昔はゴルフというと休日を返上して嫌々行く接待ゴルフだけのイメージが強かったですが、今は若い世代にもゴルフ人口が増えているのをご存知ですか?コロナ禍で密を避けながら身体を動かせるスポーツであるということと、カジュアルなゴルフファッションが注目されたことで、趣味としてゴルフを始める人が男女ともに増えているのです。ゴルフ合コン・ゴルフ婚活などの「ゴルコン」というものが流行しているほどで、紳士的・健康的なゴルフができることはモテる要素の1つになっています。
そんな中、ビジネスツールとしての接待ゴルフも同様にコロナ禍においても続けやすいものでした。接待ゴルフでは、同世代まわるラウンドと違ってベテランプレーヤーとまわるため、ゴルフ技術向上の勉強になりますが、ゴルフのマナーもしっかりわかっておかないと、取引先のゲストに失礼があるかもしれません。この記事では、ゴルフ送迎車の手配で利用されることの多い「バス旅ねっと」が、接待ゴルフの経験が浅い、若い世代のビジネスマンに向けて、接待ゴルフのマナーや準備などを解説します。
接待ゴルフの心得
ゴルフは紳士のスポーツです。ゴルフのマナーと接待ゴルフにおける心得を押さえることで、ビジネスシーンでの信頼や人間関係構築につながるでしょう。プライベートでのゴルフライフにも活かしてください。
ゴルフの基本マナーを知っておく
ゴルフの基本マナーを知っておくことは非常に重要です。まず、最低限のマナーとして、他のプレイヤーのプレイを邪魔しないようにすることが必要です。これは、自分のショットやボールを他のプレイヤーが集中している時に行わない、マナーの悪い行為をしないということを意味します。また、ラウンドの進行にも配慮し、プレーが遅れる場合には素早く行動するようにしましょう。最後に、ラウンド終了後にはフェアウェイやグリーン周りをきれいに整えるようにすることも大切です。
プレイ中のコミュニケーションを大事にする
接待ゴルフにおいて、プレイ中のコミュニケーションを大事にすることも重要です。ゴルフは、お互いの人柄や性格を知るための良い機会でもあります。そのため、プレイ中に会話を楽しむことで、ゴルフパートナーとの信頼関係を築くことができます。また、相手に対する思いやりを持って、良いコミュニケーションをとることも大切です。例えば、相手がショットに失敗した場合には、励ましの言葉をかけたり、気分を明るくするような冗談を言ったりすることができます。しかし、相手がプレーに集中している時には、無理に話しかけたりしないように注意しましょう。以上のように、プレイ中のコミュニケーションは、接待ゴルフにおいて非常に重要な要素の一つです。
ホストとゲストの立場をわきまえる
接待とはいえ過度なお世辞や気遣いは、逆にゲストが不快に感じてしまうかもしれません。ワザと手を抜いたりすることをせず、真剣プレー・フェアプレーをすることが1番です。ですが接待をする側のホストは、接待を受ける側のゲストをおもてなしして楽しませることが目的です。相手と闘争心を出して競い合ったり、うまく行かない時にイライラして愚痴を言ったりということは絶対に避けましょう。
もしゲストが不慣れな場合には、ホストが進行をリードするようにしましょう。また、ゲストが初めての場合には、ゴルフのルールやマナーを簡単に説明してあげることも必要です。その場合もゲストが楽しめるよう細かい指示や、マウントをとるような上から目線は避け、適度な距離感を保ちながらフレンドリーな雰囲気を作り出すことが大切です。
接待でのゴルフ場の選び方
接待ゴルフではプレイだけでなく、ゴルフ場選びも重要な要素の一つです。接待相手の好みやゴルフレベル、予算などを考慮し、最適なゴルフ場を選ぶことが必要です。ここでは、接待ゴルフでのゴルフ場選びについて解説します。
ゴルフ場までの移動距離が1時間半以内のゴルフ場
「接待ゴルフ」を計画する際には、ゲストにとって移動距離が長すぎると疲れてしまい、ゴルフに集中できないことがあります。そこで、移動距離が1~2時間以内のゴルフ場を選ぶことが重要です。例えば東京からなら千葉が人気ですが、千葉カントリークラブや南総カントリークラブは1時間半以内の距離なので、移動中に疲れることなく、ゴルフに集中できます。また、移動が長すぎると、会話も弾まなくなる可能性があるため、コミュニケーションの観点からも重要なポイントです。さらに、移動時間を考慮することで、スケジュール調整がしやすくなります。ゲストの都合を考慮した上で、移動距離が2時間以内のゴルフ場を選ぶことで、スムーズで快適な接待ゴルフを実現することができます。
