旅行やレジャーで出かける際、多い荷物を手間を省いて楽に持ち運びできないかなと思ったことはありませんか?そんな時は貸切バスがオススメです。貸切バスならグループで一緒に移動できる上に、大容量トランクに荷物を入れて一緒に運ぶことができます。
そこで今回は、貸切バスのトランクがどのぐらいの容量なのか、どんな使い方があるのかを貸切バス専門の「バス旅ねっと」が解説していきます。
Contents
トランク付きのバス車種を紹介
貸切バスには観光仕様と送迎仕様があります。
観光仕様のバスは大型バス、中型バス、小型バスとなります。
これらのバス車種は、観光や旅行を楽しむのに特化した車輌です。
旅行は着替えやお土産などで荷物が多くなるためトランクが標準装備されています。
また、座席間隔も広く座り心地も良いため長距離の運行でも快適に移動できます。
送迎仕様のバスはマイクロバス、ミニバスとなります。
送迎仕様のバスは、近距離~中距離間で利用者を送迎するのに特化した車輌です。
駅からホテルまでの送迎など、徒歩で向かうには少し遠い場所の時に送迎仕様のバスが活躍します。観光仕様のバスとは違い、送迎するためのバスなので基本的にトランクは付いていません。
しかし、中には車輌の後方が観音扉になっており、そこから荷物を積むことができる観音扉式のマイクロバスもあります。
ここでトランク付きの車輌を下でまとめておきましょう。
- 大型バス
- 中型バス
- 小型バス
- 観音扉式のマイクロバス
各バス車種のトランク容量については次の章で解説していきます。
<車種別>トランクの容量について
大型バス
大型バスは両側から荷物を出し入れ可能な貫通式のトランクが2~3本あります。
バス会社はトランクを車輌整備用の荷物や備品用に使用していることがあるので、トランクを広く使いたい場合は、事前にその旨を伝えておくことをオススメします。
<トランクに積める荷物の目安>
- スーツケース…30~40個程度
- ゴルフバッグ…25~35個程度
- スキー/スノボ道具…35~45個程度
大型バスは通常53名乗車できますが、大きなスーツケースの場合は全員分積めないこともあるので注意しておきましょう。
中型バス
中型バスも大型バスと同様に貫通式のトランクが1~2本あります。
中型バスは乗車定員は27名です。
トランクにはボストンバッグや小さめのスーツケースであれば定員分積むことができます。
<トランクへ積める荷物の目安>
- スーツケース…15~30個程度
- ゴルフバッグ…15~20個程度
- スキー/スノボ道具…20~25個程度
特大スーツケースの場合は貫通式のトランクでも約20個しか積めないので注意しましょう。
荷物が多くなるようであれば大型バスの利用を検討しましょう。
小型バス
小型バスは乗車定員が25名程度で、トランクは貫通式が1本もしくは片側タイプのみとなります。貫通式のトランクがある小型バスは稀で多くの小型バスが片側タイプのトランクです。
<トランクへ積める荷物の目安>
- スーツケース…3~15個程度
- ゴルフバッグ…5~15個程度
- スキー/スノボ道具…10~20個程度
小型バスは中型、大型バスと比べるとトランクが非常に小さく荷物が多い移動には向いていません。日帰り旅行など荷物が少ない利用には小型バスがオススメです。
観音扉式マイクロバス
通常のマイクロバスの乗車定員は23~27名なのに対し、この車輌は後部座席を1列取り除いた部分を荷物スペースとするため、乗車定員は20~23名までとなります。
<トランクへ積める荷物の目安>
- スーツケース…10個程度
- ゴルフバッグ…10個程度
- スキー/スノボ道具…10個程度
観音扉式のマイクロバスは多少の荷物なら問題なく積むことができます。
また、観音扉式のマイクロバスを所有しているバス会社は限られているため、利用したい場合はバス会社へ事前に確認しておくと良いでしょう。
下の表で各バス車種のトランクについてまとめているので参考にしてください。
※積める荷物の量はあくまでも目安なので、詳しく知りたい方はバス会社へ確認しましょう。
※荷物のサイズが大きすぎるとトランクへ積めないこともあります。
トランク付きの貸切バスが活躍している利用用途とは?
