部活やサークルで合宿をするとき、どのような施設を選べば良いのか、選定の基準がわからず迷うことがありますよね。この記事では、合宿移動での実績が豊富な貸切バス専門の旅行会社「バス旅ねっと」が、目的に合った合宿施設を選ぶための基礎知識やポイント、さらには部活別の合宿施設チェックポイントについて解説しています。トレーニングがしたい、団結力を高めたい、会議をしたい、親睦を深めたいなど、合宿の目的に合わせたチェックポイントをぜひ参考にしてくださいね。
合宿施設選びの基本
合宿は、部活動やサークル、研修などで集団で過ごす貴重な時間です。しかし、合宿施設の選び方が間違ってしまうと、せっかくの合宿が台無しになってしまうこともあります。部活動や研修などの目的に合わせた設備が整っているか?どんな地域でどのように移動するのか、合宿所選びについてまずは基本的な内容から見ていきましょう。
合宿施設とはどんな施設?
合宿施設とは、部活動や研修などで集団で泊まるための宿泊施設のことです。一般的には、スポーツ合宿や文化系の合宿、研修合宿などで利用され、一般の宿泊施設とは異なる次のような特徴があります。
運動場や多目的ホールに隣接した宿である
合宿施設は、スポーツ合宿や合唱・演劇合宿、研修・修学旅行などに利用される宿泊施設の一種であるため、地域の運動場や体育館・多目的ホールに隣接して建てられていることが多いです。私有グラウンドや私有体育館を備えた民間施設もあります。メジャーなスポーツのサークルや部活であったり、特殊な設備を必要としない場合は対応している合宿施設が多いですが、種目によっては選択肢がかなり少なくなります。
相部屋の大きな部屋がある
合宿施設の部屋は、相部屋が基本です。部屋の種類によっては、数十人から数百人が宿泊できる大部屋もあります。相部屋で宿泊することで、参加者同士が交流し、絆を深めることができます。また、多くの合宿施設は、自炊ができるように、広い共同スペースを設けているので、そこでの交流も盛んです。
基本的に浴室は大浴場でアメニティがない
お風呂やシャワーが共同スペースにあったり、大浴場だったりと合宿施設によってお風呂の大きさは様々ですが、アメニティやタオルは用意されておらず持参する必要がある場合がほとんどです。教員やコーチなどが別部屋で宿泊する部屋は、通常のホテルのようにアメニティが揃っています。 なお人数が多いと、お風呂やシャワーの待ち時間が長くなるため、24時間入浴可能な宿泊施設は人気があります。
食事や布団の上げ下ろしがセルフの場合が多い
合宿施設は合宿など団体利用者用のプランが用意されており、コストをできるだけ抑えるために、施設から受けるサービスが少ないケースがほとんどです。例えば布団の上げ下ろしや食事の配膳は各自で行います。食事はバイキング形式や自炊形式のものもあります。
周囲は自然に囲まれ、合宿に集中できる環境にある
合宿施設は、大自然に囲まれたロケーションにあることが多いのが特徴です。例えば、山間部や海岸沿いに位置する合宿施設は、周囲に自然が豊かに残っているため、自然の中での活動やトレーニングが可能です。日常の雑音から離れ静かな環境に身をおくことで、集中力を高められるとともに自分自身と向き合う時間も持てるので、新しい発見があるかもしれません。
合宿施設の探し方は?
