こんにちは!バス旅ねっと営業担当たけちゃんです。
突然ですが、「徳島県」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか。
日本三大盆踊りに数えられる阿波おどりや世界最大級の渦潮、四国お遍路のスタート地点となる第1番札所の霊山寺があるのも徳島県です。
今回は、そんな徳島県を訪れたら外せない定番スポットをめぐる旅を紹介します。
徳島から淡路島の洲本温泉まで、温泉旅行へ行くついでに徳島の魅力も満喫しませんか。
Contents
モデルコース紹介
徳島市内~瑞巌寺~阿波おどり会館~徳島中央公園(徳島市立徳島城博物館)~吉野川大橋~鳴門公園・亀浦観光港~鳴門観潮船~亀浦観光港~大塚国際美術館~大鳴門橋~神戸淡路鳴門自動車道~洲本IC~洲本市内
まず訪れるのは、徳島市のシンボルとしてそびえ立つ「眉山」の麓。
眉山といえば、山頂からの景色が魅力のスポットですが、今回は麓で景色以外の魅力を満喫します。
その後は、徳島県を代表する「渦潮」を見られるスポットへ。
渦潮を、上からと海からの両方で楽しみましょう。
最後に、紅白歌合戦に登場したことでも話題の美術館を訪れ、淡路島の洲本温泉に向かうプランです。
大きな窓で車窓を楽しめる貸切バスに乗って、こちらのプランを楽しみませんか。
【眉山】の麓で阿波踊りと江戸時代の庭園を楽しむ
徳島市内を出発し、まず向かうのは徳島市のシンボル「眉山(びざん)」です。
その名の通り、どこから見ても眉の形をしていることから名付けられた眉山は、
古くは万葉集にも詠まれ、長年徳島市のシンボルとして親しまれてきました。
眉山最大の魅力ともいえる山頂からの景色はもちろんオススメですが、今回は山頂へは向かいません。
眉山の麓で人気のスポットを訪れます。
眉山の斜面をうまく活用した庭園が見どころの【瑞巌寺】
眉山に到着したら、まずは「瑞巌寺」を訪れます。
臨済宗妙心寺派の寺院で、江戸時代の1614年に開山されました。
瑞巌寺の見どころは、江戸時代初期に造られた庭園。
眉山の傾斜をうまく利用した造りで、桃山式の池泉鑑賞式庭園です。
境内には、眉山の麓に湧く眉山湧水群の1つ「鳳翔水(ほうしょうすい)」や、キリスト教が禁止されていた江戸時代に、マリア像を灯籠に刻んで地蔵尊と偽っていた「切支丹灯籠」もあります。
<施設情報>
施設名 :瑞巌寺
住所 :徳島県徳島市東山手町3-18
電話番号:088-652-5968
サイト :https://www.city.tokushima.tokushima.jp/kankou/keikan/zuiganji.html
1年中阿波おどりを楽しめる【阿波おどり会館】
日本のみならず、世界中に知れ渡っている「阿波おどり」。
日本三大盆踊りの1つで、徳島県を代表する伝統芸能です。
一度は生で見てみたいと思っても、8月12日から15日の4日間という日程にうまく合わせられないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメしたいスポット「阿波おどり会館」を訪れます。
時期関係なく阿波おどりを楽しめる施設です。
毎日開催される阿波おどり公演で踊りをマスターしよう
阿波踊り会館を訪れたら、阿波おどりホールで開催される阿波おどり公演は必見です。
毎日4回公演で、会館専属の阿波おどりグループの踊り手たちが、阿波おどりを披露してくれます。
阿波おどりの歴史の紹介や、時代によって変わる踊りのちがいの紹介、阿波おどりに使用する三味線や太鼓などの鳴り物の紹介もあるため、阿波おどりのことをあまり知らなくても楽しめる公演です。
公演の後半には、阿波おどりの踊り方を教えてもらえるので、少しだけ阿波おどりに参加している気分も味わえます。
1番早い公演が11時から始まるので、そこに合わせて阿波おどりホールに向かいましょう。
阿波おどりへの理解をより深める
阿波おどり会館内にある「阿波おどりミュージアム」。
約400年を誇る阿波おどりの歴史を紹介している施設で、衣装や小道具の展示、昔の阿波おどりを再現したミニチュアの展示などもあります。
阿波おどり公演を見た後に訪れれば、少し阿波おどりについて知った後にミュージアムで深く知ることができるので、その順番で訪れるのがオススメです。