ゲストのレベルに合わせた難易度のゴルフ場
接待ゴルフで適度にゲームを楽しめる、よい雰囲気を維持するためには、参加者のスキルに合ったコースを選ぶことです。基本的には、距離が短く、フェアウェイが広く、バンカーが少ないようなコースはスコアが出やすい傾向にあり、テンポよく進められるので、初級~中級レベルに向いています。
逆にゴルフ経験が長く、熟練度の高いゲストの場合にそのようなコースは飽きられてしまい、楽しんでもらうことができません。27 ホールや36ホールと距離が長く、池やバンカーが多いコースや、高低差のある丘陵コースといった、手応えのあるコースの方が喜んでもらえるでしょう。そのような上級向けコースを選ぶ場合に初心者メンバーが交じるとプレイ時間が長くなってしまうので、参加者にレベル差がないかどうかも確認しておきましょう。
景観の良いゴルフ場
ゴルフ場の立地やつくりによって、さまざまな顔を見せるのが景観です。景観が美しいコースはプレイヤーたちのテンションを高めるだけでなく、良い印象を与えることもできますので、接待ゴルフでは景観も気にしておきましょう。
シーサイドにあるゴルフ場からは海を、山に囲まれたゴルフ場では、春には桜、秋には紅葉を眺めながらゴルフをプレーすることができます。また、バンカーや池が生み出すコース上の造形美を堪能できるゴルフ場もあります。
スタッフや設備の質が高いゴルフ場
ゲストに心おきなくゴルフを楽しんでもらうためには、歴史や格式のある名門ゴルフ場を選ぶことがおすすめです。そのようなゴルフ場は、スタッフ1人1人のサービスの質が高く、食事にもこだわっているところが多いからです。昼食は好き嫌いがあっても対応できるビュッフェスタイルや、地元の特産品や名物を堪能できるハイグレードなメニューがあるゴルフ場がおすすめです。
他にもどのような設備があるかチェックしておきましょう。大きな練習場が併設されているゴルフ場を選べば、コースを回る前にしっかりウォーミングアップすることができます。女性がいる場合はパウダールームが整っているのかも重要なポイントです。
接待ゴルフでの手土産の選び方
接待ゴルフでは相手への気遣いを示すため、手土産を持参することが一般的です。しかし、何を持っていけばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、接待ゴルフにふさわしい手土産の種類や、選び方のポイントなどをご紹介します。
ゲストの情報を事前にリサーチしておこう
接待ゴルフで手土産を準備する際、相手の趣味に合わせた手土産を選ぶことで好印象を与えることができますので、ゲストの情報を事前にリサーチしておくことは非常に大切です。例えば甘いものが好きかや辛いものが苦手かなどの趣味嗜好、家族構成によっては奥様向けやお子様向けのアイテムを選ぶこともできるでしょう。
ゲストの情報のリサーチは、普段からコミュニケーションをとって知っておくのが1番ですが、難しい場合はSNSやブログなどの情報をチェックしておいてもいいですね。これも直接教えてもらっていない場合に詳しく調べすぎても失礼な場合がありますので、プライベートやプライバシーに踏み込み過ぎないように注意しましょう。
接待ゴルフにおすすめの手土産
接待ゴルフでの手土産では3,000~5,000円の価格帯の品が一般的ですので、過度に高額なものや、チープな安物は避けたほうが良いでしょう。
ゴルフ場内にはおみやげコーナーやショップがある場合は、ご当地グルメや名産品などが販売されていますので、事前に準備せずに現地で購入することもおすすめです。無難なのは日持ちのする焼き菓子などでしょう。タオルやハンカチ、美容小物、スポーツ小物などのギフト品は、センスによって合う合わないが出やすいですが、その人のために選んだという印象になるため、好みがマッチすれば大変喜ばれます。ゲストが普段から身に着けているものをよく観察しておくなどして挑戦してみてもいいですね。
接待ゴルフに不向きな手土産
手土産はゴルフ場から持ち帰りますので、大きくてかさばるものや重いものなど、ゴルフバッグに気軽に入れられないようなものは不向きです。またお酒の瓶など割れる可能性があるものは、しっかり梱包したとしても避けたほうが無難でしょう。