サークルやゼミでの合宿は、代々お世話になっている合宿施設があって毎年同じところに行くということも多いかもしれませんが、コロナ禍が続き様々な大会が中止になったり、合宿を自粛したりという期間が長かったので、改めて新しい合宿先を探そうというケースが多いかもしれません。自粛生活からのリフレッシュも兼ねて2023年はレジャーでも楽しめる場所を選ぶというケースもあるでしょう。 そのような時は、合宿施設を直接探して予約するよりも、合宿施設を種目や地域から絞り込める検索サイトが便利です。たくさんあるので使いやすいものを選びましょう。
合宿プラン・合宿の宿
老舗の合宿旅行の専門会社で全国対応です。
https://www.tabiplan.co.jp/
大学生協サークル・ゼミ合宿の宿|UNIV.COOP
生協カウンターでの申込みができ全国対応です。
https://manabi.univcoop.or.jp/yado/
みんなの合宿
関東を中心にした比較的新しいサイトで検索がしやすいです。
https://www.training-camp.jp/
会場ベストサーチ
宿泊ができる研修施設を中心に合宿施設も検索でき全国対応です。
https://kaijosearch.com/yado/
合宿施設選びのポイント
一般の宿泊施設と合宿施設がどのように違うかを見たところで、続いて実際に合宿施設を選ぶ際のポイントをご紹介します。合宿施設情報検索サイトではこれらを条件にして探しましょう。
練習設備をチェック
合宿施設の練習施設の設備は、部活動の内容に合わせて選ぶ必要があります。例えば、スポーツ合宿であれば屋外であればグラウンド・陸上トラック・野球場・テニスコート、屋内であれば体育館・プール・弓道場・柔道場・剣道場などです。文化系であれば茶道室や華道室のほか、吹奏楽部や軽音楽部であれば音響設備の整ったスタジオやホール、ダンスの場合は鏡付きのホールが必要になります。
アクセス方法をチェック
合宿施設の場所と交通アクセスは、合宿のスケジュールを立てる上で非常に重要な要素です。遠くてアクセスが不便な場所にあると、移動時間が長くなってしまい、練習や活動の時間が短くなる恐れがあります。公共交通機関でのアクセスが難しい場所にある合宿施設は、送迎バスが用意されているケースが多いので事前に確認しておきましょう。 人数が多く施設の送迎バスに収まらない場合は、運転手付きの貸切バスサービスで大型バスなどを手配しておく必要があるでしょう。合宿のシーズンには貸切バスの予約が混み合いバスの空きがない場合もありますので、できるだけ早く予約しバス車両を確保しておくことも重要です。貸切バスはバス1台をチャーターするので費用自体は高額ですが、参加者の人数で割り1名あたりの料金に換算すると、公共交通機関利用の交通費よりも安く収まる場合がありますので、合宿の際には貸切バスも合わせて見積りしておくことをおすすめします。
食事内容をチェック
食事は1泊につき夕食・朝食・昼食と3食付きのプランがほとんどです。栄養面を考えられた献立メニューで提供されるタイプのほか、バイキング・ビュッフェスタイルも多いです。地元食材を使った郷土料理が食べられる施設は人気です。自炊ができる設備や屋外でBBQができる施設もあるので、部活動以外の時間にも仲間との共同作業を通じたコミュニケーションを学ぶことができます。 懇親会やコンパを行う場合は、夜間のオールナイト利用が可能か、飲食物の持ち込みが可能か、などをチェックしておきましょう。
設備や周辺環境のチェック
施設内の設備としてチェックしたおくべきなのは、運動部の場合はまず洗濯機・乾燥機の有無と台数でしょう。オンラインのミーティングをする場合や、ウェブ上の情報を閲覧する場合は、インターネットwi-fi環境の有無を確認しておきます。 施設の周辺環境としては、コンビニが近くにあると便利です。レジャーも兼ねた合宿の場合は、周辺の観光スポットやアクティビティ、天然温泉などについてもチェックし、合宿プランのスケジュールの中に組み込んでおきましょう。試合や大会への参加が近い場合は、必勝祈願で寺社仏閣へ立ち寄るものおすすめですよ。
部活に合わせた合宿施設選びのコツ
スポーツ合宿の場合
スポーツ系の部活やサークルで合宿をする場合は、チームプレーを確認したり、一人一人の体力・筋力アップを図ったり、団結力を深めたりといった目的に合わせ、トレーニングに集中できる環境づくりを念頭に置いた合宿場選びが大切です。種目に合わせた練習施設の設備が整っていることを前提に、コートやグラウンドの広さや設備のメンテナンス状況もチェックしておきましょう。
