こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
世界に誇る日本のシンボル「富士山」。
その富士山を望む旅をするとしたら、皆さんはどこへ訪れますか。
間近で見るなら山梨県、海と一緒に見るなら静岡県や神奈川県など、楽しみ方によって目的地もさまざまです。
そこで今回は、神奈川県の箱根から山梨県へ、芸術と富士山を満喫する旅を紹介します。
モデルコース紹介
箱根~仙石高原~箱根湿生花園~箱根サン・テクジュペリ星の王子様ミュージアム~箱根ガラスの森美術館~乙女峠~御殿場~須走IC~東富士五湖道路~河口湖IC~富士スバルライン~富士山五合目・小御嶽神社~河口湖~忍野八海~山中湖
旅のメインは「富士山」ですが、もちろん見どころはそれだけではありません。
最初の目的地となる箱根・仙石原エリアでは、自然に加えてアートな箱根の魅力も満喫。
メインとなる富士山も、絶景を見ながらのランチや、富士五湖の湖越しで堪能でき、かなり濃い1日になるはずです。
自然と芸術を満喫できる【箱根・仙石原高原】
まず訪れるのは「仙石原高原」です。
ススキの群生地として知られ、秋になると東京ドーム4個分もの広さが黄金に輝きます。
ほかにも、美術館などの芸術を感じられる施設が多く集まる場所でもあり、温泉だけではない箱根の魅力を楽しめるエリアです。
ここからは、仙石原高原エリアの人気スポットを紹介していきます。
朝に箱根を出発
神奈川県西部に位置する箱根町は、温泉地として人気のスポットです。
そんな箱根の温泉を満喫した次の日、足を伸ばして富士山周辺に向かいます。
内容盛りだくさんのコースとなっているので、朝は少し早めの出発です。
【箱根湿生花園】で日本各地の植物を観察
仙石原高原に到着したら、まずは「箱根湿生花園」を訪れます。
箱根湿生花園は日本初の湿生植物園で、神奈川県で唯一残る湿原の「仙石原湿原」を保護するのと同時に、多くの人に知ってもらうことを目的に開園した植物園です。
日本全国の湿地帯植物をはじめ、高山植物や海外の珍しい山草など約1,700種類の植物を観察できます。
注目は約2万株の「ミズバショウ」。
春の訪れを告げる花として知られるミズバショウが咲き誇る光景は必見です。
整備されて観察しやすい順路
湿原って少し歩きにくそうというイメージがあるかもしれませんが、箱根湿生花園は全くそんなことはありません。
木道の散策路で平坦になるように整備されており、車椅子の方も問題なく散策できます。
園内は植物の環境によって8つに区分され、標高の低い場所から高い場所へ、初期の湿地から発達した湿地の順で観察できるようになっています。
<施設情報>
施設名 :箱根湿生花園
住所 :神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817
電話番号:0460-84-7293
サイト :https://hakone-shisseikaen.com
童話の世界に迷い込む【星の王子さまミュージアム】
箱根湿生花園からバスに乗って5分、次の目的地「星の王子さまミュージアム」に到着します。
星の王子さまミュージアムは、童話「星の王子さま」とその作者「サン=テグジュペリ」をテーマにした世界で唯一のミュージアムで、サン=テグジュペリの生誕100年を記念して作られました。
星の王子さまに関する展示をはじめ、サン=テグジュペリが生まれ育ったフランスの街並みが再現されていたり、彼の生涯を紹介する展示もあります。
園内を散策するだけでも楽しめる
童話の世界観などを再現した星の王子さまミュージアムの園内は、どこを切り取ってもフォトジェニックです。
フランスの街並みを再現した王さま通り、サン=テグジュペリが幼少期に過ごしたサン=モーリス・ド・レマンス城など、箱根にいることを忘れてしまうような空間に包まれています。
教会内部にあるステンドグラスには、童話に登場するキャラクターが隠れているので、ぜひ探してみてください。
<施設情報>
施設名 :星の王子さまミュージアム
住所 :神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909
電話番号:0460-86-3700
サイト :https://www.tbs.co.jp/l-prince/
ガラス細工の体験も楽しめる【箱根ガラスの森美術館】
