団体移動に便利な貸切バス。皆さんも1度は遠足などで利用したことがあるでしょう。
近年、貸切バスは合宿の移動手段として人気を集めています。
今回は、貸切バスを合宿で利用する場合の利点や人気の車種、モデルプランと参考料金、準備することなど網羅的に紹介します。また、貸切バスを割安で借りる方法も提案します。
Contents
夏のイベント!合宿での利用が学生の方に大人気
夏の貸切バスの利用は特に、学校の部活動や民間クラブの合宿に根強い人気があります。それでは、「どんな部活動に利用されているのか」と「利用した方の声」を見てみましょう。
どんな部活動に利用されているのか
合宿で貸切バスを利用する部活動はたくさんあります。その中でもよく利用されているのが野球部、サッカー部、バスケットボール部、吹奏楽部です。これらの部活動は人数や荷物が多いため、団体移動ができる且つ、荷物が積める貸切バスが最適です。
ほとんどの学校やクラブチームは毎年決まった時期に合宿をするため、歴代の主将が次期主将へと引き継ぎを行い、スムーズに貸切バスを手配できるようにしているようです。
上で紹介した部活動だけではなく、弓道や剣道など大きな荷物や道着がある部活動にも人気です。このような部活動は、合宿場が遠いほど荷物の持ち運びが困難になるため貸切バスで移動するのがオススメです。
そのほかにも、学校内で「この前、野球部の合宿で貸切バスを利用したよ」などと口コミが広がり、「合宿に行くなら貸切バス」ということが周知されてきていることも根強い人気の要因でしょう。
利用した方の声
「バス旅ねっと」で貸切バスを利用した方の声を紹介します。
2020年02月 N様
2日間本当にお世話になりました。何度も変更をかけたり、大変ご迷惑をおかけした部分もありましたが、配慮して下さり、本当に感謝しております。
担当して下さった方も、バスの運転手の方もとても良くしてくださって、また利用させて頂きたいと思いました。
ありがとうございました。
2020年02月 A様
色々とご迷惑をお掛けしましたが、その度に迅速で丁寧な対応をして下さりありがとうございました。
2019年11月 K様
親切にこちらの要望に細かく対応して頂きありがとうございました。
また、乗務員さんはとても話しやすく、快適な環境のもと楽しいバス旅行になりました。
2019年05月 S様
数日前の行程変更を快く受けてくださり、また、連絡も細かにやり取りができたので安心でした
2019年02月 K様
2回目の利用でした。前回よりも大きなトランクのバスを希望しました。きちんと前回よりもトランクの大きいバスが手配されており、荷物を全て載せることができて良かったです。希望通りのバスを手配して下さりありがとうございました。
合宿利用での口コミをもっと見る
https://bus-tabi.net/voice_purpose/club/
バス旅ねっとはお客様の合宿運行をサポートいたします
合宿をする際は人数や時間が変わることもあるでしょう。変更によって追加料金が発生する場合もありますが、「バス旅ねっと」では可能な限りお客様の望む運行に対応し、安心や満足の声をたくさんいただいています。
また、1度貸切バスを利用して納得のいく合宿が進行できた方は、来年、再来年と連続で利用する団体もたくさんいます。
貸切バスが合宿に役立つ5つの利点
合宿を計画する時、移動手段は何を思い浮かべますか?
電車や新幹線など、大人数でも移動できる交通機関はたくさんありますが、貸切バスが1番便利です。ここでは、合宿に役立つ貸切バスの利点を5つ紹介していきます。
①合宿に集中できる
合宿は宿泊施設や移動の手配など、さまざまな準備が必要になります。移動手段を貸切バスにすれば乗車券や乗り換えが不要なので面倒な手配から解放されます。
また、みんなでまとまって移動できるので「集合から合宿の始まりだ」と気持ちを引き締め、合宿に集中することができます。
②車内でミーティングやチームワークの醸成ができる
せっかくの合宿なのに、到着するまでただ時間をやり過ごすのはもったいないです。貸切バスはプライベート空間なので移動中にミーティングをするなど、時間を有効活用できます。
例えば、練習試合のビデオを観ながら反省会をしたり、車内でチームの士気を高める団体グループもいます。合宿場までリラックスしてイメージトレーニングができるのも貸切バスだからこそのメリットです。
③荷物の多い合宿でも安心
合宿は連泊するので荷物が多くなりがちです。電車や新幹線での移動だと、荷物を持ったまま乗り換えをすることになるためとても大変です。また、車内に忘れ物をしてしまうと余計に負担となります。
貸切バスならトランク付きの車輌を選べるので大きな荷物も問題なく積み込め、忘れ物の心配も必要ありません。
