こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
皆さんは、大自然に圧倒された経験はありますか。
地球の長い歴史が生み出した雄大な大自然は、見ているだけで心が洗われます。
そんな大自然を日本でも堪能できるのが、熊本県の「阿蘇」です。
熊本県が「火の国」と呼ばれるようになった由縁でもある阿蘇で、圧倒される景色を満喫してみませんか。
Contents
モデルコース紹介
熊本市内~阿蘇大橋~米塚(車窓)~阿蘇山西・中岳火口(シャトルバス利用)~草千里ヶ浜・火山博物館~阿蘇登山道路~熊本市内
今回のコースは、「阿蘇山」がメインです。
世界有数のカルデラをもつ阿蘇山で、活発な活動を続ける火口へ近づいてみたり、広大な草原で馬に乗ってみたりと、阿蘇山の魅力を充分満喫できるスポットを訪れます。
また、熊本市内から阿蘇山に向かう道中の景色も魅力。
窓の大きな貸切バスで、阿蘇の絶景車窓を楽しめます。
阿蘇の観光は、公共交通機関だと少し不便なので、色々めぐる場合は貸切バスがオススメです。
阿蘇観光は噴火状況に左右される
大自然を満喫できる阿蘇観光を紹介する前に、阿蘇を観光するうえで忘れてはならないポイントがあります。
阿蘇山は、現在も活発に活動を続ける活火山です。
もし、噴火活動のレベルが高まってしまうと、規制で入れなくなってしまう場所もあります。
自然相手なので、こればかりは皆さんの運次第。
見られない可能性もある絶景を見ることができたときは、嬉しさ倍増です。
当日の火山状況は、「阿蘇火山火口規制情報」で確認できます。
完成したばかりの【新阿蘇大橋】
熊本市内から阿蘇へ向かう道中、一際大きな橋を渡ります。
「新阿蘇大橋」という渓谷にかかる橋で、2016年の熊本地震で崩れてしまった阿蘇大橋の代わりとして、2021年3月に開通したばかりです。
橋の全長は525m、最大の高さは97mあります。
渓谷を見下ろす橋上からの車窓はもちろん、歩道も整備されているので、バスを1度降りて、歩いて渡るのもオススメです。
橋のたもとには「ヨ・ミュール」という展望所があり、ヨ・ミュールとは熊本弁で「良く見える」を意味する単語。
新阿蘇大橋や、眼下に広がる渓谷の景色を眺めながら、ここでしか味わえない限定ジェラートを食べるのも人気があります。
<施設情報>
施設名 :新阿蘇大橋
住所 :熊本県阿蘇市南阿蘇村河陽4369-16
電話番号:0967-67-1112
サイト :https://kumamoto.guide/spots/detail/19360
可愛らしい円錐状の【米塚】を車内から眺める
新阿蘇大橋を過ぎると、いよいよバスは阿蘇山を登っていきます。
阿蘇の絶景車窓を楽しみながらの移動となりますが、途中、形の整った円錐状の山が見えてくるはずです。
これは「米塚」というスコリア丘で、約3300年前に起きた噴火によって形成されました。
頂上には、直径約100mのくぼみがあり、このくぼみが笑ったときに出るえくぼに似ていることから「阿蘇のえくぼ」ともいわれています。
夏の新緑や秋のススキなど、季節によってちがう景色を見られるのも魅力。
バスからの車窓で、可愛らしいフォルムをした米塚を眺めてみてください。
<施設情報>
施設名 :米塚
住所 :熊本県阿蘇市乙姫
電話番号:0967-34-1600
サイト :https://kumamoto.guide/spots/detail/11968
噴煙を間近で見られる【中岳火口】
次に訪れるのは、阿蘇観光のメインともいえる「中岳火口」です。
そもそも、阿蘇山というのは1つの山ではなく、中岳・烏帽子岳・高岳・根子岳・杵島岳の「阿蘇五岳」を総称して阿蘇山と呼びます。
その阿蘇五岳のうち、現在も活発な火山活動を続けているのが中岳で、激しい噴煙や火口を間近で見られる、阿蘇山で最も人気のあるスポットです。
貸切バスで火口付近まで移動する場合は、バスのサイズに注意
中岳火口を観光する際、山頂までの移動はシャトルバスに乗る方法と、自分たちが乗ってきた車で行く方法があります。
貸切バスで行くこともできますが、バスのサイズに注意が必要です。
大型バスは通行できないので、その場合は阿蘇山西駅から運行しているシャトルバスに乗りましょう。