トランク付きの車輌がどのような利用用途で活躍しているのかを紹介していきます。
観光旅行
やはり1番利用されているのは観光旅行です。
社員旅行や卒業旅行、ゼミ旅行などさまざまな場面で活躍しています。
公共交通機関だと荷物を持ったまま移動しなければなりません。1泊2日のように日数が多いほど荷物が増え、より持ち運びに苦労します。
しかし貸切バスなら集合時に大きな荷物をトランクへ積み込むため、観光中は手荷物のみで身軽に旅行を楽しめます。
ゴルフ
貸切バスはゴルフ場への送迎車としても重宝されています。
自家用車やレンタカーは台数が少ないと少量のゴルフバッグしか積めません。
しかし、中型バスや大型バスなら1台でまとまって移動できゴルフバッグはトランクへ積めるので車内では広々と過ごすことができます。さらに貸切バスはドライバー付きなので全員でお酒や食事も楽しむことができます。
スキー/スノボ
貸切バスはスキーやスノボでの利用でも活躍しています。
ボードやストックなど大きな荷物は全てトランクへ積み込み、乗車しているだけでゲレンデへ向かえます。
また、貸切バスは夜行バスや高速バスと違い、乗客は皆さんだけです。
車内では隣を気にすることなく眠れるのでゲレンデで思う存分楽しめることでしょう。
空港送迎
空港送迎でもトランク付きの貸切バスを利用する方はたくさんいます。
空港送迎の場合、訪日外国人や海外で長期滞在する方は必然的に荷物が多くなるので、トランク付きの貸切バスが必要で人気があります。
合宿/試合
部活動などの合宿や試合にも根強い人気があります。
公共交通機関で試合会場や合宿施設まで移動する場合、荷物の持ち運びが大変です。
遠方で荷物が重い場合には、移動だけで体力を消費してしまうこともあるでしょう。
貸切バスなら人数が多くてもまとまって移動でき、荷物はトランクへ積み込めるので、体力を温存して現地へ向かえます。
車内ではコンディションも整えられるので試合や合宿に万全の状態で挑むことができます。
また、車内で試合に向けてのミーティングをし、気持ちを高める場としての活用もオススメです。
研修
宿泊を伴う新人研修や海外の方が日本で働く職業研修でも活躍しています。
荷物を運ぶ手間を省けるのはもちろんですが、移動中の車内では研修先でのルールやスケジュールの説明、研修に関するビデオやDVDを見ることもできます。
荷物が多い時のバス車種選びは慎重に
荷物が多い時のバス車種選びには注意が必要です。
初めて貸切バスを利用する方は、トランクの容量をあまり把握しておらず、当日全ての荷物を積み込めないということもあります。
特に訪日外国人や海外へ長期滞在する団体は荷物が多くなる傾向があるため、貸切バスの車種選びは定員数ではなくトランクの大きさを重視して選びましょう。
例えば、乗車人数が20名前後でスーツケースやほかの荷物がある場合は、中型バスではなく大型バスの利用をオススメします。
当日になって全員分の荷物が積みきれないことが分かると、何名かはタクシーや公共交通機関を利用することになり、「まとまって移動し荷物の持ち運ぶ手間を省ける」という貸切バスの良さが失われてしまいます。
当日に車種の変更をしたり、バスを1台追加で手配することは非常に難しく現実的ではありません。
上で説明したように当日のスケジュールに支障を及ぼす可能性があるため、荷物はどれくらいあるかを事前にバス会社へ伝えた上でバス車種を選んだほうが良いでしょう。
トランクに積みきれない時の対処法
トランクに荷物が積みきれない時の対処方法を紹介するので、順番に見ていきましょう。
事前に郵送しておく
荷物が多くトランクへ積めないと分かれば、目的地へ事前に郵送しておくのも1つの手です。
また、下のような時は貸切バスを利用する数日前にバス会社へ郵送して良いか確認してみましょう。