トレーニングスペースをチェック
まず気を付けたいことは、不自由なくトレーニングできる環境があるかどうかです。合宿場にグラウンドや体育館、プールやコートが併設されている場合は、広さや設備までチェックしておく必要があります。
陸上部の合宿であれば、トラックが整備されているのか、幅跳びやハードルなど専門種目用の設備が整っているかを確認しておきましょう。球技系のスポーツの場合、グラウンドの広さが公式戦と同じなのか、異なるのかで練習プログラムが変わってきます。
体育館を使うバレーボールやバドミントンなどの競技の場合は、専用ネットがあるのか、コートは何面くらい使えるのか、空調設備が整っているのかなども気になるところです。真夏や真冬の合宿で空調がないと、暑さや寒さで練習に集中しづらくなってしまいます。
合宿場内に併設されていない場合は、専用グラウンドや体育館、トレーニング施設が近隣にあるのかどうか、どれくらいの距離があるのか、レンタル料はどれくらいかかるのかを調べておきましょう。金銭面、広さ、合宿場からの距離など、何を優先したいのかをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
シャワールーム・浴室をチェック
しっかり体を動かしたあとは、シャワーやお風呂で汗を流して疲れを癒やしたいものです。できるだけ長い時間、練習を行いたい場合は、部屋にシャワーやお風呂がある合宿場を選びましょう。大浴場しかない場合は、何時まで利用可能なのか確認しておくと安心です。
合宿ではつい練習に熱が入って、気づけば予定時間をオーバーしてしまうことも少なくはありません。宿に戻ってお風呂で汗を流そうと思っていたのに、大浴場の利用時間が終了してしまっていた、ということがないようにしておきたいですよね。
また、大浴場しかない宿泊施設で参加メンバーが多い場合、一斉に大浴場に行くと、他の利用者に迷惑がかかってしまうこともあります。大浴場を貸切できる時間帯があるのか、お風呂には一度に何人くらいまで入れるのかなども把握しておきましょう。
文化サークル合宿の場合
演劇や吹奏楽、バンドなど文化系の合宿を行う場合は、屋内の練習場所や講義室の必要な設備が揃っているかを前提に、短期間で効率よく自分の力を磨いたり、チームの息を合わせたり、個人練習と全体練習ができる場所を確保できるのかが焦点となります。また周辺に美術館や博物館、図書館など、文化に触れることができる施設があるとモチベーションアップや豊かな表現につながるでしょう。
スタジオ・舞台装置をチェック
通常のレッスンから、本番さながらのリハーサルまで行いたい場合は、スタジオや舞台の設備が充実している宿泊施設を選びましょう。演劇や軽音楽などの場合は、照明や音響など、専用の舞台装置を使ってレッスンができる場所があれば、より本番に近いレッスンができます。
吹奏楽や軽音楽の場合は、スタジオの数を確保できる合宿場を選びましょう。スタジオ数も気になりますが、機材がどれくらい揃っているのか、防音設備はどうなっているのかも確認しておきたいポイントです。
スタジオや舞台の利用時間や、同じ期間に宿泊するグループは何組くらいの予定なのかもチェックしておくと、練習のスケジュールを立てやすくなります。丸1日使えると思っていたのにいざ行ってみたら半日しか使えなかった、ということがないようにしたいところです。
個室の練習環境をチェック
仲間と息を合わせるためにも、個人レッスン用の個室があるのか、他の人の演奏やプロの技術を動画でチェックするためのWEB環境が整っているのかも、確認しておきましょう。
仲間との合同練習の時間も必要ですが、自分の役や担当パートを個人でレッスンできる場所も確保しましょう。全体練習のことだけを考えて合宿場を選ぶと、レッスンでの反省点を振り返り、個人でブラッシュアップする時間がなくなってしまいます。
仲間たちから意見をもらい、一緒に合わせてみることで気付けることが多いからこそ、しっかり冷静に受け止めて、自分で改善策を考えることで、翌日の合同レッスンで成果を試すことができます。これも、合宿ならではの魅力といえるでしょう。
研修合宿の場合
宿泊研修は学生のほか、新入社員などの社会人を対象にした企業研修の場合もあるでしょう。屋内でのセミナーであれば規模に合わせた会議室や講堂を選び、親睦会やレクリエーションができる場所があるかどうかもチェックしておきます。自然体験型の研修を行う場合は、山や海が近くにある施設を選ぶと良いでしょう。
会議室・プロジェクターをチェック