以前は、この区間をロープウェイが走っており、世界で初めて活火山に架けられたロープウェイとして人気を集めていましたが、2016年の熊本地震や、その後の活発な噴火活動により、ロープウェイは廃止してしまいました。
中岳火口に最接近
シャトルバスで山頂に到着したら、いよいよ中岳火口の見学へ。
中岳火口を見学する際、火口周辺が5つのゾーンに分けられていて、その時の火山活動の状況や風向きによって入れるゾーンが日々変化します。
5つのゾーンのうち、見学できるのは4つのみです。
火山ガスは常に発生しているので、体調の変化には充分注意しながら見学しましょう。
見学できる4つのゾーンの特徴を紹介していきます。
旧火口群を見られる【B-1ゾーン】
中岳火口には、全部で7つの火口がありますが、現在も活動を続けているのは1つだけ。
残りの6つは、噴火口跡のみを残しており、その活動していない旧火口群を見ることができるのが「B-1ゾーン」です。
噴煙などは見られませんが、火口の大きさに圧倒されます。
活動中の火口に近づける【B-2ゾーン】
「B-2ゾーン」は、中岳で今も活動を続ける第1火口を間近に見られる場所です。火口の直径は約600m、深さは約130mもあり、少し落ち着いているときは、エメラルドブルーの火口を、活発なときは激しい噴煙を見ることができます。
活動を続ける火口を間近に見られる機会はなかなかないので、規制されていなければ、B-2ゾーンは必ず訪れてほしい区域です。
見晴らしの良い【Cゾーン】
少し火口から離れた場所にある「Cゾーン」は、シャトルバスの山頂駅や駐車場のある区域です。
広場のようになっており、火口を覗くことはできませんが、中岳火口の外壁などを見渡すことができます。
展望台のある【Dゾーン】
「Dゾーン」には、もしもの際に利用する退避場があり、その2階が展望台になっています。
中岳火口をはじめ、360度のパノラマ絶景を楽しむことができるのが特徴です。
噴火の際に飛んできた噴石もいくつか見られ、その大きさの石が降ってくることを想像すると恐怖を覚えます。
<施設情報>
施設名 :中岳火口
住所 :熊本県阿蘇市黒川
電話番号:0967-34-0554
サイト :http://aso-san.com/map/kakou/
休憩ができる中間絶景ポイント草千里
中岳火口を満喫した後は、少し下って「草千里ヶ浜」へ移動します。
ビューポイント、フォトスポットが多数存在しているだけでなく、ドライブインで食事や休憩をすることができますので、立ち寄りポイントに入れておきましょう。
【ニュー草千里】で絶景ランチを楽しむ
草千里ヶ浜も、阿蘇山の観光で外せないスポットですが、観光する前に、まずは腹ごしらえ。
「ニュー草千里」というドライブイン施設があり、2階にある展望レストランでランチにしましょう
ガラス張りの大きな窓からは、阿蘇の絶景を眺めることができるので、景色を楽しみながら食事できます。
レストランでは、阿蘇名物の「あか牛」を使ったあか牛丼やステーキ定食、小麦粉を練った団子と野菜を煮込んだ熊本県の郷土料理「だご汁」に「馬刺し」など、熊本県のグルメが人気です。
1階の物産館で、ニュー草千里限定のお土産を購入することもできます。
<施設情報>
施設名 :ニュー草千里
住所 :熊本県阿蘇市永草2391-15
電話番号:0967-34-0131
サイト :http://www.newkusasenri.com
広大な草原が広がる【草千里ヶ浜】
ニュー草千里で熊本県のグルメに舌鼓を打った後は、阿蘇を代表する観光スポットの1つ「草千里ヶ浜」へ。草千里ヶ浜は、阿蘇五岳の1つ「烏帽子岳」の北麓に広がる、東京ドーム16個分もの広さを誇る草原です。その大草原には、牛や馬が放牧されており、雄大な大自然に広がる牧歌的な雰囲気が人気を集めています。
そんな草千里ヶ浜の楽しみ方を紹介。
皆さんは、草千里ヶ浜をどのように楽しみたいですか。
大草原を散策
草千里ヶ浜は、自由に散策できます。
放牧された馬や牛を眺めながら、のんびりと草原散策を楽しみましょう。
草原内にある小高い丘に登って、高い位置から草千里ヶ浜を見渡すのもオススメです。
雄大な草原で乗馬体験
普通に散策するだけでは物足りないという方には「乗馬体験」がオススメです。