星の王子さまミュージアムの次は「箱根ガラスの森美術館」へ向かいます。
歩いて行く場合、乗ってきた貸切バスは美術館に先回りしてもらうことも可能です。
星の王子さまミュージアムと箱根ガラスの森美術館のセット券が販売されているので、そちらを購入しましょう。
前置きが長くなりましたが、箱根ガラスの森美術館は日本初のヴェネチアングラス専門の美術館です。
15世紀から19世紀にかけてのヴェネチアングラス作品が展示されています。
最盛期の15世紀から16世紀の作品と、19世紀後半に復活した現代ヴェネチアングラスは、少し特徴がちがうので、そのちがいを見比べてみてください。
ガラスの体験工房で思い出づくり
箱根ガラスの森美術館では、ガラス細工の体験を楽しむこともできます。
サンドブラストとフュージングの2種類の体験工房がありますが、今回は時間をたくさん取ることが難しいので、少ない時間で体験できるフュージングの体験工房へ。
フュージングとは、さまざまなガラスを組み合わせ、熱で溶かして作品を作る技法のことで、世界に1つだけのオリジナルアクセサリーを作ることができます。
約20分ほどで体験でき、出来上がった作品は配送してもらうこともできるので、時間の少ない今回のプランにオススメです。
<施設情報>
施設名 :箱根ガラスの森美術館
住所 :神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
電話番号:0460-86-3111
サイト :https://www.hakone-garasunomori.jp
【乙女峠】を通って山梨県へ
箱根ガラスの森美術館を満喫した後は、いよいよ山梨県に向かいますが、ちょっと寄り道してみませんか。
仙石原から山梨県へ移動する際の通り道にある「乙女峠」は、富士山の絶景が望めるスポットです。
富士山をバックに、御殿場市街が眼下に広がる光景は、「富士見三峠」の1つに数えられています。
【FUJIMI CAFE】と展望台から景色を楽しむ
乙女峠を訪れたら、ぜひ「FUJIMI CAFE」に立ち寄りましょう。
富士山の絶景はもちろん、静岡県産の「あしたか牛」を使ったハンバーガーなど、地元の食材をふんだんに使用したグルメを味わえます。
ちょうどお昼時に通るので、ランチをFUJIMI CAFEで楽しむのはいかがでしょうか。
FUJIMI CAFEの横に遊歩道があり、その道を進んだ先にある展望台もオススメの絶景スポットです。
<施設情報>
施設名 :FUJIMI CAFE
住所 :静岡県御殿場市深沢1816
電話番号:0550-82-3279
サイト :https://www.fujimi-cafe.com
バスで富士山を登って五合目へ
いよいよ山梨県に入り、まずは富士山をバスで登ります。
今回訪れるのは、吉田ルートの五合目です。
標高約2,300mからの絶景を楽しめ、眼下に広がる河口湖や山中湖、運が良ければ雲海が見えることも。
売店や神社など、施設も充実しており、登山以外の目的で訪れる観光客も多いスポットです。
標高約2,300mというかなり高い場所の富士山五合目ですが、そんな場所に神社が鎮座しています。
937年創建の「冨士山小御嶽神社」は、縁結びの神様として知られる「イワナガヒメノミコト」と「天狗様」を祀る神社です。
天狗にちなんだ宝物をはじめ、くぐると縁結びや家内安全のご利益がある「勝男木くぐり」、ご来光も見える「日の出展望台」など、見どころはたくさんあります。
<施設情報>
施設名 :冨士山小御嶽神社
住所 :山梨県富士吉田市上吉田小御岳下5617
電話番号:0555-72-1475
サイト :https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p_9503.html
記念切手や限定消印がもらえる【富士山五合目簡易郵便局】
富士山五合目には「富士山五合目簡易郵便局」という郵便局も設置されています。
ここを訪れたら、自分や家族に手紙を送ってみるのがオススメです。
富士山五合目簡易郵便局から手紙を送ると、限定の風景消印を押してもらえるので、きっと良い思い出になりますよ。
ここでしか買えない記念切手や、富士山の形をした木製ハガキなどのオリジナル商品も購入できます。
<施設情報>
施設名 :富士山五合目簡易郵便局
住所 :山梨県南都留郡鳴沢村富士山8545-1
電話番号:090-4077-3776