<施設情報>
施設名 :阿波おどり会館
住所 :徳島県徳島市新町橋2-20
電話番号:088-611-1611
サイト :https://awaodori-kaikan.jp
博物館やバラ園など魅力たっぷりの【徳島中央公園】
眉山の麓を満喫した後は、徳島市の中心部に位置する「徳島中央公園」へ向かいます。
JR徳島駅の北側に広がる徳島中央公園は、徳島城跡に整備された公園です。
お城があった頃の面影を感じられる石垣や門をはじめ、博物館や庭園、バラ園など、見どころはたくさん。
その中でも、徳島城の歴史を学べる「徳島城博物館」を今回は訪れます。
徳島藩や蜂須賀家の歴史を展示している【徳島城博物館】
日本百名城の1つにも数えられている徳島城。
江戸時代に阿波25万石として栄えていた徳島藩の藩主・蜂須賀氏が居城にしていました。
そんな徳島城や徳島藩、蜂須賀家の歴史を紹介しているのが「徳島城博物館」です。
徳島城を50分の1の縮尺で表現した模型や、当時の城下町の暮らしがわかる品などが展示されています。
日本で唯一現存している大名の和船で、出土品を除けば日本最古の和船でもある「千山丸」は必見です。
<施設情報>
施設名 :徳島城博物館
住所 :徳島県徳島市徳島町城内1-8
電話番号:088-656-2525
サイト :https://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/
世界に誇る徳島県の絶景【渦潮】を堪能できる鳴門公園
次に向かうのは、徳島県を代表する絶景の「渦潮」が見られる「鳴門公園」です。
世界三大潮流の1つに数えられている鳴門海峡の渦潮は、大きなもので直径20mにも達し、世界一大きな渦潮が見られます。
渦潮は、日によってベストな時間帯がちがってくるので、事前に公式サイトなどで確認してから行くのがオススメ。
迫力満点の渦潮を、橋の上から眺めたり、船に乗って間近で見てみましょう。
施設によって、入場料や乗船料がかかってきますが、2つの施設を利用できるお得なセット券もありますよ。
渦潮に近づける3種類の観潮船を比較
まずは、船から渦潮を見学。
鳴門海峡で渦潮に近づける観潮船は3種類あり、どれも渦潮との距離にちがいはないですが、特徴が少しずつ異なります。
皆さんが、どのように渦潮を見たいかで観潮船を選びましょう。
うずしお観潮船の【わんだーなると】
観潮船の3種類のうち、2種類は「うずしお観潮船」が運航しています。
そのうちの1つ「わんだーなると」は、399名まで乗れる大型の観潮船です。
大型船なので、潮の流れが激しい鳴門海峡でも、揺れが少ないのが特徴。
デッキからのんびりと渦潮を見ることができます。
うずしお観潮船の【アクアエディ】
うずしお観潮船が運航するもう1つの船が「アクアエディ」です。
アクアエディには、3種類の観潮船の中で唯一「水中展望室」が設置されています。
船の上からだけでなく、渦潮の海中の様子も見てみたいという方にオススメの観潮船です。
3種類の観潮船のうち、アクアエディのみ予約が必要なので注意しましょう。
<施設情報>
施設名 :うずしお観潮船
住所 :徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264-1
電話番号:088-687-0101
サイト :https://www.uzusio.com
【うずしお汽船】
うずしお汽船の特徴は、3種類の観潮船の中で最も渦潮に近い目線で見られる点です。
高さが低い船なので、渦潮の水飛沫がかかるほどまで近づけます。
世界最大の渦潮の迫力を間近で体感したい方は、うずしお汽船の観潮船がオススメです。
<施設情報>
施設名 :うずしお汽船
住所 :徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-63
電話番号:088-687-0613
サイト :https://www.uzushio-kisen.com
【渦の道】から渦潮を見る
観潮船から渦潮を満喫した後は、橋の上から渦潮を眺めましょう。
徳島県と淡路島を結ぶ「大鳴門橋」には、「渦の道」という遊歩道が設けられており、鳴門海峡を真上から見ることができます。