また要冷蔵のものや賞味期限が短いものなど、傷みやすい食品も避けましょう。ニオイがきついものは、ゴルフバッグにニオイが移ってしまう可能性があるので気をつけましょう。
接待ゴルフの送迎車の手配
接待ゴルフでは、ホストがゲストの送迎をすることが一般的です。自分で自家用車や社用車を用意する場合だけでなく、レンタカー・タクシー・ハイヤー・貸切バスなどを手配する場合もあるでしょう。ここでは送迎方法選びのポイントについて解説します。
自分で運転するゴルフ場送迎
接待ゴルフでゲスト自宅までお迎えに上がる場合、自家用車社用車を使うことが多いでしょう。ゲストの地位・ポジションによっては、送迎車の車種にも気を配る必要があります。クラウン・レクサス・アルファードなど、送迎利用を想定し、後部座席の快適性を追求した車種であることが求められます。また人数分のゴルフバッグのトランク容量もなくてはいけないので、必要に応じてレンタカーの手配が必要です。
この方法の場合、運転は自分たちで行わなければいけないので、ドライバーとしてのマナーや安全運転についても考慮しなくてはならず、現地までのスムーズなルートも把握しておかなければなりません。移動中にはゲストを退屈させないためにゴルフについての軽い会話やビジネスの話題を振るなどのコミュニケーションも必要となりますので、運転担当への精神的負荷はかなり大きなものとなるでしょう。運転に慣れていたり、運転が好きである場合は問題ありませんが、普段ほとんど運転していないが、免許があるのでレンタカーを借りて送迎に行く、というのは避けたほうが良いでしょう。
ハイヤーでのゴルフ場送迎
運転手付きの車両でゴルフ送迎をする場合の選択肢の1つがハイヤーです。ハイヤーは街でひろえるタクシーと違ってエグゼクティブ向けの乗り物ですので、車両もVIP向けのラインナップが揃っており、乗務員もワンランク上のおもてなしができる熟練者である場合が多いです。ゴルフ送迎用のパックプランを準備しているハイヤーサービスもありますよ。運転はプロドライバーにおまかせして、ゲストの接待に集中できるので安心できる手段です。
ハイヤーの料金の仕組みはタクシーよりも貸切バスに近くなっています。タクシーは乗車している分だけメーターで計算してお金を払う仕組みですが、ハイヤーは完全予約制で乗客が乗っていない、営業所から車両が出発して戻るまでの全体で料金が発生するためです。そのためどんなに近距離でも1~2万はかかります。
貸切バスでのゴルフ場送迎
運転手付きの車両でゴルフ送迎をする場合の、もう選択肢の1つが貸切バスです。ジャンボタクシーやハイエースといった9名までが乗車できるサイズであれば、貸切バスとハイヤーの料金は大きく変わりません。貸切バスの場合乗車時間3時間+点検時間前後2時間の最低5時間からの料金が発生しますが、ハイヤーの場合は1時間からでも利用できるので、短時間・短距離の場合はハイヤーの方が利用しやすいですが、ゴルフ場送迎のように片道数時間で、現地待機の時間もある程度発生するとどちらも変わらないのです。
貸切バスがおすすめになるケースは、人数・荷物が多い場合で、ハイエースコミューターやマイクロバスといったサイズから、観光バスのような数十人が乗れる大きな車両までが手配可能です。また、貸切バス車両は、車内設備やオプションが整っているものが多いので、座席後方をテーブル付きのサロン仕様にして、車内でお酒などの飲食をしながら表彰会や宴会をするという使い方もできます。ゴルフと兼ねて周遊観光をするにもゆったりくつろげるのでおすすめです。
まとめ
以上、接待ゴルフにおいて重要なポイントやマナーについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。接待ゴルフは、ビジネス上のパートナーや顧客との関係を構築する上で非常に重要な役割を果たすものです。ラウンド中のマナーから、ゴルフ場選び、手土産や送迎車の手配までの大切なポイントをおさえ、取引先様にご満足いただけるゴルフを企画することで、今後のビジネスチャンスや円滑なビジネスにつなげてくださいね。またここでのおもてなしの心は、プライベートでのゴルフを企画する際にも役立つことでしょう。
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