが一面に咲き誇ります。
珍しい品種も植えられており、カラフルなコスモスを見られるのが魅力です。
冬に咲く花
冬に見られる花は、淡路島が有名な産地のストックです。
紫、白、ピンクなどのカラフルな花が11月中旬から2月下旬にかけて咲き、その見頃に合わせてストックの花を使った巨大な花畑アートも登場します。
<施設情報>
施設名 :あわじ花さじき
住所 :兵庫県淡路市楠本2805-7
電話番号:0799-74-6426
サイト :https://www.hyogo-park.or.jp/hanasajiki/
【淡路島南PA】でお土産を購入
これまで訪れてきたスポットでもお土産は購入できますが、最後のチャンスは淡路島内で最後のサービスエリアとなる「淡路島南PA」です。
淡路島の名産品をはじめ、神戸や徳島県のお土産も購入できます。
淡路玉ねぎを使ったドレッシング、淡路島牛乳をふんだんに使用した「淡路島プリン」などが人気のお土産です。
<施設情報>
施設名 :淡路島南PA
住所 :兵庫県南あわじ市阿那賀
電話番号:0799-39-1150
サイト :https://www.jb-highway.co.jp/sapa/minami_down.php
大鳴門橋を渡って四国へ
最後は淡路島と四国を繋ぐ「大鳴門橋」を渡って、旅のゴールとなる徳島県に入ります。
大鳴門橋の真下に広がるのは、世界最大級の渦潮が見られる「鳴門海峡」です。
太平洋と瀬戸内海の潮の干満差によって発生する渦潮。
運が良ければ、車窓から渦潮が見られるかもしれませんよ。
<施設情報>
施設名 :大鳴門橋
住所 :徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65
電話番号:088-687-2166
サイト :https://www.uzunomichi.jp
貸切バスでロスなく旅をしよう
大阪から、神戸と淡路島を満喫して徳島県に向かうコースの魅力は伝わったでしょうか。
淡路島の観光は、公共交通機関を使うと少し不便なので、レンタカーや自家用車でめぐるのが一般的ですが、貸切バスもオススメです。
運転をプロの運転手にお任せできる貸切バスなら、皆で美しい車窓を楽しめますし、なにより普通車よりも大きな窓で景色を見ることができます。
また、神戸の北野異人館街を散策する際、出発地と到着地の場所を変えることも貸切バスなら可能。
そうすることで、余計な移動をしなくて済みます。
便利な貸切バスを使って、大阪から神戸と淡路島を訪れてみてはいかがでしょうか。