参加人数に合わせた収容人数の会議室があり、机や椅子も足りているか確認しましょう。複数グループに分かれた対戦ゲーム式のチームビルディング研修などの場合は、小さな会議室が複数あるような施設の方がよいでしょう。
スライドを使って詳しい説明を行いたい時は、会議室にスクリーンやプロジェクターがあるのかどうかも気になるところです。参加人数が多い場合にはマイクなどの音響設備も必要でしょう。実際に使用する時に機材トラブルがあってはいけないので、施設スタッフに設定や接続をサポートしてもらえるのか事前に確認しておきましょう。
宴会場・食事メニューをチェック
会社の研修旅行での宴会やレクリエーション、サークルの懇親会やコンパも、宿泊する合宿ならではの楽しみの1つです。まずは参加メンバー全員が一堂に会せる宴会場があるのか、宴会用の料理やコースなどが用意できるかどうか、持ち込みをしても良いのかどうかを聞いておきましょう。
屋外イベントを企画するのであればバーベキュー設備を備えているところを選びましょう。こちらも食材の持ち込みがOKなのか、食材を用意してもらえるのかチェックしておきましょう。雨が降っても実施できるように、屋根がついている場所を選ぶと、天候に左右されずに済みます。
合宿先への移動には貸切バスが便利
さてここまでは合宿施設の選び方についてポイントとコツを見てきましたが、合宿とセットで利用することの多い移動手段である貸切バスについても、改めてどんなメリットがあるのか解説いたします。
全員で一緒に移動できる
貸切バスを利用すれば、全員で一緒に移動することができます。公共交通機関を利用する場合、時間やルートの問題で一部のメンバーが遅れてしまったり、迷子になってしまったりすることもあります。さらに大人数で移動するとなると、人数確認や、電車やバスの時間を調べるのにも手間がかかってしまうでしょう。
貸切バスであれば、知らない土地でも全員が迷うことなく一緒に移動できます。また移動中のバス車内は貸し切りで他の乗客は乗車していないので、車内で合宿での注意事項や部屋割りなどを共有したり、ミーティングしたり、みんなでレクリエーションなどをしてワイワイ盛り上がることもできます。合宿の帰りであればお酒を飲みながらの打ち上げもできますよ。
重たい荷物も一緒に運べる
合宿では、練習用具や荷物が多くなるため、公共交通機関を利用する場合、荷物を運ぶことが大変です。スポーツ系だと練習用のユニフォームやトレーニングウエア・タオル・ボールなど荷物がパンパン。吹奏楽部や軽音楽部の場合は楽器などを自分たちで持っていく必要がありますが、ただ運ぶだけではなく、楽器をぶつけたりしてしまわないか、他の人の邪魔にならないのかなど気を遣うこともあり、合宿場に着くまでに疲労困憊ですね。
貸切バスを利用すれば、大量の荷物も人間と一緒に運ぶことができます。周りの目を気にする心配がなく、体力も温存できるので、合宿場に到着してすぐにでもトレーニングやレッスンを行うことができます。またあらかじめお願いしておけば、合宿の宿泊施設と練習場が離れている場合、施設間の送迎バスとしても利用できるので、練習時の飲み物や着替えなどの持ち運びも楽になります。
学校から合宿施設まで直接行ける
貸切バスを利用すれば、学校に集合して荷物を積み込んだら、あとは専属ドライバーの運転に任せて合宿施設の駐車場まで直接行くことができます。また、事前に決めておけば行程ルートは自由に設定することができるので、学校の他に大きな駅を2つ目の集合場所として経由地点に設定し、メンバーをピックアップすることもできますよ。 もちろん長距離移動になる場合は、飛行機やフェリーで移動してから、空港・港と合宿施設の間のみを送迎するという使い方もできます。
まとめ
今回は合宿場を選ぶ時に注目してほしいポイントを紹介しました。普段とは違う環境の中で、1つの目標に向かって練習を行うことでチームワークや絆がぐっと深まります。自分たちの目的に合った合宿場に行って、仲間との時間を過ごしてください。
合宿での貸切バスの手配は、合宿施設や合宿宿の手配を行っている会社が一緒にやっている場合がありますが、合宿シーズン中のバス車両確保は、専門業者に依頼した方が確実です。バス旅ねっとは全国対応で業界最大級の提携バス会社数を誇り、学生様や学校法人様の合宿や試合遠征での貸切バス手配実績が多数あります。貸切バスがなかなか見つからずにお困りの場合などは、バス旅ねっとまでお気軽にご相談ください。スケジュールが決まられている場合は、お見積りフォームからのお問い合わせがスムーズです。