こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
皆さんが「熊本県」を訪れるとしたら、どんな場所に行きたいですか。
大自然を感じるなら阿蘇山や天草、温泉で癒されるなら黒川温泉、ほかにも魅力的な観光地はたくさんあります。
そんな熊本県で、今回は熊本市内を満喫してみませんか。
大自然や温泉に負けない魅力が熊本市内にもありますよ。
Contents
モデルコース紹介
熊本市内~熊本城~水前寺公園~熊本市内
熊本市内を出発し、熊本城と水前寺成趣園を貸切バスでめぐるプランです。
少人数での旅行であれば、熊本市内は路面電車などもあるので、公共交通機関を使った観光も不便ではないですが、社員旅行やサークル旅行などの大人数で熊本市内をめぐる場合は、話が変わってきます。
大人数で動くと、周りの目が気になるかもしれませんし、路面電車が混み合っているときは、一度で乗り切れないことがあるかもしれません。
貸切バスなら、そのような心配がなくなるので、熊本市内をめぐるという近場の観光にもオススメです。
プライベートな空間で、熊本市内の定番スポットをめぐりましょう。
熊本城の歴史
モデルコースの詳細を紹介する前に、少し熊本城の歴史について紹介しておきます。
約400年の歴史をもつ熊本城は、1607年に加藤清正が当時の最先端技術と労力を投じて築城したお城です。
日本三名城の1つに数えられているほか、「銀杏城」の名でも親しまれています。
熊本城には、もう1つ「難攻不落のお城」という別名もありますが、そう呼ばれるきっかけとなったのが、1877年に起きた西南戦争です。
熊本城は、50日にも及ぶ籠城戦の舞台となり、西郷隆盛率いる薩摩軍は熊本城を落とせなかったことが由来になっています。
熊本城と水前寺公園の見どころをご紹介
ここからは実際のモデルコースのように、熊本城や水前寺公園の見どころを見ていきます。
紹介している順番通りに観光できるので、ぜひ参考にしてみてください。
復興のシンボル【熊本城】
まずは、熊本県、そして復興のシンボル「熊本城」を満喫します。
2016年、熊本県で発生した大地震は、甚大な被害をもたらしました。
難攻不落の造りといわれていた熊本城も例外ではなく、石垣の約1割が崩落、多くの瓦が剥がれ落ち、中には全壊した建造物も。
全てを元に戻すには約20年かかるそうです。
そんな熊本城を「復興のシンボル」として、最優先に復旧を急いでいます。
工事中といえど、観光ができないというわけではありません。
再建の進む熊本城の現在の様子が見られるほか、2021年には天守閣の復旧が完了し、天守閣の一般公開が始まりました。
<施設情報>
施設名 :熊本城
住所 :熊本県熊本市中央区花畑町9-6
電話番号:096-352-5900
サイト :https://castle.kumamoto-guide.jp
【熊本市役所展望ロビー】から熊本城の全貌を望む
熊本城の見どころとして紹介していますが、最初に訪れてほしいスポットは、熊本城の外です。
熊本城に隣接する「熊本市役所」には、展望ロビーがあり、熊本城を一望することができます。
復旧の進む熊本城の全貌を見られるスポットなので、まずは遠くから、熊本城の現状を見てみましょう。
<施設情報>
施設名 :熊本市役所展望ロビー
住所 :熊本県熊本市中央区手取本町1-1
電話番号:096-328-2111
サイト :https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/370
日本一の【長塀】
熊本市役所を出ると、目の前に長い塀が見えてきます。
この「長塀(ながべい)」は、全長約242mあり、現存するお城の塀の中では日本一の長さです。
長塀も、熊本地震で約80mが倒壊してしまうという被害を受けましたが、2021年に復旧が完了しました。
塀に近づくことは現在もできませんが、坪井川沿いの長塀通りから日本一の姿を見ることができます。
春は、長塀沿いに桜が咲く人気の花見スポットです。
長塀を見た後は、いよいよ熊本城内へ進んでいきます。
