こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
皆さんは、「横浜」と聞いて何を思い浮かべますか。
日本を代表する中華街の横浜中華街、デートスポットとして人気の大さん橋など、挙げ出したらキリがありません。
そんな横浜の観光スポットが集中している「みなとみらい」は、今もなお開発が進んでおり、これからも楽しみいっぱいのエリアです。
今回は、みなとみらいで港町・横浜の歴史を辿る旅を紹介します。
Contents
モデルコース紹介
横浜市内~横浜みなと博物館・帆船日本丸…汽車道を歩く・コスモワールド・コスモロック21他~横浜赤レンガ倉庫~横浜税関(クイーンの搭)~横浜市開港記念館~(ジャックの搭)~神奈川県庁本庁舎(キングの搭)~山下公園・横浜マリンタワー~港のみえる丘公園~横浜外国人墓地~三渓園~横浜ベイブリッジ~大黒ふ頭~横浜市内
横浜・みなとみらいで人気の観光スポットの中には、港町として発展してきた横浜の歴史に深い関わりをもつ場所も多くあります。
まずは、みなとみらいの玄関口・桜木町周辺の散策から。
「横浜といえば」と多くの方が思い浮かべるであろう景色を横目に、歴史ある施設をめぐるコースです。
距離が近いスポットも多いので、バスと歩きをうまく組み合わせて観光します。
みなとみらい観光は散策からスタート
横浜市内を出発し、最初の目的地となる桜木町駅を目指します。
みなとみらいで人気の観光スポットの多くが、この桜木町駅周辺にあるので、旅の拠点に最適です。
到着したら、乗ってきたバスはお先に散策のゴール地点へ、
貸切バスなら、こういった使い方もできるので、余計な移動が少なくて済みます。
本物の帆船内部を見学できる【日本丸メモリアルパーク】
まず訪れるのは、白く美しい帆船が展示されている「日本丸メモリアルパーク」。
みなとみらいエリアで最初に整備された公園で、芝生広場でのんびり過ごしたり散歩も楽しめます。
「帆船日本丸」の展示、横浜港の歴史を学べる「横浜みなと博物館」も必見です。
日本丸と博物館の両方を観光する場合は、共通券が販売されているので、そちらを購入するとお得に観光できます。
日本丸の内部見学はガイドツアーがオススメ
展示されている日本丸は、練習帆船として航海していた本物の船です。
実際に使用されていた船の内部を見学することができ、当時の様子を目の当たりにできます。
説明書きなどもあるので、個人で見ても充分楽しめますが、より日本丸のことを知りたいという方にはガイドツアーがオススメです。
【横浜みなと博物館】で横浜港の歴史を振り返る
横浜港をテーマにした博物館の「横浜みなと博物館」。
江戸時代の開港から、どのような歴史を積み重ねてきたのか、写真や映像で学べる施設です。
主に歴史ゾーンと再発見ゾーンに分かれており、歴史ゾーンは年代や出来事ごとに区切られているため、横浜港の変化を順に知ることができます。
横浜港をリアルに再現した映像で、小型船の操縦を体験できるシミュレーターも人気です。
<施設情報>
施設名 :日本丸メモリアルパーク
住所 :神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
電話番号:045-221-0280
サイト :https://www.nippon-maru.or.jp
【汽車道】を歩く
桜木町駅とみなとみらいの新港地区を結ぶ「汽車道」は、みなとみらいを訪れた方の多くが通る遊歩道です。
1911年に貨物輸送用として開通した横浜臨港線の廃線跡を利用し、約500mの遊歩道が整備されました。
汽車道からは、横浜ランドマークタワーなどのみなとみらいを代表する景色を見ることができます。
<施設情報>
施設名 :汽車道
住所 :神奈川県横浜市中区新港2
電話番号:なし
サイト :https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=738
大観覧車からみなとみらいを見下ろせる【よこはまコスモワールド】
汽車道の左側に見えてくる大きな観覧車は、世界最大の時計型観覧車としてギネスブックにも載っている「コスモロック21」で、その観覧車があるのが「よこはまコスモワールド」です。
世界初の都市計画から生まれた都市型遊園地のコスモワールド。
入園は無料なので、遊園地の雰囲気だけを楽しむこともできます。