- 乗車場所が短時間しか停車できないため、荷物を積み込むための時間が確保できない
- 荷物が重く乗車場所までの持ち運びが大変
- 荷物を積み込む時間を削減してスムーズに出発したい
郵送しても良いようであれば、バス会社が郵送された荷物を事前にトランクへ積み込んでから皆さんを迎えに行きます。その際バス会社への送料は自分たちで負担しなくてはなりません。
車内に持ち込む
空席や足元を荷物置き場として利用することができます。
しかし、バス運行の安全上車内の通路に荷物を置くことはできません。
車内上部にある荷物棚も活用すればより車内へ積み込むことができますよ。
荷物車を用意する
積みきれない荷物を運ぶレンタカーや自家用車を準備しても良いでしょう。
この場合、荷物車のドライバーはバスに乗車できず運転の負担があることがデメリットになりますが、荷物車を用意することで万一トランクに積みきれなかったとしても安心です。
トランクを利用する時の注意点
食料品の持ち込みは可能?
トランクへの食料品の積み込みは可能ですが、積み込む場合には注意が必要です。
貸切バスのトランクはクーラーが無いため、温度調節ができません。
また、貸切バスは車輌の構造上エンジンの近くにトランクがあるので長時間走行すると急激に内部の温度が高くなります。
BBQやお花見で食料品があり、トランクへ積み込みたい時はクーラーボックスや発泡スチロールを利用し、氷も用意しておきましょう。
涼しい季節で短時間の移動であればトランクへ積み込んでも問題ありませんが、夏場は食料品が腐る恐れがあるのでトランクではなくバス車内へ持ち込むようにしましょう。
トランクから荷物を出すには時間がかかる
貸切バスに乗車中、トランクから荷物を取り出したくなった場合すぐに荷物を取り出せるわけではありません。
大型バスのようなサイズが大きいバスは、ほかの交通の妨げにならないよう、安全な道を選んで停車する必要があります。
また、路上には長時間停車できないので急いで荷物を取り出さなければなりません。
取り出したい荷物がトランクの奥にある場合は降ろした荷物を再度積み込まなくてはならないため、当日のスケジュールに影響する可能性も高くなります。
スマホのバッテリーやカメラなど車内で使いそうな荷物はあらかじめ、車内に持ち込んでおくことをオススメします。
まとめ
貸切バスのトランク付き車輌は、大型バス、中型バス、小型バス、観音扉式のマイクロバスがあります。
小型バスと観音扉式のマイクロバスはトランクが小さいため多くの荷物を積むことができません。荷物が多い場合は大型バスか中型バスの利用をオススメします。
バス車種選びは定員も大事ですが、荷物が多い場合はトランクの容量を重視してバス車種を選ぶようにしましょう。
荷物が積みきれない時の対処法とトランクを利用する時の注意点を下でまとめているので確認しておきましょう。
<荷物が積みきれない時の対処方法>
- 積みきれない荷物は現地に郵送しておく
- 車内の空席を荷物置き場として利用する
- 乗車するバスとは別で荷物車を準備する
<トランクを利用する時の注意点>
- トランクへ食料品を積みこむ場合、夏場は避けてクーラーボックスや発泡スチロールを利用する
- 1度トランクへ積み込むと再度取り出すには時間がかかるので必要な物は座席へ持ち込んでおく
貸切バス専門の「バス旅ねっと」は全国のバス会社とのネットワークがあり、長年の実績から蓄積されたノウハウがあります。貸切バスを利用する状況で、どの車種を選択するのがベストであるか、その車両に空きがあるかなど、お悩みごとはすべてバス旅ねっとお見積りフォームよりご相談ください。
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