その入り口には、「桜の馬場 城彩苑」という観光施設がありますが、ここは熊本城を見て回った後に訪れてほしいスポットなので、また後ほど。
この城彩苑から、次の目的地となる二の丸広場までは、歩いて行くか無料シャトルバスに乗って行くこともできます。
少し急な階段を登ることになるので、オススメは無料シャトルバスです。
【二の丸広場】から天守閣を眺める
無料シャトルバスに乗ったら、約10分ほどで「二の丸広場」に到着します。
広大な芝生広場で、ピクニックをしたりボール遊びも楽しめる二の丸広場。
熊本城の立派な天守閣が見えることから、撮影スポットとしても人気です。
芝生にレジャーシートを敷いて、のんびりしながら天守閣を眺めるという贅沢な楽しみ方もできますよ。
天守閣級の大きさを誇る【宇土櫓】
二の丸広場から先は、特別公開エリアとして一部の建築物が見られるようになっています。
西大手門を通り、まず左手に見えてくるのが「宇土櫓」です。
宇土櫓は、石垣の高さが約21m、櫓は約19mもあり、他のお城であれば天守閣の大きさに匹敵します。
地震で一部が破損してしましましたが、その大きさは江戸時代の築城以来のままです。
この宇土櫓よりも天守閣は大きいので、熊本城の天守閣がいかに大きいかを再確認できます。
熊本城を攻めにくかった要因でもある【武者返し】
宇土櫓の石垣も含め、熊本城の石垣は「武者返し」という独特な造りをしています。
下はゆるやかに、上に向かうほど勾配がきつくなっており、そう簡単に登ることはできません。
忍者も登ることができなかったそうで、熊本城が難攻不落といわれていたのも納得がいく造りです。
天守閣前広場の【大銀杏】
さらに奥へ進むと、復旧が完了したばかりの「天守閣」と、その前の広場にある「大銀杏」が見えてきます。
この大銀杏は、熊本城の別名でもある「銀杏城」の由来になったイチョウの木です。
築城を記念して加藤清正が植えたといわれています。
例年12月上旬に見頃を迎え、黄金に輝く大銀杏と天守閣の風景は見応え充分です。
完全復旧した【天守閣】内部へ
いよいよ、熊本城のメインともいえる「天守閣」の内部に潜入します。
熊本城の天守閣は、入り口となる地下1階から地上6階までの構造になっており、1階から4階は、熊本城の歴史を時代ごとに紹介、最上階は熊本市街地を一望できる展望フロアです。
展望フロアでは、スマートフォンアプリのAR機能を使用して、明治初期の景色と現代の景色を重ねて見ることができるので、市街地が時代によってどれだけちがうのかを知ることができます。
ビュースポットとしても人気の【加藤神社】
天守閣を楽しんだ後は、再び二の丸広場へと戻り、そこから歩いて5分ほどの距離にある「加藤神社」へ向かいます。
熊本城内に鎮座する神社で、祀られているのは、熊本城を築城した加藤清正です。
境内は、熊本城の天守閣と宇土櫓を、間近で一緒に見られる唯一のスポットとして人気があります。
熊本県の夏の風物詩として知られる「せいしょこまつり」も必見です。
<施設情報>
施設名 :加藤神社
住所 :熊本県熊本市本丸2-1
電話番号:096-352-7316
サイト :http://www.kato-jinja.or.jp
グルメや体験もできる【桜の馬場 城彩苑】
熊本城を満喫したら、最初に無料シャトルバスへ乗った城彩苑に戻ります。
観光が終わるころは、ちょうどお腹も空いてきているはずなので、城彩苑でランチにしましょう。
江戸時代の城下町を再現した「桜の小路」では、馬刺しや馬肉メンチカツ、高菜などの熊本県グルメを味わうことができます。
【熊本城ミュージアムわくわく座】で楽しく熊本城を知る
城彩苑には、熊本の歴史や文化などを紹介するエンターテイメント型体験施設の「熊本城ミュージアムわくわく座」もあります。
VRやプロジェクションマッピングを使った熊本城の紹介や、武者返しと呼ばれる熊本城の石垣を積む体験、参勤交代に使用していた駕籠(かご)に乗って殿様気分を味わえる体験など、楽しみながら熊本城のことを知れる施設です。
<施設情報>
施設名 :桜の馬場 城彩苑
住所 :熊本県熊本市二の丸1-1-2
電話番号:096-288-5577