サイト :https://map.japanpost.jp/p/search/dtl/300108826000/
河口湖から山中湖へ富士山の絶景スポットめぐり
いよいよ旅も終盤となり、富士山の絶景スポットをめぐります。
富士山五合目から、再び富士スバルラインを通って河口湖へ。
富士山五合目を訪れる観光客も多いので、富士スバルラインはたびたび渋滞しますが、貸切バスなら運転しなくていいので、渋滞知らずの時間を過ごせます。
河口湖の【産屋ヶ崎】から富士山を眺める
富士スバルラインを出ると、すぐに河口湖へ到着します。
富士五湖の1つに数えられる「河口湖」には、魅力的なスポットがたくさんありますが、そのうちの1つ「産屋ヶ崎(うぶやがさき)」は必見の絶景スポットです。
河口湖の北岸に位置する産屋ヶ崎からは、河口湖と富士山の眺望を楽しめます。
天候に恵まれれば、湖面に富士山が映る「逆さ富士」が見られるかもしれませんよ。
<施設情報>
施設名 :産屋ヶ崎
住所 :山梨県南都留郡富士河口湖町浅川
電話番号:0555-72-3168
サイト :https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_3446.html
透明度抜群のパワースポット【忍野八海】
河口湖と山中湖の中間に位置する「忍野八海(おしのはっかい)」は、富士山の伏流水を水源とする8つの湧水池の総称です。
江戸時代には、富士登山前の巡礼地に定められ、多くの人々が身を清めていました。
そのことから、忍野八海はパワースポットとしても人気。
巡礼の順番は決まっていたので、その順番に沿って池をめぐるとご利益を得られます。
いくつかの池は富士山と一緒に見ることができ、そのうち「涌池」は人気の眺望スポットです。
<施設情報>
施設名 :忍野八海
住所 :山梨県南都留郡忍野村忍草
電話番号:0555-84-4221
サイト :http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/8lake.html
【山中湖】は富士山と夕日を見る絶好のスポット
旅の最後に訪れるのは、富士五湖の1つの「山中湖」です。
5湖のうち、最も富士山と夕日を見るのにオススメな場所で、11月中旬と2月上旬には、富士山の頂上に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」を見ることができます。
山中湖で富士山を眺めるオススメのスポットは2カ所。
湖が目の前の公園か、高台から見下ろせる展望台となるので、皆さんがどんな富士山を見たいかによって、目的地を選ぶといいですよ。
かなりの近さで富士山を眺められる【長池親水公園】
山中湖越しの富士山を見たい方にオススメなスポットは、山中湖北岸に位置する「長池親水公園」です。
富士山に1番近い公園なので、長池親水公園から見る富士山は、その迫力に圧倒されます。
11月中旬と2月上旬のダイヤモンド富士が見られるスポットとしても人気です。
<施設情報>
施設名 :長池親水公園
住所 :山梨県南都留郡山中湖村平野
電話番号:0555-62-9977
サイト :https://www.yamanashi-kankou.jp/viewpoint/pub/pvp038.html
富士山と山中湖を一望できる【山中湖パノラマ台】
山中湖から三国峠に向かう途中にある「山中湖パノラマ台」は、高台から山中湖と富士山を眺められる絶景スポットです。
ススキの名所としても知られ、秋の夕暮れには、あたり一面が黄金色に輝きます。
河口湖で湖越しの富士山は見たので、山中湖では高台から富士山を見たいという方にオススメです。
<施設情報>
施設名 :山中湖パノラマ台
住所 :山梨県南都留郡山中湖村平野
電話番号:0555-62-9977
サイト :https://www.yamanashi-kankou.jp/viewpoint/pub/pvp037.html
貸切バスに乗って箱根と山梨を満喫
箱根から始まり、富士山の美しい夕日で締める旅に行ってみたくなったでしょうか。
レンタカーや自家用車で行くのもいいですが、渋滞が気にならなかったり、余計な移動を減らせる貸切バスもオススメです。
大きな窓をもつ貸切バスなら、富士山の車窓もより見やすいですよ。
ぜひ貸切バスに乗って、箱根と山梨県を満喫してみてください。