④スケジュールの管理をしやすい
貸切バスは自分たちの練習メニューに合わせて行程を作成できます。当然、ほかの交通機関で合宿場へ向かう時も予定表は作ると思いますが、集合時間に間に合わなかった人やはぐれた人がいれば予定通りに進まないことも多いです。電車なら最悪の場合、1本見送るなんてこともあるでしょう。
貸切バスは、集合場所から合宿場まで直通なので無駄な時間はゼロです。そして、部員も荷物もまとまって移動するのでスケジュール通りに進行しやすいです。行程作成時に希望の発着地や時間を指定できるので、スケジュール管理をしっかり行えます。
⑤費用を抑えられる
貸切バスは電車と比べても移動コストで引けをとりません。大学生の合宿や民間クラブの活動などは予算に限りがあり、できるだけ費用を抑えたいという団体も多いでしょう。
貸切バスの料金は1席単位ではなく、バス1台当たりの料金なので定員数に適した車種を利用すれば個人の負担額は安くなります。
電車との違い
貸切バスと電車の違いを見てみましょう。
料金面だけでなく、利便性や機能面も踏まえて表で比較していきます。
このように、料金面ではそれほど差がなく移動の利便性や機能面を見ても貸切バスのほうが利用しやすく便利でしょう。
合宿で人気の車種BEST3
続いて合宿で人気の車種、BEST3を順番に紹介します。
車種ごとの特徴とどんな団体に人気なのかを伝えます。
第3位:マイクロバス
第3位は、マイクロバスです。定員数は通常、補助席を含めて27人です。トランクが付いていない車輌にはなりますが、15~20人程度で利用するなら空席に荷物を置けるので充分快適に移動できます。マイクロバスは、人数が比較的少ない柔道や剣道、テニス部に人気です。
荷物が多い場合は車内後方に荷物スペースが付いた車輌を指定する方もいます。ただし、後部座席をたたんだ部分を荷物スペースとしているため定員数は20~23人までとなります。
荷物スペース付きのマイクロバスは大型のスーツケースでも2段に積み重ねれば約10程度入る容量です。
設備はテレビ、CD、DVD、マイク、冷蔵庫が付いた車輌もあります。利用を希望する場合はバス会社に連絡しておきましょう。
第2位:中型バス
第2位は、中型バスです。定員数はマイクロバスと同様に27人です。マイクロバスと違う点は、補助席が無いということです。全員が正座席に座れるので快適さは平等です。座席はリクライニング付きなので長時間の乗車する場合もリラックスして移動できます。
中型バスは、20~25人程度のサッカーやバスケットボール、軽音部などに人気です。
中型バスのトランクには大型のスーツケースが約20個程度入ります。ボストンバックや2~3泊用のスーツケースなら人数分入るでしょう。
設備はマイクロバスよりも豊富で、テレビ、CD、DVD、冷蔵庫、湯沸かしポット、カラオケ、マイク、ビンゴゲーム、サロンタイプが付いています。
サロンタイプとは後部座席がコの字型になった車輌のことで、真ん中にテーブルを置いて向かい合って座ることができるのでミーティングなどに活用できます。
サロンタイプは人気につき満車となりやすいため、早めにバス会社へ問い合わせておきましょう。
第1位:大型バス
栄えある第1位は、大型バスです。定員数は補助席を含めて最大60人までで、まさに団体移動にもってこいの車輌です。大型バスは吹奏楽部や野球部に人気です。
座席はもちろんリクライニングが付いており、座席間隔は成人男性でも窮屈に感じることなく座われるので快適に移動できます。
大型バスのトランクは大型スーツケースが約30~40個入る容量です。荷物の多い部活動の合宿には最適です。
設備は中型バスと同じく、テレビ、CD、DVD、冷蔵庫、湯沸かしポット、カラオケ、マイク、ビンゴゲーム、サロンタイプが付いています。
大型バスは荷物や人数の多い合宿に絶大な人気があり、夏休みの時期にはすぐに満車となります。計画は早めにしておくことをオススメします。
合宿プランと参考料金
2泊3日の合宿プランを2種類紹介します。1つ目は往復のみの送迎パターン、2つ目は中日も貸切バスを利用するパターンです。各車種ごとの参考料金も表にしています。
往復のみの送迎パターン(東京都 ⇄ 埼玉県)
この合宿プランは、合宿場までの往復のみ運行するパターンです。 今回合宿場として紹介する「養浩亭」は埼玉県にあり、体育館、グラウンド、テニスコートが付近にあり、宿泊施設からの送迎も相談すれば対応してもらえるようです。会議室ホールでは音楽練習が可能なため、吹奏楽や軽音部、コーラス部の方も利用できます。
【移動プラン】
※走行距離は520kmと想定しています。(回送距離含む)
※運転手は宿泊せず、回送します。
現地滞在中も貸切バスを利用するパターン(東京都 ⇄ 神奈川県)