サイト :http://1592.jp
広大な日本庭園が広がる【水前寺成趣園】
再び貸切バスへと戻り、次の目的地「水前寺成趣園」へ移動します。
水前寺成趣園、地元の方は水前寺公園と呼ぶこともありますが、初代熊本藩主の細川忠利が御茶屋を置いたのが始まりです。
その後、3代目藩主の細川綱利のときに現在の庭園が完成し、中国の詩の一節にちなんで「成趣園」と名付けられました。そんな水前寺成趣園の散策を楽しみましょう。
水前寺成趣園は、桃山式の回遊式庭園です。
回遊式庭園とは、日本庭園の様式の1つで、園内を回遊しながら鑑賞する庭園のことを指します。
庭園の中心となる池の水は、阿蘇伏流水が湧き出したものです。
この池を気に入り、細川忠利はこの場所に庭園を構えたといわれています。
水前寺成趣園は、1時間もあれば見どころもしっかりとおさえたうえで散策できます。
ここからは、水前寺成趣園の見どころの紹介です。
東海道五十三次を模した風景
水前寺成趣園に入ると、正面に小さな「築山」という人工的に作られた山が見えてくるはずです。
この築山、どこかで見たことのある形ではないですか。
実は、水前寺成趣園は東海道五十三次を模した造りともいわれていて、この築山は富士山をイメージしています。
ほかにも、池の浮石や松の木などで東海道の風景をイメージしており、水前寺成趣園の散策は、まるで東海道を歩いているかのようです。
贅沢な景色を見ながらお茶も楽しめる【古今伝授の間】
水前寺成趣園の入り口の右手に、茅葺屋根の「古今伝授の間」があります。
この建物は、1600年に、戦国大名の細川幽斎が智仁親王に古今和歌集の奥義を伝授された建物です。
もともとは京都御所にありましたが、1912年に水前寺成趣園へ移築されました。
古今伝授の間は、園内で最も良い風景が見られる場所ともいわれ、その景色を見ながら、抹茶や茶菓子を味わうことができます。
もちろん、お茶をしなくても中から景色を見ることはできるので、休憩スポットにもオススメです。
長寿の水がある【出水神社】
園内には、歴代の細川家藩主を祀っている「出水(いずみ)神社」が鎮座しています。
西南戦争で焼け野原になってしまった熊本の町を勇気づけるべく、復興のシンボルとして1878年に創建されました。
境内の見どころは、神水の「長寿の水」。
阿蘇火山の硬水で、飲むと健康で長生きできるといわれています。
この長寿の水を求めて、全国から参拝客が訪れるほどの人気ぶりです。
皆さんも、長寿の水のご利益にあやかって、健康を願ってみてください。
<施設情報>
施設名 :水前寺成趣園
住所 :熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
電話番号:096-383-0074
サイト :http://www.suizenji.or.jp/
水前寺成趣園前の参道でショッピングや食べ歩きを楽しむ
園内の散策を終えると、小腹が空いているかもしれません。
そんな時は、水前寺成趣園前から続く約100mの参道に足を運びましょう。
お土産屋さんやレストランが立ち並んでおり、熊本県の名物グルメなどが味わえます。
オススメは「はやしのいきなり団子」です。
熊本県グルメのいきなり団子とは、あんことさつまいもを生地で巻いた後に蒸したお団子のこと。
はやしのいきなり団子では、熊本県産のさつまいもと国産あんこを使用した、蒸したて熱々のいきなり団子を味わうことができます。
1つの大きさもちょうど良いので、小腹が空いたタイミングにピッタリです。
<施設情報>
施設名 :はやしのいきなり団子
住所 :熊本県熊本市中央区水前寺公園7-2
電話番号:096-383-3970
サイト :https://kumamoto-guide.jp/ikinari/detail/10
大人数でも安心の貸切バスで熊本市内を満喫しませんか
熊本市内の2大観光スポットをめぐる旅の魅力は伝わったでしょうか。
貸切バスの行程は、皆さんが自由に組むことができるので、例えば出発地と終着地の場所はちがう場所にすることも可能です。
皆さんの次の予定に合わせた行程で、熊本市内の旅を楽しめますよ。