動物園や牧場などで、乗馬をしたことがあるという方もいると思いますが、雄大な草原の広がる草千里ヶ浜での乗馬は一味ちがいます。
阿蘇草千里乗馬クラブが運営する乗馬体験は、5分、20分、30分の3つのコースから選べ、120cm以下のお子様であれば2人乗りも可能。
写真・ビデオ撮影もOKなので、大草原をバックに、乗馬をしている写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
乗馬体験は、3月上旬から11月末まで楽しめます。
<施設情報>
施設名 :阿蘇草千里乗馬クラブ
住所 :熊本県阿蘇市赤水1929
電話番号:0967-34-1765
サイト :http://aso-san.com/map/kusasenri/jyouba/
【草千里展望所】から360度のパノラマ絶景を堪能
ランチをしたニュー草千里のすぐ横にある階段を登ると、「草千里展望所」があります。
草千里ヶ浜を散策や乗馬で楽しんだ後は、草千里展望所から草千里ヶ浜全体を眺めてほしいです。
近くで見ているとわかりにくいかもしれませんが、草千里ヶ浜は烏帽子岳の火口跡にできた草原で、展望所から全体の形状を見ると、火口跡というのがよくわかります。
草千里ヶ浜の景色以外も見ることができ、さきほど車窓から見た米塚や、噴煙を上げる中岳など、360度の絶景が楽しめるのも魅力です。
<施設情報>
施設名 :草千里展望所
住所 :熊本県阿蘇市永草
電話番号:0967-34-1600
サイト :https://kumamoto.guide/spots/detail/12528
四季折々で表情を変える草千里ヶ浜
草という名前が付くぐらいなので、草千里ヶ浜に対して緑色のイメージをもつかもしれませんが、魅力はそれだけではありません。
秋はススキで黄金に輝き、冬は雪の積もった白銀の世界に生まれ変わります。
季節によって表情を変えるので、1年中楽しめるスポットです。
<施設情報>
施設名 :草千里ヶ浜
住所 :熊本県阿蘇市草千里ヶ浜
電話番号:0967-34-1600
サイト :https://kumamoto.guide/spots/detail/210
阿蘇山について学べる【阿蘇火山博物館】
草千里ヶ浜にある「阿蘇火山博物館」は、雄大な大自然を体感すると同時に、阿蘇山の成り立ちなどを知ることもできる施設です。
レストランのあるニュー草千里に隣接しており、1階はビジターセンター、2階から上が博物館となっています。
阿蘇山の歴史や地質、動植物などについての常設展示をはじめ、現在も活発な活動を続ける中岳火口のライブ映像も上映。
規制で中岳火口に近づけなかった方も、迫力あるワイドスクリーンで、リアルタイムの火口を見るチャンスです。
ガイドツアーに参加するのもオススメ
阿蘇火山博物館では、阿蘇山のさまざまな魅力を体感できるいくつかのガイドツアーが用意されています。
草千里のガイドツアーは、阿蘇の動植物や火山のことなどを聞きながら散策が楽しめるので、より理解の深まる散策になること間違いなしです。
<施設情報>
施設名 :阿蘇火山博物館
住所 :熊本県阿蘇市赤水1930-1
電話番号:0967-34-2111
サイト :http://www.asomuse.jp
【阿蘇登山道路】を通って帰路へ
中岳火口、草千里ヶ浜と、阿蘇を代表する観光スポットを楽しんだら、旅もいよいよ終わりを迎えます。
道中、日本百名道に数えられ、「阿蘇パノラマライン」とも呼ばれている「阿蘇登山道路」を通って帰るので、ぜひ窓の外にも注目してみてください。
通るころはちょうど夕暮れ時なので、夕日に染まる阿蘇山が広がっているはずです。
大きな窓の貸切バスで、絶景車窓を満喫して帰りましょう。
山道も気にならない貸切バスで阿蘇山へ
熊本県の阿蘇を満喫する旅に行ってみたくなったでしょうか。
阿蘇までの道のりは、山道を進まなければいけないので、運転が慣れていない方には少し大変です。
貸切バスなら、運転は全てプロの運転手にお任せできるので、その心配がいりません。
大きな窓で絶景車窓を楽しめるだけでなく、レンタカーや自家用車にないメリットもたくさんありますよ。
ぜひ、貸切バスで熊本県阿蘇を満喫してみてください。