この合宿プランは、現地滞在中も貸切バスを利用するパターンです。ここで紹介する「民宿ロッヂ 八戒荘」は神奈川県にある合宿場です。ロッジからテニスコートまではバスで約5分で、初日から最終日までの練習場への往復運行もする内容になります。
徒歩で練習場に向かうのが難しく、現地での移動にも貸切バスを要する場合はこのような行程が人気です。
【移動プラン】
※走行距離は3日間わせて250kmと想定しています。(回送距離含む)
※運転手は現地で宿泊します。(2泊)
貸切バスを割安で借りる3つの方法
「貸切バスの利点や人気の車種、参考料金は分かったが、もっと安く借りられる方法はないの?」と思っている方に朗報です。ここでは、貸切バスを割安に借りる方法を3つ紹介します。
是非、行程を組む時の参考にしてみてください。
中日は貸切バスを利用しない
貸切バスの料金は、走行距離と利用時間をもとに算出しています。
つまり、現地に到着してからも、練習場から宿泊先の往復などで利用すればその分料金が発生します。
施設内に練習場が備わっていたり、練習場まで徒歩で向かえる合宿場はたくさんあります。このように、現地での移動が不要な場合は出発地から合宿場までの往復のみ貸切バスを利用すれば割安に借りることができます。
利用日は平日を狙う
貸切バスは土曜、日曜、祝日に利用されることが多く満車になるのが早いです。また、対応できる車輌が少なくなるほどバス料金は割高になります。そのため、平日を狙えば比較的安く借りることができます。
ただし、繁忙期のシーズンであれば平日でも満車となる場合があるので注意しましょう。
早めに計画する
上の「利用日は平日を狙う」に繋がる話ですが、貸切バスを利用する際は早めに計画しましょう。貸切バスは大人数で移動するため、早くからスケジュールの確認や打ち合わせを綿密にするほど合宿を進行しやすくなります。
早い方は、半年~1年前から車輌を予約しています。期間に余裕をもって予約するほど貸切バスは割安で借りることができます。
合宿で貸切バスを利用する時に必要な準備
合宿の内容や行程にもよりますが、貸切バスを利用する時に必要な準備があります。
それでは、どんな準備が必要なのか説明していきます。
貸切バスの駐車場
皆さんが乗車していない間、貸切バスは駐車場で待機します。基本的に合宿場などにはバスで訪れる団体も多く、敷地も広いためバスを停められる充分なスペースはあると思いますが、合宿場を予約する際に駐車場があるか必ず確認しておきましょう。
2泊3日以上の合宿で中日に貸切バスを利用しない場合は、バス会社の車庫へ回送することもあります。その場合は、駐車場を手配する必要がありません。運行の流れをバス会社と打ち合わせておきましょう。
運転手の宿
移動距離が長い場合、バスを一旦回送させるより、運転手も現地に宿泊したほうがバス料金が安く済むことがあります。その際、皆さんの宿泊先だけでなく運転手の宿も手配しなくてはなりません。
皆さんがコテージやロッジに宿泊する際は、運転手は近くのビジネスホテルに宿泊するケースが多いです。なぜなら、コテージなどでは共用スペースが多く、運転手が気を遣って体を休められないこともあるからです。運転手の宿は、個室であることと1泊2食付き(夕食・朝食)であることが条件となります。
宿を探すのが面倒な場合は、貸切バスの手配専門の旅行会社に依頼すればバス車輌と運転手の宿をまとめて予約してくれる会社もあります。
※目的地からバス会社の車庫が近く、回送したほうが安くなる場合は運転手は宿泊せず、車庫に帰ることもあります。
荷物量を伝える
合宿で貸切バスを利用する時は、荷物量を必ずバス会社に伝えておきましょう。貸切バスには全ての車輌にトランクが付いているわけではありません。トランク付きでも、容量は車輌により異なるためイメージ通りに荷物が積めないということもあります。
どんな荷物をいくつ積みたいか事前にバス会社へ伝えることで荷物量に適した車輌のアドバイスをくれます。
まとめ
今回は、貸切バスを合宿で利用する場合の利点や人気の車種、モデルプランと参考料金、準備することなどを紹介しましたが参考になりましたでしょうか。
合宿で貸切バスを利用する時のポイントを簡単にまとめました。
- 行程内容によるが、電車より貸切バスのほうが安く楽に移動できる
- 荷物が多い時は大型バスか中型バスが便利
- 荷物が少なく、できる限り安く利用したいならマイクロバスが良い
- 運転手の宿や駐車場が必要か事前に確認しておく
初めて貸切バスを手配する方は不安なこともあると思いますが、早めにバス会社や貸切バス専門の旅行会社に問い合わせれば、打ち合わせをしっかりと行えるため準備やスケジューリングも上手くいきます。この記事を読んで少しでも貸切バスを利用してみたいと思ってもらえると嬉しいです。