大鳴門橋は、将来的に鉄道が通れるよう2層構造にしていたため、その鉄道用に造られた下層を利用したのが「渦の道」です。
遊歩道の長さは約450m、海からの高さは約45mあります。
スリル満点のガラス床から渦潮が見える
渦の道には4つのガラス床があり、渦潮を真下に見ることができます。
1.2トンの重さまで耐えられるといいますが、それでもガラス床の上に立つとスリル満点。
そのまま渦潮に吸い込まれてしまいそうな気分になります。
渦潮は、満潮時と干潮時がベストな時間といわれていますが、渦の道から見る場合は干潮時の渦潮がオススメです。
干潮時の渦潮は、渦の道にあるガラス床の真下に出現しやすくなります。
<施設情報>
施設名 :渦の道
住所 :徳島県鳴門市鳴門町
電話番号:088-683-6262
サイト :https://www.uzunomichi.jp
鳴門公園は芸術も楽しめる
渦潮ばかりに注目しがちな鳴門公園ですが、見どころはほかにもあります。
次は、芸術を楽しめるスポットの紹介です。
日本最大級の美術館【大塚国際美術館】
鳴門公園内にあり、日本最大級の常設展示スペースを誇る「大塚国際美術館」。
2018年に大晦日の人気テレビ番組・NHK紅白歌合戦で登場したことで、この美術館を知ったという方も多いのではないでしょうか。
世界26カ国、190余の美術館が所有する名画約1,000点を、特殊技術によって原寸大に再現した世界初の「陶板名画美術館」です。
陶板名画とは
大塚国際美術館の特徴ともいえる陶板名画とは、陶器の大きな板に、原画に忠実な色彩と大きさで作品を再現したものです。
原寸大なので、今まで見たことのある作品も、こんなに大きかったのかと驚かされます。
本物の作品は、退色や劣化を防ぐことはできませんが、陶板名画であれば約2,000年はそのままの状態で保存できるので、名画の保存方法としても注目されている手法です。
モナリザやひまわりなどの名だたる作品に触ることもできる
普通、美術館に展示されている作品に触れることなんてほぼ不可能ですが、大塚国際美術館に展示されている、「モナリザ」や「ひまわり」などの名画のほとんどに触れます。
色彩や大きさだけでなく、質感もかなり忠実に再現されているので、それを知ることができるのは、大塚国際美術館だけです。
モネの「大睡蓮」は、なんと屋外に展示されており、屋外で名画を鑑賞するという、陶板名画ならではの貴重な体験もできます。
空間の環境展示も必見
大塚国際美術館には、名画だけでなく教会や聖堂なども展示されており、その空間をまるごと再現した「環境展示」は必見です。
NHK紅白歌合戦で登場した、バチカン市国の「システィーナ礼拝堂」やイタリアの「スクロヴェーニ礼拝堂」などの、壁や天井を忠実に再現した環境展示は、実際に訪れているかのような気分を味わえます。
<施設情報>
施設名 :大塚国際美術館
住所 :徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
電話番号:088-687-3737
サイト :https://o-museum.or.jp
大鳴門橋を渡って洲本温泉へ
旅もいよいよ終わりを迎え、ゴール地点となる淡路島の「洲本温泉」に向かいます。
徳島県から淡路島に渡る際は、先ほど渦潮を見た大鳴門橋を通るので、貸切バスの大きな窓からの景色を楽しみましょう。
大鳴門橋を渡るころは、ちょうど夕日の時間になると思うので、左側にはオレンジ色に染まる夕日と瀬戸内海、少し下を見ると渦潮を再び見られるかもしれませんよ。
洲本温泉は、淡路島最大の温泉地で、海沿いに温泉宿が立ち並んでいます。
オーシャンビューの景色を楽しみながら、旅の疲れを温泉で癒してくださいね。
徳島県の魅力を満喫する旅は貸切バスで
徳島県の定番スポットともいえる、阿波おどりにまつわるスポットや渦潮を見る旅の魅力は伝わったでしょうか。
貸切バスで行けば、大人数でも楽に移動できますし、大きな窓で景色を楽しめるのでオススメです。
今回紹介したプランは、徳島県から淡路島に向かうコースですが、貸切バスの行程は自由に組めるので、こういった片道で利用することもできます。
帰りも貸切バスを利用して、淡路島を観光するのもいいですし、洲本温泉から公共交通機関で直接帰ることも可能です。
自由度の高い貸切バスで、徳島県を満喫してみてください。