みなとみらいのシンボル【コスモロック21】
「コスモロック21」は、コスモワールドにあるアトラクションの代表でもあり、みなとみらいのシンボルでもある大観覧車です。
1番高いところで112.5mあり、約15分間の空中散歩を楽しめます。
みなとみらいの街並みを一望でき、車内には「観覧車ナビ」を設置。
画面に表示された施設をタッチすると、その施設の詳しい情報や歴史が表示されます。
<施設情報>
施設名 :よこはまコスモワールド
住所 :神奈川県横浜市中区新港2-8-1
電話番号:045-641-6591
サイト :http://cosmoworld.jp
レトロな外観が特徴の【横浜赤レンガ倉庫】
コスモワールドを楽しんだ後は、先回りしてくれていたバスに乗って「横浜赤レンガ倉庫」に移動します。
レトロなレンガ造りの横浜赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設された歴史的建造物です。
現在は、買い物や食事が楽しめる文化商業施設として、多くの観光客が訪れています。
季節ごとにイベントも開催され、秋の「オクトーバーフェスト」や冬の「クリスマスマーケット」は特に人気です。
<施設情報>
施設名 :横浜赤レンガ倉庫
住所 :神奈川県横浜市中区新港1-1
電話番号:045-227-2002
サイト :https://www.yokohama-akarenga.jp
トランプに例えられた【横浜三塔】をめぐる
横浜三塔とは、関内地区にある神奈川県庁本庁舎、横浜税関、横浜市開港記念会館の3つの建物にある塔の総称です。
それぞれトランプになぞらえて、キング・クイーン・ジャックの愛称でも親しまれており、昭和初期に横浜港を訪れた外国船員がそう呼んだことが由来といわれています。
それぞれ徒歩5分圏内に位置しているので、歩いて3つの塔をめぐりましょう。
神奈川県庁本庁舎(キング)
まず訪れるのは、「キングの塔」がある神奈川県庁本庁舎です。
神奈川県行政の拠点として、現在もその役割を果たしています。
建物は、西洋建築に和の様式を合わせた「帝冠様式」が特徴。
一般見学もでき、神奈川県庁本庁舎の歴史を展示しているスペースと、屋上展望台が見学可能です。
屋上展望台からは、キングの塔を間近に見ることができます。
<施設情報>
施設名 :神奈川県庁本庁舎
住所 :神奈川県横浜市中区日本大通1
電話番号:045-210-1111
サイト :https://www.pref.kanagawa.jp/
横浜税関(クイーン)
神奈川県庁から3分ほど歩くと、緑青色の屋根が特徴的な「クイーンの塔」がある横浜税関に到着。
海外からの輸出入を管理する税関として、神奈川県を含めた6県を管轄しています。
一般開放されている資料展示室には、横浜税関の歴史や役割の紹介に加え、ブランド品の偽物・本物を見分けるクイズコーナーもあり、楽しみながら学べる施設です。
<施設情報>
施設名 :横浜税関
住所 :神奈川県横浜市中区海岸通1-1
電話番号:045-212-6300
サイト :https://www.customs.go.jp/yokohama/
横浜市開港記念会館(ジャック)
横浜三塔めぐりの最後に訪れるのは、横浜市開港記念会館にある「ジャックの塔」です。
横浜港の開港50周年を記念して1917年に建設されました。
外観のレンガを使用した洋風な造りとは対象に、館内は大正末期の和の雰囲気が漂います。
館内の随所にあるステンドグラスは必見です。
<施設情報>
施設名 :横浜市開港記念会館
住所 :神奈川県横浜市中区日本大通35
電話番号:045-224-8181
サイト :https://www.city.yokohama.lg.jp/naka/madoguchi-shisetsu/riyoshisetsu/kaikokinenkaikan/
横浜市民の憩いの場【山下公園】
次の目的地「山下公園」は、横浜三塔から歩いて5分ほどで到着します。
1930年に、関東大震災のがれきを埋め立てて作られた山下公園。
潮風を浴びながら、散歩やピクニックなどが楽しめる横浜市民憩いの場です。
横浜屈指のバラの名所としても知られ、園内にあるバラ園で、春と秋に約3,000本のバラが咲き誇ります。
チャップリンも乗船した【日本郵船氷川丸】
山下公園には、大きな船が1隻停泊しています。
この船は「日本郵船氷川丸」で、1930年にシアトルへ就航した貨客船です。
1932年には、「世界の喜劇王」といわれているチャーリー・チャップリンも乗船しました。
船内を見学することができ、建造当時にアメリカやヨーロッパで流行していた「アール・デコ様式」の装飾を見ることができます。
<施設情報>
施設名 :山下公園
住所 :神奈川県横浜市中区山下町279
電話番号:045-671-3648
サイト :https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen008.html
かつては世界一の高さを誇った【横浜マリンタワー】
山下公園のすぐ横に、横浜港を長年見守ってきた「横浜マリンタワー」があります。
1961年に、灯台の機能をもつ展望台として建設。
高さは106mあり、2008年までは世界一高い灯台でした。
展望台から一望できる、横浜の街を楽しみましょう。
<施設情報>
施設名 :横浜マリンタワー
住所 :神奈川県横浜市中区山下町15
電話番号:045-664-1100
サイト :http://www.marinetower.yokohama
高台から見下ろす景色と異国情緒を味わう
ここまで、横浜の港沿いを中心に訪れてきましたが、少し高台にある山手地区へ移動します。
横浜港を見下ろせる【港の見える丘公園】
「港の見える丘公園」は、横浜の街を見下ろせる高台に位置する公園です。
1948年にヒットした歌謡曲の「港が見える丘」が公園名の由来といわれています。
高台から見下ろす眺望はもちろんのこと、園内にある「イングリッシュローズの庭」のバラも魅力。
山下公園と同様に、バラの名所として人気を集めています。
<施設情報>
施設名 :港の見える丘公園
住所 :神奈川県横浜市中区山手町114
電話番号:045-671-3648
サイト :https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen007.html
世界各国のお墓を見られる【横浜外国人墓地】
港の見える丘公園の周辺は、開港当時に外国人の居留地が設置されていた場所で、その名残は今も多く残されています。
その1つが「横浜外国人墓地」です。
毎週土・日・祝日のみ公開しており、19世紀から20世紀半ばにかけての約40カ国、4,400人余りの外国人が眠っています。
国や宗教がちがえば、お墓の形もちがうので、さまざまなお墓が見られる博物館のようです。
とはいえ、ここはお墓ですので、敬意と節度をもって観光しましょう。
<施設情報>
施設名 :横浜外国人墓地
住所 :神奈川県横浜市中区山手町96
電話番号:045-622-1311
サイト :http://www.yfgc-japan.com
広大な日本庭園をもつ【三溪園】
旅の最後を飾るのは、東京ドーム4個分の広大な日本庭園をもつ「三溪園」です。
1906年、実業家の原三溪によって開園されました。
日本庭園のほかに、京都や鎌倉などから移築された歴史的建造物が17棟あり、そのうち10棟は国の重要文化財に指定されています。
基本的には、外から見学することしかできませんが、まれに特別公開されることもあるので、事前に確認してから訪れるのがオススメです。
梅や桜、紅葉などの名所としても人気を集めています。
<施設情報>
施設名 :三溪園
住所 :神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
電話番号:045-621-0634
サイト :https://www.sankeien.or.jp
【横浜ベイブリッジ】からの夜景を楽しんで帰路へ
帰り道は、少し遠回りして「横浜ベイブリッジ」を通って戻ります。
本牧ふ頭と大黒ふ頭を結び、上層は高速道路、下層は一般道という二層構造の橋です。
夜に横浜ベイブリッジを通るので、貸切バスの大きな車窓から横浜の夜景を満喫しましょう。
その美しさは、わざわざ遠回りして帰る価値がありますよ。
貸切バスで混雑知らずの旅を楽しもう
今回は、横浜の歴史を辿る旅を紹介しました。
横浜は電車やバスが充実しているので、公共交通機関を使って観光することもできますが、人気の観光地なので混雑も必至です。
だからこそ、プライベートな空間で移動できる貸切バスは、横浜を観光するのにピッタリな移動手段ではないでしょうか。